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君のおかげ

いつも履いていた青い靴の側面に小さな穴が空いていた。ショックである。歩き方が良かったおかげで靴底はそこまで消耗していない。まだ穴は小さいまだイケると言う自分と、大の大人が穴の空いた靴を履くとは如何なものかと言う自分で板挟みである。あの靴は19か20の時に買った靴で、それこそファッションに覚醒した時に買った靴である。捨てるにはまだ口惜しいが残りの人生後生大事に持っておくのも変な話である。どうしたものか…。どちらにせよ、よく踏ん張ってくれた。ありがとうと言いたい。

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