
千年王国
私が幾ら駄々をこねたって世界は回って行く。1秒後には何かが生まれて、さらに1秒後には何かを失う。人間が1000前を正確に知らない様に、1000年後もまた確かめようが無いのである。
世界は数学と物理で説明がつくのかもしれないが、それではロマンがない。全ての現象に説明がつくなど人間の傲慢で何かしらで説明がつかないのが世界であって欲しいものである。
千年王国を築こうとしたドイツ第三帝国と約2700年偶然にも続いてしまった日本とは決定的に違うことが少なくとも1つだけある。それは偶然性に身を任せたことだろう。1000年続くことを意図しようとした国は滅び、2700年続くと誰も予想してない国が今なお健在するとは皮肉な話である。