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【感想】産後ケア事業を利用してみた

こんにちは。はやま家。の妻です。
現在、2歳女児と2ヶ月男児の子育て中です。
今日のnoteは、先日、居住自治体が取り組んでいる産後ケア事業を利用してみたのでその感想を残したいと思います。



産後ケア事業とは

退院直後の母子に対して心身のケアや育児のサポート等を行い、産後も安心して子育てができる支援体制の確保を行う産後ケア事業について、少子化の状況を踏まえ、誰もがより安心・安全な子育て環境を整えるため、法定化により市町村の努力義務となった当事業の全国展開を図る。こども家庭センターにおける困難事例などに対する受け皿としても活用する。
※ 従来予算事業として実施されてきた「産後ケア事業」は、母子保健法の一部を改正する法律(令和元年法律第69号)により、市町村の努力義務として規定された(令和3年4月1日施行)

第4回こども家庭審議会成育医療等分科会 資料2-1

超ざっくり言うならば
子ども家庭庁「退院直後の母子へ心身ケアとかサポートしていこうぜ!市町村(自治体)さん、見込みやら体制やら内容決めてね~」
みたいな感じですかね?
・・・超ざっくり、そして解釈に相違あったらゴメンナサイ。
受ける側としては、「自治体が格安で産後の母子を助けてくれるサービス」くらいに認識していて、おそらくそこまで的外れではないはず。うん。

私の自治体は

どこも一緒なのでしょうか?よく分かっていませんので、「私の自治体は」という主語にさせていただきます。
私の自治体の産後ケア事業は以下4種類。

  • 宿泊型:母子で一泊二日泊まることができる。ご飯も2食?3食?くらい付いて赤ちゃん見ていてもらえるらしい。ただし、実施している施設は少ない。

  • 通所型:6時間滞在できる。ランチ、おやつ付き。←超人気。予約ぜんっぜん取れない。

  • 通所型(短時間):2~3時間滞在できる。(食事はナシ)

  • 居宅訪問型:助産師訪問のようなかんじ。

というかんじ。
そして、有り難いことにどれも格安なのです。(産後一年以内で、利用回数上限あり)

個人的に宿泊型は上の子もいるし荷物が多くなるので選択肢にはなく、
気になるのは通所型。何よりもランチが!食べたい!!
誰かが!私のために!作ってくれた食事を!温かいうちに!!!ゆっくりと目を瞑り咀嚼したあああああああい!!!!!!!!!!!!
という理由で(まぁもちろん他にも理由はありますよ)。

でも全っ然予約とれない。これ予約取れる日には子が1歳なってんちゃうんか・・・レベル。それは言い過ぎだけど。

通所型(短時間)を選んでみた

結局、母乳量と息子の体重が目下の悩みだったのでとりあえずプロ(助産師さん)にご意見伺おうと思い、短時間を予約。
持ち物も最低限で良いっぽいし(施設により異なるようです)、午前中だけでも行ってみよーと気軽な気持ち。

感想「控えめに言って、めっちゃ良い」

到着してみると

家から車で15分ほど、二階建ての民家の一階部分が産後ケア用の居室になったようなお宅へ到着。とてもきれい。
着いた瞬間に、女性(後に助産師さんと判明)が出てきてくれて、
「いらっしゃいませ~あ、赤ちゃん預かって体重とか測っておきますね~!ママと娘ちゃんははゆっくり入ってこられてくださいね~!」
と。
感動感動感動
もう、この嬉しさったらない!
この日はたまたま上の娘も一緒に訪れていたので(上の子同伴OKなところもすでに有り難い)、
車を降りるにあたって、娘と息子と荷物と(私と小鳥と鈴とみたいに言うな)どの順番でどうやって降りよう、前の道路は飛び出さない?危険じゃないか?などを駐車しながら瞬時に考えていたので(これたぶんママあるあるでは?)、息子を連れて行ってもらえただけでもかなり助かったのだ。

室内は

お宅の中に入ると綺麗な、なんなら新築では?レベルの1LDKのような部屋が。
キッチンやお手洗いも完備されているっぽい。
娘は少々緊張気味。そういえば息子は・・・バウンサーに乗せてもらって一足先に気持ちよさそう。
近隣大学の看護女学生さんたちがボランティアで来られていたようで(のちに助産師志望と知る)、すぐ娘に「一緒に遊ぼうか^^」と声がけをしてくれた。
娘、大歓喜。

システムは施設によるみたい

奥の部屋に入って先客の方の間に座り申請書類を記載する。
両隣に、先客が2名。名札のようなものが置いてあり、ママさんの名前とお子さんの生年月日と名前が書いてあった。
当然ながら、私の席にも置いてあった。両隣ママはどう見ても私より若い方。
「こんにちは~」と声をかけて終わる。どういうシステムなのだろうと思っていると・・・

助産師さん登場。
「本日はご利用ありがとうございます^^今日は~(いろいろ説明)ではママさんたち自己紹介どうぞ~!雑談もたくさんしていってね~!」

私『あ・・そういうかんじ??』

名前や子どもの兄弟構成などを話していた。
右隣のママ(仮にAママとする)はめっちゃ若いのに(のちの会話で29歳と知る)3児のママで一番上は小学生という。
左隣のママ(仮Bママ)は初産で、私と同じ産院だったと知る。
産後ケア対象の子どもも、生後1~3ヶ月で同じくらいの月齢。

ちょっとゴメンなさいね、はじめは正直、
「えーーーーーーーーわざわざ子ども抱えて来たのに初対面の人と話さないといけないのぉぉーー??」

ってちょっと思いました、ハイ。

これが良かった

さっき正直なぜ話さねば~的なこと書きましたが、そもそも私は人と話すことが大好きな性分で。
(よく聞かれるけど、人と話すことが好きなだけで人前で話すのは大のニガテ。アガリ症なんで・・・)
もうね、3人でめっっちゃ話しました!!
えーとか思ってゴメンナサイって感じ。


使っている抱っこ紐の話から(Bママが私の抱っこ紐を見て、同じメーカーのものを使っているがイマイチ使い方が分からないと言っていてAママが同じの使っているから教えますよ~!って言って付け方講座が始まったり)、育児の話(3児ママは若いときに上2人を年子で産んでめちゃくちゃ大変だった話だったり、若いのにすごいわねぇとか)、居住地の話だったり(昔◯◯に住んでてー、私も!みたいな)、ミルクの話だったり(足すの面倒ですよね、消毒もーとか)、母乳量の話だったり(母乳増やすために何かしてます?え、味噌汁がいいんですか?そうなんだ~!とか)、爪の話とか(え、それジェルネイルですか?可愛いーーそういうのしたいーーーとか)

分かったことは、初産でも3児ママでも2児ママでも、若くてもそうじゃなくても、みーーーーーーーーーーんな悩みは一緒ということ!!!

ちょこちょこ助産師さんたちも入ってきてくれたり、娘を見てくれている看護学生さんたちと娘の楽しそうな姿を見たり、赤ちゃんたちの泣き声に癒やされたり。

何より「自分以外の誰か(プロ)が子どもを見てくれている」場で、安心しておしゃべりができるというね!!!
おむつの心配や、周囲への迷惑を考えなくて良い。上の子がどこか行かないか?って目を配らなくて良い。泣いて慌てて授乳室探さなくて良い。
これこそリフレッシュ。

そして、この、
こういう場でないと出会えなかった方々と話せたというのも私はすごく楽しくって。(最初、えーーーって言うてたやーん
自分の人生を平凡に生きていたら出会えなかった縁を、自分が動くことで感じられることが大好きなんですね。
別にLINEを交換とか、また遊びましょうね、とかそういうのはなかったんですが、なんかその場での意気投合感・・まぁ悩んでるからここに来てるんですよねって感じですけど、それを感じられて超楽しかったです。

その後

助産師さんから、母乳量の件でまた次回も来てほしいと言われ、月末にまた行くのですが、そのときはそのときでまた別の出会いがありそうだなと少々わくわくしています。

大人と話すことって

私は子育てに孤独って一番タブーだと思っていて。
もちろん、夫や幼稚園の先生とは毎日会話があるんですが、なんかこう、タイムリーに同じ悩みを持っている人と話せることってよっぽど同じ時期に子どもを産んでたりしないと巡り合えないですよね。

友だちでもそれはなかなか難しい。否、友だちだからこそ難しいかも。
わざわざ時間取ってもらって話すほどでもないし、カフェで子ども見ながらなんて本質を話せる間なんてなく終わる。

寄り添ってくれる、共感を得られる家族以外の大人と話すことってこんなにリフレッシュになるんだ!!と二人目産んでより一層思っています。
一人目のときはコロナ禍でしたから・・・この産後ケア事業もあったのか、あっても腰が上がらなかったのか。

良い効果

みんな同じ悩みあるんだ~たくさん話せて楽しかったな~
なんて思いながら
二人を連れて帰り、スーパーに寄って買い物したのですが。(一人抱っこ紐、一人カートイン)

リフレッシュしているからですかね?
なんかすごく心に余裕があって、子どもたちに温かい気持ちで接することができたんです。
いつもは「温かい気持ち・・温かい気持ち・・・」って念頭に置くことを意識しているのですが、そんなことを考えることもせずに心が軽いのが分かる。

きっと母の心の余裕は子どもにも伝わっている。
「あーこれがおおらかってやつか」とも思いました。
そして日々を反省しました。。。
自分の力でおおらかになれない母でゴメンよ・・・と・・・。

おわりに

なんかとっ散らかった文章になってしまいました。読んでくださった方に詫びたいです。

私が言いたかったのは、もし今産後まもなくて、育児に余裕がなかったり
心がパンパンに重いと自覚のあるママさんがいたら
まず自治体の産後ケア事業を調べてみてください(新生児訪問等で案内はあると思います)
想像以上に、ママの味方をしてくれます。
とにかく、家族以外の大人と、託児のある空間で話してみてください。

私はたまたまおしゃべりが好きな性分だったこともありますが、
同じ悩みを同じ時期に持っているお互いを知らない同士と話すことって
想像以上に、心が晴れやかになります。自分だけじゃないんだーってなります。
初対面、ヘタしたらもう二度と会わないであろう相手だからこそ、
赤裸々に育児の悩みを話せるかもしれませんよ


完全に私の主観での感想でしたが、また次回の感想も書いてみたいと思います。
産後ママ全員が全員、納得行く施策なのかどうかは分かりませんが、
少なくとも私はこの施策にとってもとっても救われました。大げさかもしれませんが。

乱文、失礼しました。

それでは、また。





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