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【映像制作】今日からできる!収益を安定させる「使用権ビジネス」のはじめかた

あなたにも月10万円の固定収入が得られるチャンスです!

と、怪しい1行目で書き始めていましたが、今日はそういう話です。
映像制作業界でどうやって収入を安定させたらいいか?
その1つに「使用権ビジネス」と言うビジネスモデルがありますよと言うお話です。

コンサルティングをしたくない人の「使用権ビジネス」

映像制作業界には、研究者肌の人間が多いように思います。

映像制作業界では、顧客と対話して映像にまつわる課題を聞き出して映像制作以外の仕事も取っていけるようになると、売り上げを上げることができます。言うならばコンサルティング事業です。

1つ簡単な例を挙げましょう。
例えば商品のPR動画の制作を依頼されたとして、クライアントから「作ってもなかなか見てもらえないんだよね」といった悩みを引き出したとします。
それを受けて「じゃあもっと見てもらうために、タブレットとスピーカーで店舗内で流し続けたらどうですか?そのセッティングもやりましょうか」と言った提案が通れば、その分の作業費も増やせます。
これはとても簡単な例ですが、対話をして、見つけた課題を解決していくと単価を上げられます。

しかし、研究者はそんなんことをして消耗したくない。

一方で、映像制作業者の専門家として事業を続けていくのはなかなか難しい。
受注制作では、収入が安定化しないからです。

そこで受注政策でも毎月安定して収入を得る方法として、使用権を設定してはどうでしょうか?
これは、制作した映像作品の使用権をクライアントに提供し、その対価として毎月の定額収入を得る方法です。
このモデルを導入することで、プロジェクトベースの収入に依存せず、安定的な収益を確保することが可能となります。

この記事について

前置きが長くなりました。
「使用権ビジネス」と聞いて、すでにご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、具体的にどのように始めればよいか分からない、あるいは既存のビジネスにどう組み込めばよいか悩んでいる方も多いでしょう。
実際、このビジネスモデルは、契約内容の明確化やクライアントとの交渉が重要であり、慎重な準備が求められます。

本記事では、映像制作会社やフリーランスの方が、今すぐにでも始められる「使用権ビジネス」の導入ステップを具体的に解説します。

この記事を通じて、「使用権ビジネス」の具体的な導入方法を理解しましょう。
そして、まずは月100,000円といったレベルで、毎月固定の収益を得るところから始めてみてください。


2. 映像制作業界の課題は収益の安定化

前置きでも少し触れましたが、映像制作業界において、収益の不安定さは経営者やフリーランスにとって大きな悩みの種です。
クライアントの依頼に応じてプロジェクトごとに報酬を得るビジネスモデルは、確かに大きな利益を生むこともありますが、その一方で予測が難しく、安定性に欠けるという課題を抱えています。

多くの映像制作会社やフリーランスの方が、以下のような状況に直面しているのではないでしょうか。

1.収入がプロジェクトの完了時に一度に支払われるため、案件の有無に大きく依存する

新規案件の獲得が難しい時期には、収入が激減するリスクがあります。特に、季節的な需要変動や経済的な要因が影響すると、プロジェクトの受注数が一気に減少し、収益が低迷することがあります。

2.クライアントからの価格交渉が厳しくなる

競争が激しい市場では、安価で高品質なサービスを求められることが多く、映像制作会社としては価格を抑えながらも高い品質を維持しなければならないプレッシャーがあります。しかし、無理な価格引き下げは利益率を圧迫し、結果として事業の持続可能性を損なうことになります。

このような不安定な状況が続くと、経営者としては将来への不安が募るばかりです。
特に、従業員を抱える映像制作会社では、固定費の支払いが重荷となり、経営の圧迫を感じることもあるでしょう。
一方、フリーランスで活動している方も、安定した収入がなければ生活基盤が揺らぐことに不安が高まります。

3. お金の心配をしながら仕事をしていると新たな挑戦ができなくなる

このままでは、収益の不安定さに悩む日々が続くかもしれません。
プロジェクトごとに収入が変動するということは、収入があるときは一時的に安心できるものの、その後の将来に対する不安を完全に拭い去ることはできません。
また、新規案件の獲得が滞れば、すぐに収益が途絶えてしまうリスクも高く、安心して事業を展開することが難しい現実があります。

今のままでは、いつ収入が途絶えるか分からないという不安がつきまといます。これでは、将来の計画を立てることすら困難になり、事業の成長戦略を描く余裕がなくなってしまうでしょう。

この状況打破する方法はたくさんあるのですが、その他はする方法の1つとして今日紹介するのが、「使用権ビジネス」です。
このビジネスモデルを導入することで、映像制作会社やフリーランスが直面する収益の不安定さを解消し、安定した収入を得ることがも可能になります。

「使用権ビジネス」は、単に映像作品を提供するだけでなく、その使用権をクライアントに長期的に提供することで、毎月定額の収入を得る仕組みです。
これにより、来月再来月の収入をある程度見せるようになり、精神的に安定し経営ができるようになります。

これからは、収益の不安定さに悩む必要はありません。「使用権ビジネス」を導入することで、あなたのビジネスに新たな収益の柱を立て、長期的な経営の安定を実現しましょう。

4. 収益を安定化させる「使用権ビジネス」とは


「使用権ビジネス」とは、著作権制作会社で保有したまま、使用権として毎月いくらかの利用料をいただく仕組みです。

まず、「使用権ビジネス」を始めるためには、基本となる契約書の作成が必要です。

通常の映像制作の業務委託では、委託料の支払いと引き換えに著作権を全て渡すような契約内容になっているはずです。

この仕組みでは使用料もらうことが困難なので、著作権を制作会社側に保留することをしっかり書いておく必要があります。

契約書では、いつまでの契約にするのか?月々の報酬はいくらなのか?映像を別の場所でも使いたいときにはどう話し合いをするのか?といった取り決めを確認しておきます。
これらの内容を詳細に記載しておくことで、将来的なトラブルを避けることができます。

もちろん、これだけでは制作会社側が有利になってしまうので、クライアント側にもメリットがあるような提案をしていきます。
利用料の設定方法はいろいろです。例えば次のようなものがあります。

  • 譲った最初の6ヶ月の利用料を高めにしておいて、以降は安い利用料にして継続して使ってもらう

  • 設定した再生数に届くまでは、安価な利用料を支払ってもらい、再生数が規定の数字に到達したら高めの利用料とする

再生数としましたが、コンバージョン数としても良いかもしれません。
動画一定の望む効果を得られたら、その効果に見合った収益をいただくような提案をすると良いでしょう。

また、映像の内容によっては、コンテンツの文字情報の更新等を行う必要が出てくるかもしれませんので、それらについても契約内容に盛り込むことで継続的に追加の収益を得るチャンスがあります。

使用権ビジネスにつながりやすい自社キャラクターの育成

使用権ビジネスは成果報酬として設定すると受け入れられやすいです。
しかし、もっと使用権ビジネスとして成立しやすい映像を作成する方法として、自社オリジナルコンテンツを提供する方法があります。
平たく言うと、自社キャラクターを使った映像の制作です。
映像制作会社がキャラクターを育てて、認知されていると、そのキャラクターを使ったコンテンツは使用軒ビジネスにつなげやすいのです。

しかし、ご存知の通り、キャラクターを育成するのは時間がかかりますので、興味があり、長期的に取り組んでみたいと言う方は、ぜひ今日から始めてください!
未来の⚪︎「の爪団」を生み出すのは、あなたかもしれません。

5.誰でも始められる「使用権ビジネス」

「使用権ビジネス」を最初に始める際、ターゲットとなる事業内容の選定が成功の鍵となります。

「来月だけ使う映像を、簡単でいいので急いで作ってください」と言う需要に対して使用権ビジネスを持ちかけるのはうまくいかないでしょう。

長期的に使われる可能性があるコンテンツ、成長する可能性のあるコンテンツ、売り上げに直結するコンテンツであれば提案してみましょう。

特に、あなたがすでに豊富な実績を持っているのであれば、大手事業者から始めることを強くおすすめします。
実績がある場合、その信頼を活かして、大手企業との使用権契約を結ぶことで、より高い収益を得るチャンスが広がります。1

大手事業者は、定期的かつ長期的に映像コンテンツを使用するニーズが高く、使用権ビジネスを導入することで、双方にとってメリットのある関係を築くことができます。
例えば、企業の広報やマーケティング活動において、映像コンテンツは重要な役割を果たしています。
これらの企業は、安定的に高品質なコンテンツを必要とするため、使用権契約を結ぶことで、定期的な収入を得ることが可能です。

また、大手事業者との契約は、その企業との関係を深め、さらなるビジネスチャンスを生み出すきっかけにもなります。
大手クライアントは、長期的なパートナーシップを求める傾向が強く、一度信頼関係を築くことができれば、継続的な契約や他のプロジェクトに発展する可能性も高いです。
そのため、既に大手事業者との取引経験がある場合、まずはその企業に対して使用権ビジネスを提案し、契約を進めることが賢明です。

しかし、実績がまだ十分でない場合や、中小企業との取引が中心である場合も、導入できないわけではありません。
小規模なクライアントに対しても、使用権ビジネスは十分に有効です。
特に、定期的に映像コンテンツを使用する中小企業や地域の企業に対して、成果報酬型の使用権モデルを提案することで、安定した収益源を確保することが可能です。

6.導入時の契約書作成に迷われるのであれば、ぜひご相談ください

「使用権ビジネス」を成功させるためには、しっかりとした契約を結ぶことが重要です。
契約書には、映像作品の使用範囲や期間、報酬に関する詳細な条件を明記し、クライアントとの誤解を防ぐことが必要です。
また、クライアントのニーズに合わせた契約内容を作成することで、信頼関係を深めることができます。

しかし、使用権契約の作成やクライアントとの交渉は、初めての方にとっては難しい作業かもしれません。
そこで、具体的な進め方や契約内容の策定にお悩みの方は、ぜひご相談いただければと思います。
契約書の作成からクライアントとの交渉まで、トータルでサポートいたします!

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