ワールドトリガー第237話「遠征選抜試験33」感想

ジャンプSQ2023年11月号 ワールドトリガー第237話「遠征選抜試験33」感想です。


まだ鳩原ギスギストーク続くかと思いましたが、あっさりと終わっちゃったなぁという感想です。
ショックを受けつつも二宮の心配が出来るユズルは良い子ですね。
隊長面接で上層部の許可をもらっているとのことでしたが、ユズルが燻っているのは上層部も危惧するところだったのでしょう。
玉狛第二への情報開示について許可をもらっていたかどうかは…どうなんでしょう、焼肉回の犬飼は玉狛にも情報共有している事を知っていたので、二宮が何をしているかはある程度 他の人達も承知しているということなのだろうとは思っていましたが、上層部の許可までは…うーん…
上層部が第二の密航を警戒しているという話、玉狛第二は最警戒対象だと思うのですが。近界に行きたい動機を抱えたメンバーばかりだし、可能な知識もあるし。そこに密航という知識を与えるのはユズル以上に危険だと思うので、許可は得ていないと思っていたのですが…
鳩原について話さなくても、自力で密航という手段にたどり着いてしまうから、密航が及ぼす影響…二宮隊降格を知らせることで、玉狛支部や玄界に残るメンバーを人質にして修を思いとどまらせるために教えた、なら情報開示の理由になるかもしれない、と思い至りました。
まぁ修が本当にその気になったら何を人質にしても止まらないでしょうが、上層部がそう考えるはありうると思います。
二宮の玉狛訪問がround8の逆転劇に繋がるので、迅さんが介入して許可をもぎとったもありそうですが、それだと迅さん便利すぎるのでちょっとどうかと。
いつか語られる日が来るのを待ちます。


そして内容がガラッと変わって3日目の上層部会議、桜子ちゃんの肩書きが衝撃でしたね!15歳の主任とは、驚きです。ボーダーの人手不足を嘆くべきか、先進性を褒めるべきか。
3日目の特別課題、連載当時 内容が知りたいというファンの声が多かったのですが、こんなにガッツリと紹介されるとは思っていませんでした。
面白いけど情報が多い!
いっぺんに並べられてわからなくなったので、3日目当時の情報も併せて整理しました。


1番隊 巴:立候補/80点
・2部隊対2部隊の団体戦(連携強化)
・トリオン兵の集団と戦う(効率化 ▲攻略法固定化)
・トリガー固定(他トリガー、ポジションの理解が深まる)

2番隊 王子:立候補
・2部隊対2部隊の団体戦(連携強化)
・オリジナルの改造トリガー
・チーム内でトリオン数値シャッフル(チーム内の相互理解)

3番隊 別役:犬飼の推薦/82点
・紅白戦(▲スケジュール調整)
・オリジナルの改造トリガー
・トリオン兵を部隊に入れて戦う

4番隊 菊地原:立候補
・2部隊対2部隊の団体戦(連携強化)
・トリガー固定(遠征時のトラブル想定)
・アバター固定(遠征先の戦闘意識)

5番隊 穂刈:弓場の代わり?点数は弓場以下
・紅白戦(▲スケジュール調整だが考察あり)
・目標物の破壊・防衛
・トリオン兵の集団と戦う(効率化 ▲攻略法固定化)

6番隊 木虎:2日目は立候補
・2部隊対2部隊の団体戦(連携強化)
・トリガー構成固定、隊で分配(遠征時のトラブル想定)
・オペレーターの戦闘参加(非戦闘員を含む状況の訓練)
・建物やユニットを傷つけるとペナルティ

7番隊 諏訪:立候補 具体的な点数は分かりませんが、戦闘シミュ9位タイなのに総合順位が10位→7位なのでそれなりの点数が取れているものと思われますが…抜いたのが王子・別役・菊地原と高得点そうなメンバーなので、A級加点や共通課題の方が大きいかもしれません。
・トリオン兵の集団と戦う(効率化 ▲攻略法固定化、運営負担微増)
・全員トリオン値固定(トリオン以外の素質を察る)
・オペレーターの戦闘参加(非戦闘員を含む状況の訓練)

8番隊 絵馬:隊長命令/75点
・紅白戦(▲スケジュール調整)
・目標物の破壊・防衛
・上位vs下位のハンデ戦(▲試合の組み合わせ、得点の計算)

9番隊 樫尾:2日目は荒船の指示
・紅白戦(▲スケジュール調整)
・レポート提出(▲スケジュール調整)
・拠点攻防戦(▲スケジュール、▲防衛の競技化)

9番隊 照屋:2日目は荒船の指示
・紅白戦(▲スケジュール調整)
・レポート提出(▲スケジュール調整)
・トリガー固定(他トリガー、ポジションの理解が深まる)

10番隊 蔵内:氷見の推薦/85点
・2部隊対2部隊の団体戦(連携強化)
・トリガー構成固定、隊で分配(他トリガー、ポジションの理解が深まる)
・トリガー、トリオン体の数値設定
・全員トリオン値固定(トリオン以外の素質を察る)

11番隊 笹森:2日目は立候補
・拠点攻防戦(▲スケジュール、▲防衛の競技化)
・上位、中位、下位の三つ巴
・トリオン兵の集団と戦う(効率化 ▲攻略法固定化)

3日目の情報がない人たちは2日目の情報を記載しました。
複数提案可能だけど、合計で400文字という縛りがあるのですね。
こんなに提案して400文字に収まるものなの?と疑問に思ったので、一番情報が多いように見えた蔵内の答案をざっくりタイピングしてみましたら、300文字弱だったのに驚きました。400文字って情報量多いですね!(レポートとしての体裁を整える為に書き加える文字もあると思うので、実際の答案は400文字ギリギリかもしれません)

点数がわからない人も多いのが残念。蔵内が一番点数が高いのでしょうか、木虎も実現可能なアイディアが多くて点数高そうです。
同じ提案3つなのに太一の点数が高いのは独創性を評価されたか、ユズルは実現可能性でマイナスされちゃったのでしょうか。
照屋と巴(トリガー固定)、王子と蔵内(2部隊vs2部隊)、諏訪と笹森(トリオン兵の集団)など、同じ隊の人が同じような提案をしていて、普段からそういう会話をしている様子が伺えてほっこりしました。逆に樫尾は王子蔵内とは案が被らない。隊での関係性が見えてきそうです。
菊地原は遠征経験者ならではの提案が多いし、林藤支部長の評価がいちいち現場の経験者で胸が痛くなるしで、もう何度も言われていますがそれぞれの個性を描き出す葦原先生の手腕に唸らされます。

個別の案ですと、紅白戦の分け方がちょっと不思議。
隊を二つに分けて組み合わせてあるのは分かりますが、射手や狙撃手の人数が3:1と偏っていて、何を基準に分けたのでしょうか。年齢順ランク順で隊長を決めるなら白はどっちも二宮だけど赤は東か生駒。まぁ順当に東さんなんでしょうが、イコさんが指揮するところ観たいですね、面白そうです。
目標物の破壊・防衛は千佳の独壇場でしょう、防ぎようがない。
諏訪さんがトリオン固定でトリオン以外の素質を評価するように提案してくれたのは修のためだったら嬉しいですね。諏訪さんが5日目朝食の席で言葉を濁したのは察しのいいメンバーに揶揄われたくないから?色々邪推してしまいます。
蔵内がトリオン量固定を言い出したのは、射手として出水二宮に思うところがあるのかな…
でもトリオン量も実力のうちなのは確かで、実際に修が千佳の力を使って失敗した例もあるので鬼怒田さんの心配もわかります。
実戦で臨時接続する機会もあるかもしれないし、訓練で経験させておいた方がいいのか、そもそも知らないままにしておいた方がいいのか、悩ましいです。
逆に継戦能力のガタ落ちは訓練で経験させておいた方がいいと思います、戦闘員もトリガーについて考えるのはいいことでしょう。

細かい選択肢を使いこなせない、今FGOやソシャゲで痛感していますので激しく頷いてしまいました…私自身が実際に攻略パーティを丸写ししてクリアしているので、ボーダーでもそんなことになっちゃっているのかと驚きました。
普通のC級やフリーのB級は、学業の合間に個人ランク戦でトリガーを使うしかない。時間も機会も少ない状態なら、最善手を求めて自力で試行錯誤するのは難しいでしょうね…玉狛支部で訓練室使い放題、優秀なオペや先輩の指導をいつでも受けられる修達は恵まれています。更に遊真は寝なくていいから1日6時間は人より多く活動出来る…もちろん、それを生かす努力を惜しまなかったからこその成長だったのですが。
攻略と取るか最適化と取るか。でも最適化はボーダーが目指す多様性とは真逆の発想なので、やっぱり鬼怒田さん達には受け入れられない発想なんでしょうね。


そしてオペの処理能力、さらにトリオン兵の強さまで明らかになりました。
モールモッドを一人で倒せるようになった修は十分B級中位を名乗って良いと明らかになって嬉しいです。
1月8日に風間さんにB級下位判定されていたのに、20日頃の大規模侵攻では中位名乗れるくらい強くなっていたんですねぇ…ラービットはまだ単独じゃ無理だったから、A級を名乗るのはまだ難しいでしょうか。


さて来週は最新ワです!
まだ特殊シミュのルールが明らかになっていないのでだいぶ妄想入りますが、
・自分のトリオン量に左右されないユニットでかつ自分の力だと勘違いしない
・オリジナルのトリガー使用
・相手の戦い方が全く不透明なので推測する力が要求される
など、新しいルールで提案されていた色々な可能性を一度に実現し、更にリスクも少ない良い案だと感心しますね。

そして謎のブライアンさんの正体とは!?
次回も楽しみです!
ここまで読んで頂きありがとうございました!

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