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ワールドトリガー第236話「鳩原未来」感想

ジャンプSQ2023年10月号、ワールドトリガー236話「鳩原未来」の感想です。
色々と考えることが多くてまとめきれないまま、もう次のワが目前となってしまいました。


1ページ目予告の段階で予想されていましたが、まさに激震。二宮と二宮隊隊員達の印象が大きく変わった回でした。
これが休載無しで8月4日に掲載されていたら、8月5日が初日だったワーステB級ランク戦開始編の鑑賞に大きな影響を与えていたのは間違いありません。読者に情報を出すタイミングを計算しての休載だったのかなと想像しています。


二宮は修が思っていた以上に感情で動く人だったし、隊員思いだし、千佳や絵馬を育てようとしているいい人だった事が明らかになった回でした。初登場の印象が悪すぎて大分損をしていますね。
二宮の苛立ちが頂点に達していた時期だったのかなと想像しています。
B級降格したせいで大規模侵攻に参加出来なかったし、被害も出てしまった。(しかも太刀川達は大活躍した)
なんか弱そうなメガネが怪我人のくせに遠征行くとか言い出した。
大口を叩くならどれだけのものかと思えばてんで雑魚。なんの因果か人を撃てない狙撃手。しかも雨取麟児の関係者。
もう三雲隊の全てが二宮の苛立ちを煽る存在であることが今までの描写だけでも明らかだったのに、ここに「二宮隊には出来なかった『遠征選抜』」という要素が加わって、更なる深みを増しました。玉狛でのファーストコンタクトで修が二宮の地雷を的確に踏み抜いたことも判明しましたし、深いですね遅効性SF。1か月では掘り返す時間が足りませんでした。
まだ次のワでも色々判明しそうなので、とりあえずここまでで諦めます。


今回を踏まえるとヒュース加入の会見がまた違って見えます。
B級2位は元々目指していた、この隊を遠征に連れて行く 三雲隊と二宮隊の対比がこれでもかというほど描かれていて感情が掻き乱されます。
隊全員で会見に臨んだ三雲隊に対して二宮は1人なのも胸が痛くなります。せめて当事者の鳩原も参加させるべきだったのではないかと思うけど、遠慮して二宮を止めそうだから参加させなかったのでしょうか。


木虎の発言、無償のやさしさはいずれ重荷に変わる の実例でもありました。木虎は二宮隊の事情を知らない筈だから、彼女はまた別の実例を知っているのでしょうか。
人を撃てない千佳を修も遊真も責めない(レイジも栞も)、がいずれは千佳を追い詰めたのかと思うと、玉狛第二にヒュースがいて良かったなと思います。


236話冒頭からの回想部分、漫画的技法に慣れた身には「かくかくしかじか」でユズルにも語って聞かせたように読みとってしまいますが、途中からユズル視点に移っているので回想部分は読者への情報提供に過ぎないのだと思います。
235話最終ページからユズルの「鳩原先輩が…近界に…⁉︎」に直接繋がっていて、ユズルに与えられた情報はまさに237話予告の1コマ目に出ている「鳩原先輩が外部の人間と組んで近界に密航」だけ。二宮が上層部に直談判したり出水に頭を下げたりしたことは伝わってない…いや、鳩原が話してる可能性も僅かにあるかも?あったら二宮を恨んだりしないか?ここのところがはっきりすると嬉しいのですが。
出水に弟子入りした件の方は周知の事実なので、それが鳩原のためだったとユズルが気付く時もくるかもしれません。
こんな話を聞かされたらユズルは眠れないでしょうね、かわいそうだけど必要だから仕方ない。千佳と麟児についても知るのか否か、次回ワが楽しみです。


迅には密航が見えていたのか問題、私は見えていたけど最善の未来に必要だったから見逃した派です。なんなら協力までした派。今回で更にその意識が強くなりました。
そして今回を受けて、「影浦隊はB級にいた方が遊真に都合が良いから迅が止めなかった説」を推します。柿崎をあの場に配置したのは迅の暗躍だったのだと思います。

影浦がA級でも村上繋がりで遊真に紹介されて仲良くなったかもしれないけど、B級降格がなければC級隊員へのマンティス事件が発生しなかったのは間違いありません。
A級のままだったら影浦隊がスカウトに行っていて遊真との接点がなかった未来もありそうです。現実で10年経っているからうっかりしますが、遊真入隊からまだ2か月ちょっとしか経っていないのです。その短い間に関係を深めるのは今のルートが最善だったのではないでしょうか。
千佳の鉛弾のほうは、狙撃手はランクに関係なく接点があるようなので、ユズルがA級でもB級でも影響が少なさそうです。スカウトに行っていたらわかりませんが…


まとまりませんがなんとか237話前に滑り込みました、さぁ最新ワ!楽しみです!
ここまで読んでくださってありがとうございました。

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