一生独身でも、幸せですか。
某婚活塾に勤めていた頃、そんな質問をされたことがある。
その方は、38歳で、お付き合いしている男性も数年おらず、でも、仕事は安定していて、十分なお給料をもらっていて、たまに出掛ける友人もいて。容姿も、とても綺麗で美しい女性でした。
「でも、全く幸せだと思えないんです。」
「1人の生活が一生続くかと思うと寂しい。」
「他人の結婚や出産を、心から喜ぶことができない。」
「これがあと何十年も続くなんて、正直うんざりです。」
この方は、「パートナーが欲しい」という気持ちが明確にあるにも関わらず、自分の年齢に劣等感を感じて、婚活にブレーキをかけ続けていたわけだけれど、独身女性の中には、それとは別に「自分のためだけに生きていく人生って、本当にアリなのかな?」とモヤモヤする人も多い。
私は、結婚せず一人で生きていく"幸せな人生"も、必ずあると思う。結婚は、人生の選択肢の一つであって、正解でも正義でもない。
実際、私の知人にも、50代独身を謳歌して、仕事をバリバリこなしつつ、お花屋さんのワークショップに通ってみたり、友人と定期お茶会を楽しんでみたり、弾丸旅行に行ってみたり、ふつーーーーうに楽しくマイペースに暮らしている女性なんていくらでもいる。
でも、私は「婚活に携わる人間」なので、決して「結婚すべき」と言いたいわけではなく、「心の奥に、少しでも"寂しい"という感情があるなら、パートナーを探してみるのはアリなんじゃない?」と、この立場だからこそ、気楽にも言いたい。
というのも、数多くのアラフォー女性たちが結婚していく姿を見ている私からすると、年齢って、自分が思っているほど呪いじゃないし、なんなら、50代、60代で結婚する女性だっている。私の叔母も、40代で結婚し、妊娠し、無事出産までした(パワフルすぎる)。
少しでも「歳を重ねてきたこと」に引け目を感じている女性が、「案外、まだまだいけるんじゃない?」と思ってくれるといいな、と思って、今、このnoteを書いている。
年齢って、負の遺産ですか?
シミもしわも当然のように増えるし、
ハリも弾力もなくなるし、
重力にも逆らえなくなるけれど、
過ぎた時間に紐づく経験は、
価値のあるものじゃないですか?
一つだけ、これまでたくさんの婚活女性を見てきた私から言える「40代・50代でも、パートナーを作って、結婚できた女性たちの共通点」は、
"どっちを選んでも正解"
という気持ちだと思う。
結婚できたら楽しいだろうな~
分かち合えるパートナーがいたら素敵!
でも、結婚できなかったとしても、
私は私の人生を生きればいいか、
という気持ち。
出会いは、人生の一部でしかない。パートナーが出来たところで、自分の人生の責任は、自分で取るしかないのだから。
結婚しているか、していないか。そんなことで人生の価値は決まらない。それほど、人生は短くないし、ありふれてもいない。でも、出会いは性懲りもなく、あなたを外に連れ出すし、ワクワクさせてくれるとも思う。
迷っているなら、飛び込んでみてほしい。
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