お金の知識をシェア: 「誤りの余地」の力
今日もお金の知識について書いていきます。
「誤りの余地」という言葉はご存知ですか?
私は最近知りました。
何で知ったかというと、
「psychology of Money サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット」
モーガン・ハウセル著
という本で知りました。
いろいろなフィールドで使われる言葉なのですが、今日はお金に関しての「誤りの余地」について書いていきます。
下記の内容は本の紹介や内容の解説ではなく、私が学んだことのアウトプットですのでそこのところご理解ください。
「誤りの余地」とは、意思決定や行動において、誤りや誤った判断を犯す余地や可能性を指します。これは、感情や誤った情報、不適切な判断に基づいて、望ましくない結果をもたらす可能性があることを意味します。言い換えれば、計画的で冷静な判断を欠いたり、感情に左右されたりすることが、「誤りの余地」を生む要因となります。
このように「誤りの余地」はネガティブなこととして認識されていますが、この著者は、「誤りの余地」はネガティブなことではなく、あえて、積極的に取り入れるべきと言っています。
なるほど、と思ったので、私なりに学んだことを共有していきたいと思います。
「誤りの余地」
お金に関する決定をする際、感情や心理的な要因が影響を与えることがあります。予算の組み立てにおいても、貪欲さや恐れに駆られて冷静な判断を欠くことで「誤りの余地」を生むことがあります。
以下に、具体的な予算の組み立てにおける例を説明します。
1. 感情と予算
感情的な要因は予算の組み立てに大きな影響を与えることがあります。例えば、特別なイベントやお祭り、贈り物や外食に多くのお金を使いたくなることがあります。また、友人や家族との遊びやレジャーにお金を使いたいと感じることもあります。これらの感情から、予算外の支出が増え、計画的な予算が破綻することが「誤りの余地」を生む要因です。
2. 貪欲さと予算
予算を組んでいたにも関わらず、貪欲さから必要以上に高い支出をしてしまうことがあります。これは、特定の商品や体験に対する欲望がどんどん高まり、冷静な判断を欠くことで起きてしまいます。予算を超える支出が行われると、結果的に赤字を抱える可能性が高まり、「誤りの余地」が拡大します。
3. 恐れと予算
一方で、予算の組み立てにおいて恐れが影響を与えることもあります。貯蓄や投資に関する不安から、予算を過度に縮小し、必要な支出や将来の計画に支障をきたすことがあります。感情的な恐れからくる過度な倹約は、生活の質を損なう可能性がある上に「誤りの余地」を排除してしまいます。
このような、感情、貪欲さ、恐れ、というものは誰しもが持ち合わせているものです。
ここで、この本で私が学んだことは、
これらを遠ざけるのではなく、想定内として「誤りの余地」を作った上で予算を組むことが重要だということです。
後から生じた「誤りの余地」は赤字でしかありませんが、事前に組み込んだ「誤りの余地」は黒字なのです。
以前の私の場合、家計簿など睨めっこしている時、入ってくるであろうお金は少し多めにみて、出ていくであろうお金は少なく見積もって予算を立てているところがありました。希望的観測です。深層心理でこのように考えてしまうのが人間だそうです。
ここで「誤りの余地」を予算に組み込むことで間違いのない予算計画が立てられるのです。
計画に組み込むことで「誤りの余地」が少なかった場合はラッキー、生じても想定内となるわけです。
なんか予定と違うぞ、お金が貯まらないぞ、という方は、この「誤りの余地」と向き合って、「誤りの余地」をしっかりと予算に組み込むことをお勧めします。
実際私はこれで予算計画がうまく運べるようになりました。
これがまた、現実と向き合う必要があるので、なかなか難しいんですけどね笑
何事も余裕を持つ。
心の余裕はパフォーマンス向上、そして健康維持に最も重要な要素だと思っています。
最近無理やり健康に繋げるポジティブ発想心がけてます笑
そんなこんなで、私の学んだことを共有させて頂きました。
また、この本はかなりお勧めなのでぜひ、一読お勧めします。
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