FTX前CEOがイベント出席
暗号資産(仮想通貨)交換業のFTXトレーディングサム・バンクマン・フリード前CEOが、30日ニューヨークタイムズのイベントに参加することをツイッターで表明した。11日に米連邦破産法11条を申請し事実上経営破綻して以来、公での場を控えていた前CEOが、久々にジャーナリストからインタビューを受けるという。
年に1度行われるこのイベントには、サム氏の他にマイク・ペンス米前副大統領、イエレン米財務長官、ウクライナのゼレンスキー大統領などが出席するが、サムFT✕前CEOは直接会場に訪れるか又は、リモートでの参加となのかはわかっていない。
今回、前CEOにインタビューするニューヨークタイムズの記者は、「沢山の重要な質問が彼を待ち構えている」と同じくツイッターで発表し、インタビューに制限を設けないとも語っている。サム前CEOがFT✕の破綻後、はたして何を語るのか仮想通貨市場では大きく注目されている。
FT✕が米連邦破産法11条を申請し、事実上経営破綻した後、トレーダーはFT✕の取引所からわずか 72 時間で60 億米ドルを引き揚げたほか、ハッキングにより不正に数億ドルを引き出した。回収見込みのない資産は少なくとも10億ドルで債務者は100万人に及ぶと見られていると報道され、暗号資産業界は一触即発となった。未だに仮想通貨市場はボラティリティーの相場が続いている。