ディスクブレーキローターの「センタリング」とか「擦れ」とか「軽い曲がり」とかは気にしないけどなあ

油圧により左右両方のピストンが押される


私のマシンのブレーキは、一つ前のアルテグラ(R8000系)のディスクブレーキである。
ディスクローターやブレーキパッドの交換は自分で行っている。
以前はディスクローターやブレーキパッドを交換したら際には、ローターをキャリパーのセンターに位置するようすったもんだしていた。所謂センタリングである。
センタリングツールも使っていた。

ディスクローター センタリングツール

だがこれが使えるのはフロントだけなのである。何故ならば、ディスクキャリパーの位置をずらせるのはフロントだけだからである。リアのディスクキャリパーはずらせないのである。
つまり、センタリングが出来るのはフロントだけなのである。リアのセンタリングは出来ないのである。
ではリアは擦れっぱなしになるかと言えばそうではなかった。
ローターの左右に位置するピストンが、自動的に調度良い位置まで引っ込むのである。
ピストンは、左右で同じ量だけ出る訳では無い。ピストンが出る量は左右で独立している。
依って、例えばローターが左に寄っていれば、左ピストンの出方は少なく、右ピストンの出方は大きいのである。油圧とピストンを抑えているOリングの弾力で、自動的に勝手に調度良い位置に調整されるのである。
であるならばセンタリングなんてしなくても良いのである。現在のローターの位置を中心として、左右ピストンが自動的に調度良い所に位置するのである。
ということで、リアもフロントもセンタリングは止めた。
ローターを交換したら、そのまま放おっておく事にした。
最初は「擦れ」が出るがその内に「擦れ」は無くなるのである。
ブレーキパッドの交換時も「擦れ」は出るのだが、これについても同様に、ブレーキを何回かしている内にピストンが勝手に良い位置になり「擦れ」は収まる。

ローターの軽い曲がりも気にしなくなった。
以前はローター修正器で修正していた。

ローター修正器

でもでもでも、ブレーキ時にはローターをブレーキピストンが左右から強力な力で挟むわけで、それを繰り返している内にローターの曲がりは勝手に修正される。
いわば、ブレーキピストンがローター修正器になっているのである。
というわけで、ローターの曲がりも気にしなくなった。
放おっておいても、ブレーキを繰り返す内に直っているのである。


という事で、そんなに気にする事は無いけどなあ。

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