見出し画像

閑話休題「行く年来る年そして取る歳」

大きな地震で始まった2024年も、そろそろ終わりを迎えます。陰謀論界隈では2025年には更に大きな天変地異が来て大変なカオスが訪れると言われていますが、こればかりは誰にも本当の事は分かりません。

一市民としての自分に出来る事は、ただ淡々と日々の務めを真面目にこなす事だけです。

私は1月生まれですので年明け早々に一つ歳を取るのですが、ついに還暦となってしまいます。

還暦という響きには何かしら目出度さと古めかしさが付きまといますが、個人的にはちっとも目出度い気などしないですね。

とうとう自分も人生の第4コーナーを回ったかという思いの方が強いです。

私は2020年に妻と暮らす家を飛び出しいわゆる熟年離婚をしたのですが、今ではすっかり独り暮らしが気に入っています。

独りになってみて改めて気づいたことは、私が感じていたストレスのほとんどは別れた妻からのものだったという事です。

当時も今も、元妻の事は嫌いではありませんし長年妻でいてくれた事を感謝していますが、日常生活の中でのペース配分といいますか生活習慣などが違いすぎて、それをずっとストレスに感じていた私は、子供達が独立して2人になった後の生活をポジティブに思い描くことが出来ませんでした。

それでとうとう思いあまって家を出てしまったのですが、独りで暮らし始めた当初はやっぱり寂しかったですね。

それが一年経ち二年経ち、三年目を迎える頃にはすっかり独りの自由さを満喫するようになっていました。

今では、もしこれから恋人が出来たとしても一緒に暮らすなどはしたくないですし、このまま独り暮らしであの世に行けたらと思っています。

ただそれが簡単では無い事も、仕事柄普段から介護施設に出入りしている身としては良く分かっています。

実は今年のお正月に、現在私が関わっている施設でとてもショッキングな事がありました。

施設に入居している男性の娘さんが、お正月休みを利用して施設に泊まりに来ていました。

この男性は1人で入居されていたので、普段は1人でお食事をされます。しかしその日は最愛の娘さんと2人楽しそうに夕食を食べていらっしゃいました。

ところが突然食事中に口から大量の血を吐いて倒れ、そのまま亡くなるという事がありました。

まさに娘さんの目の前で血を吐いて倒れたのですが、娘さんにとっては本当にショッキングな出来事であったろうと思います。

どんなに幸せな一時があったとしても、人生次の瞬間には何が起こるか分かりません。

そんな事実を改めて教えてくれたのが、この時の出来事でした。

その事があって以来、以前にも増して生かされている今というこの瞬間に感謝しなければという思いが強くなりました。

最後になりましたが、今年も一年間つたない文章を読んでいただきありがとうございました。

レシピについては、在宅介護生活や仕事と家事の両方している方を想定して、なるべく少ない材料で短時間で出来るものを意識してアップしているつもりです。

明年もこの点については引き続きしっかりと意識しながら忙しい生活に役立つレシピを考えていきたいと思っています。

今年はこれで最後の記事とさせていただきます。

どうか皆様よいお年をお迎えくださいませ。

*JEUGIAカルチャーセンター堺タカシマヤ教室
「介護の為の簡単な料理術」はこちら
https://culture.jeugia.co.jp/lesson_detail_65-57188.html

*アゼリアカルチャーカレッジ
健康長寿食を作ろう」講座はこちら


いいなと思ったら応援しよう!

中嶋洋二郎
終わりの見えない介護生活を少しでも楽しく!美味しいものがあればそれで幸せ。そんな活動をしていきます。サポート大歓迎です。