簿記2級にゴリ押しで合格したときの勉強法
FPに続いて簿記2級に約2ヶ月で合格した時の勉強法を紹介します。
ただ今回の記事の内容は一部おすすめできないものがあるので、こんなことしても受かるやつがいるのかぐらいで見ていただけたらと思います(笑)。
① テキスト:問題集=1:9
最初にご紹介するのが、テキストと問題集の比が1:9になるように勉強するというものです。
私は簿記3級から勉強を始めて1ヶ月程で合格した後に、すぐ2級の勉強に移りました。
3級の内容を細かくしたものがほとんどでしたので、2級のテキストは概ね理解することができました。
(2級は商業簿記と工業簿記に別れていて、3級の強化版になっているのは商業簿記のみなので、工業簿記は最初あまり理解できませんでした…)
FP試験などと比較して簿記試験はテキストをたくさん読むよりも、実際に電卓などで手を動かして計算をしたり、問題を解きまくるほうが合格する可能性は高くなると思っています。
というのも簿記試験は選択問題ではなく、勘定科目の仕訳、貸借対照表、損益計算書の作成などとにかく実技要素が多いからです。
そのため、私は1周目からテキストを単元毎に区切って読んだ後、すぐにそこに該当する問題を解いていました。
そして2周目以降は本試験問題集も活用してテキストは間違えた問題の解法を確認しに行くといった辞書的な使い方で勉強を進めました。
このテキストよりも問題集重視の勉強法についてはかなり効果があったので、おすすめできると言えます。
② CBT試験を利用した、マシンガン戦法
ここが今回おすすめできない箇所となります。
簿記試験には実際に会場に行って全員で同時に受ける筆記型の試験と、あらかじめ日時と場所を選択してパソコンで試験を受けるCBT型の2種類があります。
前者は年に数回しか受けることができませんが、後者は自分の都合に合わせて何回でも受けることができるのが大きな特徴です。
私は短期間で簿記2級を合格したかったので、テキストと問題集を1周した時点でCBT型で受けました(馬鹿)。
当然1周しか勉強をしていないわけですから受かるはずがありません。余裕で落ちました笑。確か30点ぐらいだったと思います。
ただ良かったこともありました。
テストセンターに行ってパソコン試験がとんなものか体感できたこと
どの時間帯なら人が少ないかなどリサーチできたこと
本番の雰囲気を知れたこと
これらのおかげで、不合格になりうる外的要因を限りなくゼロにすることができました。
午後4〜6時ぐらいは人が多くて、自分以外の電卓の音が狭い空間で響き渡って集中できないとかあったので、どの時間帯がいいのかリサーチするのは重要だと思います(私の行ってたテストセンターでは正午から午後3時までが人が少なく神でした)。
結果から言うと4回目で合格することができました(80点ぐらいでの合格でした)。
3回目までは60点いくかいかないかといった感じでしたので、相性のいい問題が4回目でいっぱい出てくれたんだと思います(笑)。
結局計算ミスにさえ気をつければ受かると気付かされましたね。
特に第2問や第3問は1個間違えると芋蔓式で失点するので、簡単な加減計算も電卓でやってました。
② 難しい論点、時間のかかるパターンは捨てる
そのままです。難しい論点は捨てましたし、財務諸表2つを埋める問題なんかはちゃんと解く気はありませんでした。
逆に株主資本連動計算書を埋める問題や、連結会計は意外とやり方ゲーということに気づいたので勉強してました。
個人的に工業簿記が苦手だったので、難しい論点は諦めてました(時間かければ解けるようになったのかも)。
私が合格した時は、第2問で連結会計が出て、第3問も損益計算書だけの問題、工業簿記も簡単めな単元で運勝ちしたといった印象でした。
まとめ
結局私は本来合格する実力に足りてない状態で運が良くて合格したといった感じでした。
そのため、完全合格したい方は今回の勉強法を反面教師にして、いいと思った箇所だけ取り込むなどしていただけたらと思います。