ポケモンsv テラスタル禁止仲間大会 備忘録
結果
始めに
ギルガルドと申す者です。
今回は、ぴはるぴさんという方が開催して下さったテラスタル禁止の仲間大会に参加させていただきまして、僕にしては高い16位という成績を残せたので、今後のランクマッチや仲間大会に生かせるように備忘録として思考を整理する記事です。
構築経緯
まず、Xで本大会のルールを見た時、「弱点保険」が強いルールだと予想した。
理由として、
1.テラス択の不在により、目の前に通る高火力技を素直に押すプレイヤーが多いという予想。
2.現在のランクマッチで弱点保険があまり使われておらず、警戒されにくいという予想。
3.対戦数20回を3時間でこなすために時間の掛かるサイクルではなく、対面構築を持って来る人が多いという予想。
全て予想でしかないが、9世代でテラスタル禁止の環境で対戦した経験がなく、テラスタル禁止環境の構築記事もほとんど見つからなかったので自分の予想を信じる以外に選択肢がなかった。
ということで、「弱点保険」を一番強く扱えるであろう「カイリュー」を1匹目に採用。
弱点保険カイリューから構築を考えていたが、環境が未知数過ぎるのと、自分が構築を組むのが下手なせいで、大会当日の昼時点で構築が完成せず、結局前期のランクマッチで結果を残されていた弱点保険カイリュー軸の対面構築を参考に(というよりほぼ丸パクリ)させていただくことに。
参考(パクリ)元の構築記事です。
(問題、トラブル等が発生した場合、速やかに削除いたします)
「炎オーガポン」と同居した弱点保険カイリューが強いとのことだったのでそのまま「炎オーガポン」を採用。型も丸パクリした。
弱点保険カイリューの裏に置く対面駒2体に関しても、襷パオジアンとエナジーハバタクカミより強いポケモンが見つからなかったのでそのまま採用。
残り2匹は物理受け枠とチョッキ枠だが、このまま参考(パクリ)元と同じチョッキキラフロルとゴツメ水ウーラオスを採用してしまうと、並びでカイリューの弱点保険がバレてしまうリスクがあると考えた。そこで、前期最上位が結果を残して有名になったHBキョジオーン+HD炎オーガポン+厚底ブーツカイリューという並びの存在に注目し、並びを揃えることで選出画面でカイリューや炎オーガポンの型を相手に誤認させる働きを期待してキョジオーンを採用。パオジアンに後投げできるようにHB特化で採用した。
最後に、このままではステロや毒菱などの設置技が厳しいという弱点があり、参考(パクリ)元の構築では設置技の対策としてキラースピンによる設置技の解除ができるチョッキキラフロルが採用されている。しかし、チョッキキラフロルは、行動保証をテラスタルに依存する部分が大きく、テラスタル禁止環境においては、ステロ撒きとして多い地面タイプに弱過ぎる部分が問題だと考えた。そこで、キラフロルの代役を探した結果、高速スピンで設置技を解除できるチョッキイダイナキバを採用して構築が完成した。
個体解説
カイリュー@弱点保険
流星群 地震
神速 アクアジェット
マルチスケイル
H116 A252 B12 C124 D4 勇敢
調整意図
AC→流星群+神速で無降りウーラオスが確定
HBD→余り
本構築の核となる対面駒。
初手に出して大きなアドバンテージを稼ぐ役割。
弱点保険は思ってたよりは刺さらなかった。
オーガポン引き読みなのか、弱点保険警戒かは分からないが、ハバタクカミでシャドーボールから入って来る人がいたり、ウーラオスの蜻蛉から眼鏡ハバタクカミのムンフォで倒されたり、弱点保険が発動しなかった。
直近のシーズンで結果を残していること、初手出ししていたことから警戒されて当然だったかもしれない、という事実に大会終了後に気付いた。
また、仲間大会はどうしてもランクマッチと比較すると人口は減少するため、再戦が起こりやすく、弱点保険がバレている相手との再戦も何度か発生し、その度に選出で頭を悩ませていた。バレている時点で腐る弱点保険というアイテムは、再戦が起こりやすい仲間大会等においては、弱いアイテムなのかもしれない。
でもそこそこ強いバケモノ。
炎オーガポン@竈の面
ツタ棍棒 ウッドホーン
身代わり 剣の舞
型破り
H236 A44 B204 D4 S20 腕白
調整意図
HB→キョジオーンのA4塩漬けを身代わりが最高乱数切り耐え
S→準速カイリュー抜き
A→余り、できるだけ高く
D→余り
崩し枠。
相手の中速以下のサイクルを破壊する役割。
いい感じの調整が分からなかったので、参考元の型を丸パクリした。
身代わり剣舞炎オーガポンの崩し性能の高さに関しては、ランクマッチで使っていて実感していたので、安心して崩しを任せることができた。
異常に高い物理耐久で、相手視点からは見えない勝ち筋を作ったり、対面性能もウッドホーンと合わせて高水準で、大会中はパオジアンやウーラオスに殴り勝てる対面駒としての活躍が多かった。
キョジオーンと合わせて眼鏡ハバタクカミを誤魔化す場面もあったが、パワージェム持ちの眼鏡ハバタクカミが一定数存在しており、メタの対象になっているんだなと実感した。
パオジアン@気合の襷
氷柱落とし 噛み砕く
聖なる剣 氷の礫
災いの剣
AS252 B4 陽気
調整意図
襷パオジアンミラーの勝率を上げたいので最速。
対面駒2匹目。
カイリューとハバタクカミが稼いだアドバンテージを活かして詰める役割。
噛み砕くがあることで、イダイトウ構築に対して安定するのが精神的に良かった。
スカーフランドロスの蜻蛉から始動する構築に初手出しして、氷の礫でランドロスを削ることを想定していたが、全ランドロスがウーラオスと同居しており、ウーラオスが受からない構築を組んでしまったので全然初手置きできなかった。パオジアンが悪い訳ではなく、構築を組んだ僕のせいである。反省。
ハバタクカミ@ブーストエナジー
ムーンフォース シャドーボール
パワージェム 甘える
古代活性
H100 B12 C252 D4 S140 臆病
調整意図
C→取りこぼしを減らす為に特化。
S→C<SのエナジーハバタクカミのS実数値188を意識してS実数値190。(最速にすれば安定するが、耐久にも振りたいので削るしかなかった。結果的にミラーで上を取られまくっていたので、火力を削って耐久と素早さに振る方が良かった。)
HD→C252臆病ハバタクカミのシャドーボール確定耐え
B→余り
対面駒3匹目。
基本的には2体目に出して、カイリューが稼いだアドバンテージをパオジアンに繋ぐ役割。
パワージェムは、構築単位で厳しそうなイーユイや炎オーガポンに撃つ為に採用したが、あまり活きなかった。
僕の考えた努力値配分が弱すぎたせいで、ミラーで全負けさせてしまった。反省。
ミラー以外は無難に強く、扱いやすかった。
キョジオーン@食べ残し
塩漬け ステルスロック
自己再生 鉄壁
清めの塩
HB252 D4 腕白
調整意図
パオジアンに後投げできるようにHB特化。
物理受け枠。
基本的には選出画面で相手の思考をバグらせて対面選出を通しやすくする役割だが、受け回しに対して選出し、塩漬けとステルスロックの定数ダメージで炎オーガポンの崩しをサポートする役割も与えた。また、竜舞スケショカイリューが厳しいので、ストッパーになるために鉄壁を持たせたが、スケショカイリューに当たらなかったので意味はなかった。
わかっていたことだが、テラスタルが使えないキョジオーンで受けきれるポケモンはほぼ存在しないため、受け回しに選出しても、アグロ選出をされてしまうと腐ってしまう。そのため、選出画面での圧力もあまりなかったように感じた。この枠にヘイラッシャ等のウーラオスを受けることが可能な物理受けを採用していればまた違ったかもしれない。
イダイナキバ@突撃チョッキ
地震 瓦割り
アイススピナー 高速スピン
古代活性
AS252 H4 意地っ張り
調整意図
A→高耐久のステロ撒きの処理速度を上げるため特化。
S→+1で最速テツノツツミを抜けるように準速。
チョッキ枠。
本構築の明確な弱点である設置技を高速スピンで解除する役割。
瓦割りの採用理由は、アローラキュウコン入りの壁構築に無対策で負けるのがしょうもないと思ったため。
ステロや毒菱を撒いてくる構築とほとんど当たらなかったので、出番がなかった。
アブリポンのねばねばネットを解除した試合と、ルカリオを対面処理した試合以外では選出していないので、強いかどうかは分からない。
重い構築
1.ウーラオス+ランドロス
スカーフランド入りにはパオジアン初手、スカーフウーラオス入りにはカイリュー初手で想定していたが、ウーラオスとランドロスの同居には対応できておらず、1回当たって負けた。
2.スカーフ蜻蛉ルチェンから始動する構築
相手が蜻蛉ルチェンを押すターンの技選択が重要で、流星群を押してハバタクカミに透かされて負けたり、地震を押してロトムに透かされて負けたりした。逆に、このタイミングで交代先に通る技を押すことができればまだ勝てる可能性はある。
3.ママンボウ
強すぎる。ママンボウ入りに4回当たって(その内3回は再戦)3回負けた。炎オーガポンで起点にしたくてもクイックターンで逃げられてしまう。ママンボウの倒し方教えて下さい。
4.チョッキバンバドロ
強すぎる。カイリューの流星群で倒せると思ってカイリュー+物理2枚選出したら3秒で負けた。チョッキバンバドロの倒し方教えて下さい。
選出
基本選出
カイリュー+ハバタクカミ+パオジアン
対面構築相手は基本この選出。
迷ったらこの選出をしていた。
VSサイクル構築
キョジオーン+炎オーガポン+@1
キョジオーンで塩漬けやステロの定数ダメージを入れて、炎オーガポンが崩す。
VSステロ、壁展開
イダイナキバ+@2
イダイナキバの高速スピンや瓦割りで相手の展開を阻害する。
まとめ
開催して下さったぴはるぴさん、対戦して下さった方々、ありがとうございました。
めちゃくちゃ楽しかったです。
常に環境把握と構築の改善を続ける必要があるランクマッチを、学校に行きながら遊ぶことに心身共に限界を感じて少しポケモンから離れていましたが、その点仲間大会は気楽に遊べるのが良かったです。
反省点として、(構築にも反省点はありますが一旦置いといて)対戦に潜るタイミングを考えるべきでした。ママンボウの所で述べた通り、今回同じ人と3回連続でマッチする(しかも絶望的な構築相性)という事故が発生してしまいました。これは、僕が対戦の間で時間を空けずに潜ったのが原因で、同じ相手との再戦はあまり面白い物でもないので、お相手の方にご迷惑をお掛けした形になります。申し訳ないです。
今回学んだ反省点を活かして、また仲間大会を楽しんだり、余裕があればランクマッチも遊んでいきたいと思います。
ここまで読んで下さってありがとうございました。
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