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さっきまで 一人寂しく 詩を書いていたのに 君のせいで 台無しである 充満する寂しさの煙を まっくらい夜に 重ねていたのに 君のせいで 台無しである やけになって ペンを走らせて 文句を書いたつもりが 君のせいで 一篇の詩が書けた 何一つの真理にも近づかない まるで歩みのない ただの僕という詩