Python -リスト、タプル-

Pythonにおけるリストとタプルは、複数の値をまとめて管理するためのデータ構造。これらはどちらもシーケンス型で、インデックスを使って要素にアクセスできるが、いくつかの違いがある。以下に、リストとタプルの基本的な特徴と使い方を説明する

リスト (list)

リストは、複数の要素を一つにまとめて管理するための変更可能なデータ構造。リストは順序があり、要素にはインデックス（0から始まる番号）を使ってアクセスする。リストの要素は異なるデータ型の値を含むことが可能

リストの定義

my_list = [1, 2, 3, "apple", "banana", True]

例では整数、文字列、ブール値を含むリスト 'my_list' が定義されている

要素へのアクセス

my_list = [1, 2, 3, "apple", "banana", True]

print(my_list[0])  
# 出力: 1

print(my_list[3])  
# 出力: apple

リストの操作

要素の追加 : ' append() '

my_list = [1, 2, 3, "apple", "banana", True]

my_list.append("cherry")
print(my_list) 

 # 出力: [1, 2, 3, "apple", "banana", True, "cherry"]

要素の削除 : ' remove() ' , ' pop() '

my_list = [1, 2, 3, "apple", "banana", True]

my_list.remove("apple")
print(my_list)  

# 出力: [1, 2, 3, "banana", True, "cherry"]

my_list.pop(2)
print(my_list)  

# 出力: [1, 2, "banana", True, "cherry"]

要素を直接変更

my_list = [1, 2, 3, "apple", "banana", True]

my_list[0] = 100
print(my_list) 

 # 出力: [100, 2, "banana", True, "cherry"]

リストの長さを取得 : ' len() '

my_list = [1, 2, 3, "apple", "banana", True]
print(len(my_list)) 

 # 出力: 5

タプル (tuple)

タプルはリストと似たデータ構造だが変更不可である点が異なる。タプルの要素は一度定義されると変更できない。タプルも順序があり、インデックスを使って要素にアクセスできる

タプルの定義

my_tuple = (1, 2, 3, "apple", "banana", True)

この例では、整数、文字列、ブール値を含むタプル 'my_tuple' が定義されている

要素へのアクセス

my_tuple = (1, 2, 3, "apple", "banana", True)

print(my_tuple[0]) 
# 出力: 1

print(my_tuple[3])  
# 出力: apple

インデックスを使ってタプルの要素にアクセスできる

タプルの長さを取得

my_tuple = (1, 2, 3, "apple", "banana", True)
print(len(my_tuple))  

# 出力: 6

リストとタプルの違い

• 可変性: リストは変更可能であり、要素の追加、削除、変更が可能。一方、タプルは変更不可であり、一度作成されたら要素を変更できない

• 書き方: リストは角括弧 [] で定義され、タプルは丸括弧 () で定義される