Python -繰り返し-

繰り返し処理は、特定のコードブロックを複数回実行するために使われる
forとwhileがある

for文

for ループはシーケンス（リスト、タプル、文字列など）の各要素に対して繰り返し処理を行うために使用される

for 変数 in シーケンス:
    実行するコード

#例

fruits = ["apple", "banana", "cherry"]

for fruit in fruits:
    print(fruit)

この例では、fruits リストの各要素に対して print(fruit) が実行される
結果として apple, banana, cherry が順番に表示される

range

range() 関数を使うと指定した範囲の数値でループを実行できる

#例

for i in range(5):
    print(i)

この例では0 から 4 までの数値が順番に表示される

while文

while ループは指定された条件が True である限り、繰り返し処理を行う
条件が False になるとループが終了する

while 条件:
    実行するコード

#例

count = 0
while count < 5:
    print(count)
    count += 1

この例ではcount が 5 になるまでループが続く
結果として 0 から 4 までの数値が表示される

ループ制御文

ループの流れを制御するために、以下の制御文が使われる

• break : ループを途中で終了する

• continue : ループの残りの部分をスキップし、次の繰り返しに進む

#例 - break

for i in range(10):
    if i == 5:
        break
    print(i)

#例 - continue

for i in range(5):
    if i == 2:
        continue
    print(i)

例（break）では、i が 5 になった時点で break によってループが終了する。結果として 0 から 4 までの数値が表示される
例（countinue）では、i が 2 の場合だけ continue によってループの残り部分がスキップされる。結果として 0, 1, 3, 4 が表示される

ネストされたループ

ループの中に別のループを入れることができる
これを「ネストされたループ」と呼ぶ

#例

for i in range(3):
    for j in range(2):
        print(f"i = {i}, j = {j}")

この例では、外側のループ i が一回実行されるたびに、内側のループ j がすべて実行される。結果として、i = 0, j = 0 から i = 2, j = 1 までの組み合わせが表示される

出力結果
i = 0, j = 0
i = 0, j = 1
i = 1, j = 0
i = 1, j = 1
i = 2, j = 0
i = 2, j = 1