投稿26回目 看護学校入学までのいきさつ
はじめに
どうも、ナースマンゆうと申します🙇
私は自由診療のクリニックで働きながら、看護師の仕事のことや勉強したこと、普段考えていることをSNSやブログで発信活動をしている者です。
先週の記事でざっくり自己紹介をしたので、見ていただけると嬉しいです!
今回は、看護学校に入学する過程について語ろうと思います。
高校の指定校推薦
高校卒業後の進路について、私の場合は「これがやりたい」「こうなりたい」ってのが特になかったのですが、
1.家から近くて自転車で通える
2.学費が安い
3.受験勉強不要
この3つを自分の中で意識していました。
私が看護師になろうと思った・看護学校に入ることになった要因は、たまたま上記3点が揃っただけに過ぎないんです。
看護師じゃなくても何でも良かったんです。これを選んだのは、他の選択肢と比べて「資格を活かして安定して働ける」のが良かっただけなんです。
上記3点の中でも特に「3、受験勉強不要」は私の中ではとても大きかったです。
そして何より、受験勉強しなくて済むように「指定校推薦」を利用できたのが私の大きな幸運でした。
指定校推薦をざっくり説明すると下記の通りです。
成績で無双して推薦枠獲得
私が入ろうとしていた看護学校の指定校推薦の枠を獲得するには「在学している高校の中で」かなり良い成績を取る必要がありました。
この「在学している高校の中で」というのが重要で、別にレベルの高い大学に入るための学力が無くてもその学校で良い成績を取れれば良いのです。
私が当時いた高校は県内でも中の下くらいの偏差値の学校で、授業内容も進学校に比べたら簡単でした。
相対的に、中学時点での私の学力は中の上くらいのレベルでしたので、そんなに頑張らなくてもほぼ全ての教科で高得点を取ることが出来ていました。5段階評価の通知表もほぼオール5でした。
無理に偏差値の高い学校に行って授業内容についていけずに落ちこぼれになるより、自分より少し低いレベルの学校に行った方が授業についていきやすくそんなに頑張らなくても良い成績を残しやすいのは間違いないと思いました。
良い成績を取れると単純に自己肯定感も高まるのも良かったです。
とはいえ、私は別に高校の勉強で無双しようとか、指定校推薦を最初から狙っていたとかでは決してなく、元々は自分の学力と同程度のレベルの学校を受験したけど落ちてしまったため、仕方なくレベルを落として別の高校を受験した結果、たまたまこの結果になったに過ぎません。
ただ、もし最初の受験に失敗していなければ、そもそも看護学校には入らず看護師にもなっていなかったかもしれません。人生何が起こるか分からないなと実感しました。
看護学校の受験
地域にもよりますが、看護専門学校の一般的な受験は現代文、数学、英語などの学科試験に加えて小論文、面接など、大学よりも比較的シンプルな内容だそうです。
私のような指定校推薦の場合だと、学科が免除されて、面接と小論文のみの場合が多いです。
加えて、指定校推薦は余程のことがない限り落ちることはないです。それくらいの推薦力があるということです。
学科試験が免除された上に、ほぼ合格すると思っていた私は、もちろんほとんど受験対策をすることなく、バイトと遊び漬けの生活をして10月の試験に臨みました。
私以外にも5人ほど、色んな高校から指定校推薦での試験に来ていた人達がいました。後に、私含めた6人は全員合格し、半年後には皆んなクラスメイトになりました。
余談ですが、この推薦組の中の1人に現在の妻もいました。なので、妻との初めての出会いは高校3年生の10月ということになりますね。
現在の妻も含め、推薦組の人達とは受験中や受験終わりに少し喋ったのですが、正直そんなに印象に残ってませんでした。まさか後に結婚することになるとは思いませんでしたね。
小論文と面接
小論文の内容は正直あんまり覚えてないです笑
ただ私は昔から文章を書くのが苦ではなかったので、特に大変だった記憶も無く、一切対策せずとも難なくこなせたと思います。
面接に関しても、そんなに難しいことは聞かれなかったと思います。看護師を目指そうと思ったきっかけや、どんな看護師になりたいか等、よく聞かれそうな内容だったと思います。
ただ、私はそもそもこの仕事に興味も無く、動機もかなり不純なうえに、看護師を目指すきっかけも理想の看護師像も特に無かったのでこの手の質問をされたときは正直困りました。かといって正直に答えて印象が悪くなるのも嫌なので、「困っている人の役に立ちたい」「少子高齢化によってエッセンシャルワーカーが少ないからこそその中で活躍したい」みたいな微塵も思ってもいない内容をつらつら喋りました。
合格、そしてまた不真面目な学校生活へ
無事合格することができてから看護学校に入学するまでの約半年間は、またバイトと遊び漬けの生活でした。
一応、看護学校から課題を出されており、入学までに看護の本を読んで読書感想文を書くのと、一般常識レベルの数学や理科のテキストをやるように言われました。
そこまで時間のかかる内容ではなかったので、すぐに終わらせた記憶があります。
それまで学校をほとんど休むことはなかったのですが、合格が決まってからは休んだり、あるいは午後から登校したりと、サボることがかなり増えました。
この時、もうすでに私の中で高校に行く理由がかなり薄れてしまっていました。学校自体が嫌だったわけでは全然なかったのですが、逆に学校に行きたいと思うほどめちゃくちゃ楽しかった訳でもなかったので、面倒な気持ちが勝ってしまいました。しかし、素行不良で推薦が取り消しになるのも嫌だったので、授業の科目ごとに「これくらいなら休んでも大丈夫だろう」と計算しながらサボっていましたね。
この時からサボれるところはとことんサボるという考え方が自分の中で形成されたと思います。
看護学校を勧めてくれた担任の先生に対して申し訳ない気持ちもありましたが、それ以上に感謝の気持ちでいっぱいでした。
高校卒業、看護学校入学
そうしてサボりつつも無事に高校を卒業した私は看護学校に入学することになります。
今思い返すと、看護学校時代は結構苦労したことが多かったです。まあ看護学校は皆んな口を揃えて「キツかった」「もう戻りたく無い」と言いますけど笑
それにしても、入学当初からやる気のなかった学生は私以外になかなかいないと今でも思っています。
やる気が無い故の周りの学生との温度差に何度も悩まされました。
深いことは考えず、ノリと勢いだけで入学した時は「まあ何とかなるだろう」謎に根拠のない自信がありましたが、そんな思いは何度も打ち砕かれることになりました。(結果的には何とかなりましたが)
看護学校の話はまた来週語ろうと思います。
おわりに
記事を書くことを通して久々に高校時代を思い出すことができました。
振り返ると、私は努力よりも環境と運の良さで乗り切っていたと思います。
人生は選択の連続とはよく言います。ノリと勢いだけでその選択をし続けてきた私ですが、不思議と後悔することは少なかったです。
おそらく、人生の選択において、「ちゃんと考えたかどうか」よりも、選択肢を自分で選び、責任を負えるかどうかが大事だったんだと思います。
ちゃんと悩んで選択することも大事です。ただし、いくら熟考したところで、解決できない、やってみないと分からない事象は山ほどあります。
それならもういっそ、選択は勢いに任せ、その後、その選択が正解だったといえる努力をした方がいいと思っています。
と、生存バイアスのかかった私が語らせてもらいました💦
また来週も読んでもらえると嬉しいです!