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プレイヤーズチャレンジに優勝した大野デッキの話

読んでくださっているそこのあなた、こんにちは。ざきです。
12月15日にアメニティードリーム大宮店さんで開催された、プレイヤーズチャレンジに参加してきました。
ラストのじゃんけんで景品ワンチャン狙いだったのですが、なんと!優勝することができました!

というわけで、今回は優勝することができたデッキの紹介をさせてください。

デッキ紹介の前に…

デッキ紹介の前に、同じ中日デッキプレイヤーの塩めろさんが書かれたnote記事を紹介させてください。

秋に行われていた日本選手権の店舗予選からエリア予選、そして特別選考会に至るまでのデッキ変遷や考え方などが事細かに記されており、中日使いのみならず、だれが読んでも参考になる記事です。ぜひご一読ください。

どうしてこちらの記事を紹介したのかというと、塩めろさんが使ってらした大野デッキのコンセプトを丸パクリ、もとい、リスペクトしたのが今回使用したデッキだからです!!!
詳しくは塩めろさんのnoteを見てほしいので割愛しますが、端的に言うと、「大野のダイスマイナス2の効果コストを3コスト村松を使うことでカバーする。さらに、ダイスマイナスを嫌がってミートを振ってきたところを2コスト龍空のゲッツーで仕留める」
これをデッキの根幹にしました。
元々ダイスマイナスとゲッツーの相性が良いのは山本昌と龍空で理解してましたが、大野と組み合わせることまでは頭が回ってなかったので、塩めろさんの記事を拝見したときは「八木に電流走る」状態でしたね。
ダイスマイナスを押し付けるデッキが好きだったこともあり、これをベースに自分なりに考えてみよう、ってのがデッキ構築のスタートになりました。

デッキ紹介

デッキの根幹が決まったところで、他をどうするか…
大野が2コストなので投手コストは残り3。継投案としては2コスト勝野からの1コストライデルや、1コスト齋藤綱記や1コスト祖父江と繋いでライデルで〆る、とかでしょう。
…ですが、3コストあるなら…「アレ」…使いたいですよね?
そう!3コストのライデル・マルティネス!!!!!

ほぼ誰も使わない、いや、中々使えないカードです。
だからこそ!あえて!使う!そこにシビれる!あこがれるゥ!
冗談はさておき、3コストライデルを使ったのには個人的な理由があります。
私自身がどうも3回に逆転されて負けるパターンが多く、明確に抑え運用が苦手だったからです。
1コストDP7で抑えられないなら、3コストの強い方を使ってみたらどうか?っていう、ある種の実験的な意味もあり、この選択になりました。
これで抑えが決まったので、必然的に中継ぎは0コストになります。
ここで選択肢は2ドローできるDP5か、条件付き3ドローのDP6勝野か。
流石にDP5はワンポイントとしても心許ないので、勝野を採用しました。

0コスト勝野は通常1ドロー、リード時にタイムポイントを1つ使ってさらに2ドローできるカードです。
そもそも3コストライデルの効果は手札3枚以下時にしか発動できないので、1ドローしか出来なくてもデメリットが小さいかも?という狙いもあります。

投手が決まったところで野手へ。
2コスト龍空と3コスト村松が確定なので、残り5コスト。
3コスト村松使うならカリステ効果と合わせて2ドローしたいなと思い、1コストのカリステを採用。これで残り4コスト。

この4コストはいろいろパターンを考えました。2コスト岡林と1コスト二塁手福永と1コストブライト健太とか、3コスト細川と1コスト岡林とか…
いろいろあって最終的には、ミトバコンボ3銃士を連れてきたよ!

ミトバコンボでミートは全部2塁打、福永。

ミトバコンボでAP11、三好。

ミトバコンボで1ドロー、上林。


これでコスト10が埋まり、あとは0コストを並べて組んだデッキがこちら。

福永になんとか2塁打で出塁してもらい、エンドランや高APのミトバコンボを絡めて1点をもぎとる。
後は大野のダイスマイナス効果やゲッツーなどで最少失点に抑え、ラストは最強のライデルで〆る。
そんな、虎の子の得点をみんなで守って勝つコンセプトのデッキになりました。
これはもう、なんというドラゴンズっぽいデッキ!

メインデッキのほうは、攻撃の強振札がカリステの1枚のみという、かなり偏った編成になってます。
というのも、そもそもこの打線はAPが高くない(AP4が3人もいる)ので、強振だとAP的に打てない可能性が高いのと、ミトバコンボ軸なので、いっそのことミートに全振りしてしまえ!となりました。
ほぼ延々とミートを振るデッキなので、覚醒で強振を振る場合は意外と通ったりするのも結構おいしい。ただしダイスはだいたいダメ笑
守備札は龍空村松のミートDP4で内野守備をがっちり固めています。が、大野を引っ張るデッキなので、村松は守備札として機能しない場面も多いです。とはいえ、他にミート守備札を入れると過剰かなと思いますし、大野自体が覚醒でDP13まで上がることも考えると、これで充分抑えられると思います。
外野は守備に使える札としてDP4岡林が2枚、DP3上林が2枚入っています。
ダイスマイナスを発動するときは基本ミート守備札を置いて守備をするので、強振守備札は少なめになってます。
戦術は、ミトバ3枚に勝負師3枚、さらにエンドラン2枚。
エンドランは相手にゲッツーがいなければ、とりあえずポンと出しておけるのが本当に便利。さらに、1ドロー効果がこのデッキにはめちゃくちゃありがたい。使う前には、相手にゲッツーがいないか指差し確認、ヨシ!しましょう笑

使ってみた感想

①点が取りづらい

これはある意味想定内ではありますが、点が取りづらいです笑
ミトバコンボなどで出塁しやすいところはありますが、そもそもミートだと単打がほとんど。単打だと4本出ないと得点になりません。
ですので、ミトバコンボの選手でも覚醒が手札にあるなら強振で振ったりなど、かなり工夫しないと点が入らないのが難しいところだなと感じました。
とはいえ、福永のミトバコンボやエンドランなどで1点ならなんとか取れることが多いので、それをどう守っていくか…ホント、デッキコンセプト通りの得点能力でした。

②守備がしやすい

デッキコンセプトの根幹である「ダイスマイナスを押し付け、強振を嫌がってミートを振ったところをゲッツーで仕留める」が、かなり機能してくれたイメージです。
特に相手のミトバコンボデッキには刺さるだろうなと思ってましたが、フルスイングコンボ軸にもダイスマイナスは刺さりました。
というのも、例えばフルスイングコンボで強振+2がダイスマイナスで打ち消しになった場合、ミートはそのままダイスマイナス2になりますよね。
そうなると、ミートと強振のアウト確率が一緒になってしまい、ミートで振る旨味である「強振よりヒットが出やすい」というのが無くなってしまうんですよ。そうなると、攻撃側は強振で振ったほうがメリット大きいという考えになります。それを読んで強振守備札を伏せてアウトを取る、という動きができるようになりました。
まぁウラをかかれてミートでヒットでも単打だし、フルスイングコンボの選手を単打にできたなら上出来と考えましょう。
トータルで見て、守備でのダメージコントロールがしやすいデッキだな、と感じました。

③手札が以外とイケる

これ、予想外だったのが、手札が少ないながらもイケることが多いということ。
いや、まぁ、手札枚数厳しいですよ?
でもね、中田翔初回手札爆発を常用してる身からすると、手札4枚あれば潤沢ですよ笑
とまぁ、冗談はさておき、手札補充手段としてエンドラン2枚、カリステ村松コンボ、上林のミトバコンボで1ドロー、龍空の手札3枚以下で1ドロー、代打山本で1ドローなど、デッキに多くギミックを入れたのが功を奏した感じです。
手札切れを起こさないよう、攻撃時に気を付けて上記のことをやりながら点を取りに行く。また、無理をして手札を吐いて攻撃しに行かない等、プレイングにかなり気を使いました。
特にプレイングに関しては、いつも昼休みに練習に付き合ってくれている後輩くんのおかげがかなり大きいです。今度らーめん屋で味玉奢るからな!

④0コスト勝野の運用が難しい

以外だったのが、勝野の運用の難しさ。
リード時3枚ドローは一見強いですが、そこからライデルにつなぐと手札が多くなりすぎてしまい、効果が発動しないまま勝負師などを当てられ、打たれて負けてしまうことがありました。
覚醒16は強いですが、これは相手も想定の範囲内の数字。ダイスマイナスという不確定要素が無ければ、数字の計算である種どうにか出来てしまうんです。(そもそも覚醒14で抑えられないくらい下手くそだったんだから、ダイスマイナスないと厳しいのであった笑)
なので、勝野で3ドローする際には、ライデルに引き継ぐ際に手札が何枚になるか計算しながら必要に応じて2枚出ししたり、あえて1ドローしかしなかったり、いっそ勝野を出さないで大野から直接ライデルに繋ぐなど、点差や自分の手札枚数に応じて戦略を変えながら戦う必要がありました。
勝野を出さないパターンは代打を2枠使えるメリットもあり、2回以降の攻撃に厚みを持たせられるという、自分の打線の弱点を補える点も良ポイントになります。
この辺りは臨機応変なので、いつもの後輩くんとの練習や、流山や津田沼でのショップ大会などで練習しながらトライアル&エラーでした。
正直、今でも正解の運用はわかってないので、まだまだ日々改良の余地アリだと思ってます。

実際の試合結果と感想

ここからは、実際にプレイヤーズチャレンジでの試合スコアを見てみましょう
1戦目 対ロッテ 先攻 1-0 勝利

3回に打順戻って1番福永のタイムリーで勝ち越し


2戦目 対ヤクルト 先攻 2-1 勝利

初回に2点取って逃げ切り


3戦目 対広島 先攻 1-0 勝利

こちらも初回に1点取って逃げ切り


4戦目 対西武 先攻 1-0 勝利

2回1死2塁で打者龍空に代打中島を出して会心の二塁打が決勝点

自分や相手のダイス運もありましたが、ご覧の通り、4戦して得点5、失点1という、デッキコンセプト通りの守り勝つ野球ができました。
対戦相手の皆さんありがとうございました。
4戦全て先攻ですが、あえて先攻を取ったわけじゃなく、じゃんけん3連敗で後攻を取られただけです笑
対戦後にお話しをさせていただきましたが、3コストライデルと初めて対戦したけど圧やばいとか、ライデルが見えてたから攻撃を急いでしまったとか、そんなことをおっしゃってました。
後は、大野でも意外と手札持ちますねっておっしゃってた方もいらっしゃいました。
どれも自分の思っていた通りの形で1点差ゲームになり、ひりつくような痺れるゲームばかりですごく楽しくゲームができました。
そんな中で勝利し、優勝できたのは自分にとってかなり大きな経験になったと思います。

終わりに

大野を使った3コストライデル入りデッキ、いかがだったでしょうか?
正直、万人におすすめできるような安定性のあるデッキではないと思います。
でも、こういうある種のロマン枠デッキでも勝つことができるし、ドリームオーダーというカードゲームの奥深さをまたひとつ体験できたな、と思ってます。
個人的には、中日ファンとして、大野が景品のイベントに大野デッキで挑み、勝利して景品をゲットできたのが何よりも嬉しいです。
これが私自身初のショップ大会優勝ですから、感激もひとしおです。
みなさんも、いつもと一味違ったデッキを使って戦ってみてはどうでしょうか。
新しい発見があるかもしれませんよ?

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