【アメリカ生活】 再入国許可証が(やっと)発行された話
再入国許可証の発行に時間がかかっているのはご存じでしょうか?
余裕で1年以上はかかります。なので、再入国許可証を申請する方は早めに申請するのがいいと思います。と思う一方、結構タイミングだよね・・と思った。
もし再入国許可証を申請予定の方、申請中の方がいたら、少しは役に立つかなーと思い(しかも超最近の話なので)今日は書いてみました。これもまた、人によって置かれている状況が違うので、あくまでも私の経験談です。
グリーンカード保持者は、半年以上アメリカを離れるとグリーンカードを没収される可能性があります。なので、グリーンカードを入手したけどなかなかアメリカに移住できない人や、日本に一時帰国で半年以上アメリカを離れる人は再入国許可証を申請してゲットしないと大変なことになってしまいます。再入国許可証は緑の別冊パスポートみたいな物らしいです。私はまだ現物は持っていないです。
グリーンカードを初めて入手した人はactivate から1年以内に移住することとなっていて、できない場合は再入国許可証がないと没収対象になってしまいます。
私の場合は前者で、グリーンカード入手後、なかなか移住ができなかった口です。業者を通して申請書を作成してもらったのですが、申請理由はちょっと気をつけたほうがいいとアドバイスをもらいました(とは言え、こう書けとも言ってくれない。。。)。また、いつのタイミングで申請すればいいかと聞いても、はっきりと答えてくれませんでした。私が思うに、何かあっても責任を取りたくないから曖昧な答えしかくれなかったのかと。
私は当初の移住スケジュールが予想以上に狂ってしまい、activate して9ヵ月くらいアメリカを離れた時点で急遽申請をしました。申請はアメリカ国内でのみ可能なので、アメリカに飛び、1週間くらいで日本に戻り、また2週間後にアメリカに行き生体認証(指紋を採る)をして、また日本に戻りました。そう、1か月で2回アメリカに入国です。お盆近辺の時期で、この2回のアメリカ往復で100万円強ふっ飛びました・・・。申請時期も考えた方がいいと思います。私はそれどころではなかったので仕方なかったのだけどね。
また、申請書を提出するために渡米したとき、入国審査でかなりモメました。結構トラウマです。これは運が悪かったとしか言いようがないのですが、CBPから「何故こんなに長くアメリカから離れてるんだ!」とかなりキツイ口調で責められ、尋問が始まってしまいました。小さい空港だったからか、別室行きではなかったけど。最後は「今回は入国させてやるけど、次回はないからな!」と、やっとパスポートとグリーンカードを返してもらえました。マジで怖かった。
ということで、もしまだ日本に居て「申請が必要になりそうだぞ」という場合は、早くアメリカに一旦入国して申請することをお勧めします。運が悪いと私みたいに揉めることになるかもです。それと、再入国許可証の申請のために入国したとも言わない方がいいかも?とも思います。まぁ、これは移民弁護士と話すのがいいと思いますけど。
理由によっては、「それは許可証の申請理由にならない」ともっと揉める可能性があるから。よっぽど移民弁護士と話をして確実な路線(こう説明すれば大丈夫と確約もらう)ならいいと思いますが。仕事が見つからないからとか、住む所が決まらないとかの理由はNGを食らうと思います。
アメリカ資本の外資系の会社で働いている場合は、仕事を理由にできるっぽいことをチラッと聞いたけど、本当のところは不明。でも、私もその怖いCBPから「外資系(アメリカ)の会社で働いているのか」と尋問の中で聞かれました。いずれにせよ、申請理由は注意した方が安全だと思います。
私は「再入国許可証の申請目的でアメリカに入国」とは言わなかったけど、ちらっと許可書の存在の話をしたら、「君は再入国許可証を申請できるに値しない!」と言われてしまいました。何故そんなこと言われなきゃいけないのか?!でしたけど・・。
入国審査では、自分が不利になる発言はしない方がいいので、とにかく言葉を選んで話すのが大変でした・・
アメリカで申請書を提出して(ってか、郵便局に行って郵送するだけね。Money Orderを郵便局で 作ってもらって、一応 Certified mail で郵送)、一旦日本に帰国。もし1ヵ月くらい日本を離れても大丈夫な場合は、そのまま次のステージまで居ればいいけど、私は仕事もあるので帰国。2週間後にまた渡米しました。2回目の入国では全く込み入った質問なし(笑)。2週間しか離れてないしね。「沢山現金持ってる?」「食品持ってる?」と聞かれただけで、「No」と答えたら「Ok。行っていいよ」と、めちゃくちゃ簡単でした。
生体認証の予約の手紙がなかなか届かずパニックでした。本来であれば、「書類受け取りました」のconfirmation letterが届いた2週間後くらいに「指紋採りに来てね」の予約手紙が届くはずなのに。不安の日々でした。結局帰国日を変更することになったけどね。そう、帰国便のスケジュール立ても結構「賭け」なのです。いつ、指紋を取る日になるかは、手紙が届くまで分からないので。このくらいに手紙が届いて、このくらいが予約日に指定されるだろと自分で予想しながらこのプロセスを通過していくしかないです。私は予想が1日は外れてしまい、帰国日が生体認証の予約日になってしまいした。
指紋を採った後は、アメリカから離れてOKで、許可証が発行されていなくても、アメリカ国外に6か月以上いてもグリーンカードは没収されません。「指紋採りました」のハンコ付きの書類さえあれば大丈夫です。絶対紛失しないように。
こちらが私のタイムラインです。
2023年7月1日 申請
2023年7月9日 日本帰国
2023月7月19日 申請受付の確認手紙が友人宅に届く(日付は7/13)
2023年7月26日 生体認証(指紋を採る)のために再度アメリカ入国
2023年7月31日 生体認証の予約日程の手紙が友人宅に届く
2023年8月9日 生体認証
2023年8月10日 日本帰国
2024年6月5日 アメリカ移住 (申請した時の州とは別の州に移住)
2024年9月6日 再入国許可証 受理の手紙がアメリカ自宅に届く(日付は9/4)
2024年10月8日 発行したとアメリカ大使館サイトに番号掲載
この生体認証ですが、指紋がちゃんと採れてないと再度ASC に呼び出されることもあるようです。実は私の指紋があまりちゃんと採れてなく(機械でscan する際、緑だとOK、 オレンジだとwarning )、右手がほぼ全滅でした。やたらオレンジだったのが画面見てて分かった・・。数回やり直したけどやはりダメで、職員さんも疲れたのか「このまま提出しよう」と。おいおい。。結局再度呼び出されることなく済んだけどね。指紋採る前にハンドクリームとか塗って水分を肌に入れ込んだほうがよいとのこと。食器洗ったりの水仕事で結構カサカサになる人が多く、上手く指紋が採れないと職員さんが言ってました。
最後に入国して(生体認証)、約10か月後にめでたく移住できました。空港でまた何か言われるか。。と緊張。トラウマですからね。。生体認証をしたというハンコを押された書類を見せれば大丈夫と移民弁護士から言われてて、その書類以外にも雇用契約書も見せて「私はこれからこっちに住みます」アピールをしました(笑)。再入国許可証の申請理由も聞かれたけどサラッと程度で、最後はWelcome back to the United Statesと言われておしまい。30代くらいの優しいお兄さんでした。ありがとう、お兄さん。
そして、やっと今月(2024年10月)に発行され、日本にあるアメリカ大使館に届きました。そう、日本で受け取りなんです。受け取り場所を日本にしていたので・・。というのも、発行時にどこに居るかが分からなかったし、いつ発行されるかも見えずで日本にしていたのです。アメリカで受け取りの場合は、もっと短期間で入手できると業者が言っていました。
私は申請時とは状況が変わり、正直もう入国許可証は不要なのですが、2年間有効なので、一応受け取りしたいと思っています。あ、許可証を待っている期間に引っ越しした場合は、住所変更をサイトからするのをお忘れなく。この住所変更は別サイトのイミグレ用のサイトから変更かけます。私もアメリカに住み始めて住所が変わったので、変更をかけました。反映まで数週間とかかかるようなので、こちらはすぐやった方がいいと思います。じゃないと、大切な書類が郵送で届かないのでね。ちなみに、許可証の受け取り先は変更できませんでした。
受け取りは予約が必要です。大使館のサイトから予約。ポータルのアカウントを作成する必要があり、質問メールをを出すとそのポータル内に大使館からの返事が来る形。そのアカウント作成がエラーばかり・・。解明するのに時間かかりました・・。日本語表示で作成したのだけど、認証番号を入れた後、承認番号を入れる枠下の左のボタンを押さないとエラー出ます。確か「再入力」と「キャンセル」の2択だったような。再入力って何?って感じですが、左の「再入力」を押してください。(「再入力」という表示でなかったら、とにかくキャンセルではない方を押す)。
メールでの質問はお勧めしません。サイトと同じ内容のコピペの回答ばかりで、全然質問に対しての答えは返ってきません。電話がお勧めです。インターネット電話だと無料だし、日本語で対応もしてくれます。1分以内で担当者と繋がったし、親切に色々と教えてくれました。
家族が代理で受け取りも可能ですが、「家族」という証明が必要なので戸籍謄本とかを見せる必要があるようです(サイトには書かれてないけど)。なので、兄弟姉妹も代理受け取り可能です。委任状はひな形が特にないので、自分で自由な形で作成していいとのこと。受け取りは本人か家族のみ。アメリカへの郵送転送は不可だそうです。つまり本人が帰国するか、家族に頼むしか受け取り方法はナシです。
受け取りの予約はかなり待ち、数か月後とか半年後とかになる可能性もあると言われました。発行後いつまでに取りに来い等の締め切りはないとのことでした。「受け取り予約はメールでのみリクエスト可能」と言われて希望日を3つくらい出せるらしいです。でもまず希望通りには行かないよね・・。アカウント作成を既にしてたら、ポータル内からもメッセージ送れるので、そこからリクエストも可能なはず。
私はまだリクエストを出してないです。年内に予約取れるかも分からないしね。どうしようかなと思いつつ・・。 もう少ししたら受け取り予約日希望を出してみようと思います。
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