この人嫌い黙って薄く膜をはる (朝日新聞東海柳壇掲載)
歳を重ねてよかったことは、経験値があがることである。
嫌な人への対処法をしっとぃる。もとい、知っている。
こいつはタイプbだな、と種類分けして、過去と同じ対応でクリアできる。
誰とでもうまくいくわけないと知っている。
これは大きい。
そうそうに仲良くすることをあきらめクリア。
そうして、無駄に人を嫌いにならずに過ごすのだ。
嫌いはすぐに伝わってしまう。
とはいえ、私は以上のことに、この頃ようやく気がついたのである。
若い頃は、すぐに人をシャットダウンしていた。
これはそんな若い頃の句。
「この人嫌い黙って薄く膜をはる」
今ならこんなことしないな。