不動産投資①
近年、不動産投資に取り組むオーナーが多いですが、その理由で相続対策ということが多いようです。
不動産投資は小規模で行うメリットが低いと言われています。
なぜなら、不動産投資につきものである設備投資が過大になり、多くのオーナーさんが金融機関から大きな借入をしてスタートさせるため、返済と収入のバランスが悪くなれば、経営は悪化するからです。
マンションやアパートを例にとって話すと不動産投資の最大の問題は空室ができることです。新築当時は満室で家賃も当たり前に入っていても、10年経過後には家も古くなるので空室ができることもあります。
また、多くの人が住む賃貸物件の場合、入居者が安心して安全に住むために定期的なメンテナンス(修繕)も必要となります。マンションのメンテナンスとなると修繕費はかなりの費用となるため、毎月の家賃の一部を蓄えておく必要があることも…
共有部分のエレベーターの保守点検費用や階段や廊下の掃除、セキュリティ対策、退去時清掃や修繕などランニングコストもかかります。
一般的な不動産投資利回りは、すべての経費を差し引くと12%も出れば良い方です。
複数の部屋を持つマンションの場合、大家さんの家賃収入は多く、経営が楽に感じる方もいるかもしれませんが、固定資産税をはじめ、火災保険料や消防設備の保守点検、電気料金など様々なランニングコストが利益を押します。