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神椿幕張戦線 DAY-1 V.W.P 2nd ONE-MAN LIVE「現象Ⅱ (再)-魔女拡成-」を観測
2024年は代々木第一体育館の2日間の大型ライブで幕を開けた。
「神椿代々木決戦」「現象II」/「怪歌」がもたらした、観測者への大きな衝撃と感動。
現地で観測できた筆者にとって、2024年を生き抜くガソリンになっていた。
しかし、そこで手を緩めない神椿STUDIO。いや、むしろより苛烈に。
2024年は、そこから現地ライブを高い頻度で開催する。
KAMITSUBAKI WARS 2024 と銘打たれた各地の地名を冠した現地ライブシリーズ。
2023年の怒涛のSINKA LIVEがバーチャルライブだったので、反動と言わんばかりの過密で濃密な現地ライブを観測した。
そんな2024年の戦線の総括というべきか。
2024年11月2日(土)、11月3日(日)。
幕張メッセイベントホールで開催された「神椿幕張戦線」を観測した。
代々木のライブに(再)をつけ、お得意の再演(とはいえ別物)というわけだ。
幕張で両日現地観測が叶った、筆者のライブの記録として。
そして、いくつかの物議があった事への個人的な見解も書き残そうと思った次第だ。
(再)なので、全曲の深堀りや細かい補足などは省こうと思う。
過去の代々木決戦の記事も良ければ合わせてどうぞ。
※この記事は神椿幕張戦線 IN 幕張メッセイベントホール V.W.P 2nd ONE-MAN LIVE「現象Ⅱ (再)-魔女拡成-」についての記事です。
DAY-2「怪歌(再)」については別記事で書きます。
自分がこの体験を忘れないため、観測者の皆様の共感を得るための長文記事です。
また、これまでの記事より個人的な意見をあえて書きますが、反する意見を否定する意図はありません。
幕張戦線まで
KAMITSUBAKI WARS 2024 まとめ
神椿新宿戦線 Zepp Shinjuku 4月
神椿横浜戦線 パシフィコ横浜 8月
神椿後楽園戦線 TOKYO DOME CITY HALL 9月
※すべて2日間開催
どうだろう。
やりすぎである。
代々木決戦でまたしばらくクールタイムに入ると思っていた過去の筆者よ。
その感覚は間違ってはいないと思うぞ。
ワンマンライブや、FES、久しぶりシンギュラリティライブ(初現地)など、同じような催しが一つもないのもおかしい。
時に別れの場にもなり、ワンマンライブシリーズの3(全員が明言していたかは確信できないが、おそらくは一旦の締めくくり)にもなり、超大型新人「少女革命計画」のデビューの場にもなり、古参も新参も大歓喜の楽しさ全開の場にもなり。
どれも確実に特異で記憶に残り、感動と楽しさに満ちた時間だった。
ここではそれぞれを書き始めたらキリがないので抑えておくが、本当は全部に1記事書くべきだった。時間が足りず。
ひとつだけ挙げせてもらうなら。
「宣戦」花譜理芽で幕を降ろした「Singularity Live Vol.3」は、「不可解(再)」観測者として激アツすぎた。
不可解(再)と言えば、Zepp Diver Cityで有観客で行うはずだったライブである。
コロナ禍が始まり、大打撃を食らった。
明日遂に不可解(再)。
— PIEDPIPER (@PIEDPIPER2045) March 22, 2020
ようやくここまでこれました。
すみません、一度だけ汚い言葉を吐きます。
ここまで作って無観客て何だよふざけるな。本当は全編無料でも観せたかった。なんなんだこの世界は?
コロナなんか糞食らえ。
自分達の力の足りなさに心底幻滅してる。
物語は今始まったばかりなのに。
誰もいない空間で歌うただ一人で歌う花譜が、初めて仲間と歌ったのが「魔女」1番後間奏でのラップパート春猿火と最後の曲理芽との「宣戦」だった。
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(再)はある意味いわくつきライブタイトルになるかもしれない。
幸祜とMYUの参加中止
前提として、協議の結果苦渋の判断であることは重々承知の上だ。
返金対応もあった。
ライブの構成、歌や踊りのパート分けの都合もあり、音楽的同位体狐子を代役として抜擢した判断も神椿ならではの対応で感心した。
MYUについては、ダンスのフォーメーションに明らかなスペースを残し、居場所を確保しているようにも受け止められた。
しかし、どうしても最高の完成度ではなくなったという感想は抱いてしまうし、それでいいのかもしれないとも思う。
(再)がつくライブは、なにかが欠けてしまうのか。
代役としての狐子は、終始ピンチヒッターとしての扱いだったのは良かった。
魂がなくても、いちアーティストとして補助として招いた。という印象を受けた。
狐子についてはこの後もちょくちょく書くが、観測者幸組とまでは言えない筆者の感想なので、お手柔らかに受け取って頂ければ。
これは厳しいかもしれないが、筆者の考えとしては。
神椿のアーティストには、プロフェッショナルであってほしい。
どんな事情でも。アーティストである以上、メインを張るライブへの出演ができないのは、役割を果たせていないことになる。
幸組やMYU推しと思わしき人たちがネガティブな心情を吐露することも、ある程度は受け止めなければならない。
客が求めていたものを提供できなくなったのだから。
全くもって、責めたいわけではない。
ただ今回は。アーティスト幸祜、MYUのお客さんが満足するわけがないライブになった。
それは事実だと思う。
もちろん無理をしてほしいわけではない。万全になって戻ってきてくれればそれだけでいい。
ふたりの心身の回復を願いながら、当日を迎えた。
当日 花譜と出会った場所、幕張メッセ
筆者にとって幕張は自転車でも小一時間で行ける。
ただ帰りのことを考えると、何時に終わるか分からないライブ後に小一時間夜道を走るのはやめようということで、電車で行くことにした。というか、11月にして台風予報が出ていた。(消滅したが)
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まるで代々木決戦だと思いながら、仕事終わりに爆速で海浜幕張へ。
超会議やその他イベントごとで何度も来た、勝手知ったる幕張メッセ。
2019ニコニコ超会議で花譜と出会った。
花譜とV.W.Pのライブがこの場所で開催することは、個人的に夢がかなったような気持ちにさせてくれた。
ずっと幕張でやってほしかったのだ。
改めて、3連休の二日間幕張メッセイベントホールを抑えられるのって凄くないか。
現地にすでに沢山いる観測者や、周辺の様相。
幕張で、V.W.Pと花譜に会える。
それが実感できて、既に感無量だった。
メンシ特典を受け取り、物販は翌日に整理券取っているため待機。
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程なくして入場開始。いつもみたいに一日中いるわけではないので、あっという間だった。
入場~開演前
相変わらず誰とも交流しないので、早々に入場。
今回はVIP席ではなくS席。
そういえば席配置が見直される一件があった。
S席でもアリーナの後方になる可能性があったが…
筆者にとってアリーナ席は身長問題があるため、実は一階席の方が当たりのような気がし始めていた。
もちろんVIPで最前を狙うロマンもあるのでまたVIPを買うこともあるだろう。
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アリーナ後方か…と思っていたが…なんと、前に通路がある大当たり列だった。代々木の一日目の時も前通路席だったのでなかなか席の運に恵まれている。ただだいぶ右端ではある。まあこれは許容できる。身長問題がパスできたので十分だ。
幕張のイベントホールは初だが、当たり前に広い。
代々木の再演にふさわしいスペックと再認識。
ステージセットも再現されている。
DAY1の時点で木に花が咲いているのは、怪歌から続いているという意味だろうか。
そして。遠くだが確認できる。
扇状に並んだ椅子。譜面台。指揮台。
個人的にこれを凄く期待していた。
KAMITSUBAKI PHILHARMONIC ORCHESTRA
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バーチャル演劇「御伽噺(染)」で初お披露目となった、オーケストラ部隊。
モーツァルトホールでの劇伴の演奏からどう変わるか。
今まで4人だった弦楽器が、格段に規模を大きくした。
会場をどう色付けるか。茉莉さん(トトロのイントネーション)のお美しい姿を拝めないのはやや残念…
観測者が続々と席に着き、入場は滞りなく済んだようだ。
いよいよというタイミングで硝子宮の会場アナウンス。
神椿の新人のアナウンス起用は毎回ちょっとした楽しみになっている。
これの(恐らく)原点は不可解(再)のヰ世界情緒だった気がする。
後のV.W.Pの4人が少しだけ交わったのが不可解(再)だ。
場内のBGMは代々木と変わらず。どこかテーマ的な親和性のある楽曲たち。
開演5分前くらいに理芽声出しの円陣の声が聞こえた。
実在感を感じさせてくれるし、単純にアガるし、これはすごく良いと思った。
そして、モニターにピンク色の円が映る。
代々木のときは、音もなく突然出て、ただ揺らめく不気味さを感じた図形。
今回はもう分かっている。
これが暴れだしたら、いよいよカウントダウン。
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そして、再演というには新要素と深化に満ちた宴が始まる。
開演
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オープニング映像は変わらず。現象II(再)というタイトルの変化は当然あった。
朗読パート。ここも変化なし。
あえてだろうな~と謎に理解者面をしてるうちに、
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演奏が始まった。
そうそうこうだったなと思わせてくれる、(再)の楽しみ方を味わう。
さっそく神フィルの演奏が魅せてくれた。
残念ながら、客席と同じ高さにおられるので、アリーナの中ほどより後ろの人は直接見えないだろう。
筆者は横モニターで姿を確認し、確かな音圧で補完すると決めた。
さあ、主役の登場だ。
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音楽的同位体狐子の衣装も八咫烏に寄せて変化していた。尻尾的なパーツが赤いのが特別仕様感あって良い。
<第一部>WE ARE V.W.P
1.共鳴
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狐子の第一声「My name is 狐子」でひときわ大きく湧き上がる歓声。その一人になれたことが、勝手ながら誇らしく思えた。
心配するまでもなかったが、狐子の調声は素晴らしく、機械音声の要素と人間の声の要素が不快にならない融合を果たしていた。
細かな音程の揺らぎ、身体の動きもそうだが、幸祜を模倣しつつオリジナリティも感じた。
相変わらず声も出せるし最高に盛り上がる。
みんな良い具合の気合い入っていたと思う。
ヰ世界情緒、かましてたよね?
気迫を感じる語気の強さ、がなり、2サビの主旋律もパワフルでとても良かった。
2.輪廻 3.秘密 4.再会 5.飛翔
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「輪廻」の狐子の歌い出しが爆音でびっくりしたが、その後調整されたようだ。
生歌唱のライブに一つだけ音声をはめ込むことの難しさを素人ながら察せられた。
リハだけですべて決められるわけもなく、リアルタイムで細かな調整をしたスタッフに感謝。
「秘密」の歌い出しも見事だった。
幸祜センター曲は避けるかとも予想をしていたが、序盤にして果敢に挑んでくるスタイル、実に神椿。(?)
毎回「秘密」の間奏では毎回コール&レスポンスがある。
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今回は「声出しバトル」だったようだ。ごめん、あんまり説明部分聞こえなかった。
魔女で4回の後我々で4回、つまり交互に声出しするのが正解。
自分たちの声とか音響でかき消されていたので、とりあえず自分含め現地観測者はオイオイしていた。
見返すと、オレンジの観客用ライトが律儀にタイミング指示してくれていた。すまん。
「玩具」がスキップされ、セトリ圧縮の「再会」
4時間は長すぎと思ってくれた(こちらとしては嬉しいけど)のだろう。いくつか曲カットもあると思っていた。
AnimaIIIを経て、ヰ世界情緒は一度完成したかのような感触があった。
もちろん、この先も強く美しく可憐さを増していくのだろうと思う。
神フィルの演奏でよりこの曲の強みが出ていた。
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大サビのハイトーンの強さは、ライブで挑むたび増していると感じた。
序盤とは思えない満足感の一曲となっていた。
笹川真生ゾーンを濃縮したということか、「飛翔」にジャンプ。(筆者のイチ推し曲)
カンザキイオリ楽曲からまるごと空気が変わった。
弦楽奏とピアノの綺麗さに、あえて馴染まず突飛したまま入るギタードラムベースシンセのアンマッチさ。
演奏の方にも強く惹かれつつ、5人の個性と調和の歌声に心酔できる。
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やはりこの曲は、別格な多幸感に襲われてしまう。
MC1
歌い終わり、V.W.Pの面々はそれはそれは楽しそうに喋る。
狐子は喋らないようだ。
V.I.Pのライブみたいに喋るかな?って思ったりしたが、さすがにか。
「カフチャンハ、ドウ?」「ナルホドー、リメチャンハ?」みたいに、誰よりも上手にまわしたら…って1%期待していた。
「幕張で開幕張り切りましたぁ!」
直近でだじゃれ有識者として花譜が沼ハマに出演したこともあり、だじゃれに対する意識の向上傾向にあるようだ。
話題になっていたが、理芽の大きな声が直に聞こえてきた。
アーカイブでも1:33:31くらいに、わずかな時間差で声とマイク音声の両方が聞き取れる。
バンドと合わせるからには同じ空間にいないと成り立たないので、やっぱりすぐ裏にいるんだと思った。
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偶然にも唯一のケモミミデザインなのが功を奏したか。無言ながら、よく笑い、自分からアクションしたり、流石にかわいかった。
6.定命
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なごやかなMCがおわり、次の曲へ。
静寂→デデッデデッデ→手練れの観測者の反射「V.W.P!!」代々木でもあったなぁ。これ。(反射「V.W.P!!」しながら)
この曲が掻き立てる、没入感、共闘感。現地参戦の醍醐味だ。
声と腕のHPを気になんてしていられない。ここまできたからには、全力で参加しなきゃ損だ。
<第二部>ヴァーサス
朗読パートののち、KAMITSUBAKI FESでもおなじみの、NEXT ARTIST IS…ムービーが始まる。
代々木でも第二部がヴァーサスだったので、きた!と持った。
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7.暴力的イグノランス
狐子×御莉姫
本来は幸祜だったステージだが、最善策をとり狐子のおかげで実現。
KAMITSUBAKI FESで初めましてしてからぶりの御莉姫は、オリジンで登場。
間違いなく上ステージで生身のパフォーマンスだった。
ありし日のあゆみたいな、金髪でスタイルもよく、歌のパワーは新人のそれではない。
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デビュー3か月ほどで幕張メッセイベントホールなのに、堂々と個性を放っていた。
狐子は同位体の本来の白カラーになり、ソロとしてそこにいるのだと思った。
曲のテンションに二人がよく合うと思った。
このライブ最初の新曲が、大ハマりなので、この先の期待度が上がる。
強すぎる先鋒だった。
8.アイノ最適解
理芽×明透
ありそうで無かった組み合わせ。
代々木の後、在流が去り、Albemuthの後輩明透が残るかたちに。
明透個人の活動になり、心配の声もあったが、一切止まることなく。
精力的にファンを増やしている。
花譜たちとは別の孤軍奮闘、ほんとうに強い人だ。
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9.ぼくらの逃避行
ヰ世界情緒×VALIS
マーガレットソルと名前が判明した、噓から出た実アイドル衣装のヰ世界情緒。
VARISは黒と赤基調の新衣装?で登場。よく見たら、ヴァーチャル舞台劇「御伽噺(染)」での衣装だったようだ。二回見たのに気づけなかった。
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ヰ世界情緒の器用さ、何をやっても映えてしまう能力は、代々木決戦やAnimaIIIでこれでもかと思い知らされた。
VALISと並んで歌い踊るヰ世界情緒に驚けなくなってしまった。
とにかく、VALISも見たいのにヰ世界情緒も見た過ぎる時間だった。
これは今ライブ一回目の、目が足りない。
現地での透過スクリーンの色とりどりの蝶が鮮やかで綺麗だった。
MYUにも届いているといいなと願う。
10.天照ダウン
春猿火×獅子志司
紅九紋龍の春猿火とハットをかぶった獅子志司の登場。
神椿の男性アーティストと組む春猿火はいつもよりオラオラしているような印象を受ける。
乱暴さを表現しつつ、破綻なくしっかり届ける声が抜群にきまっていた。
獅子志司の特徴的な声が世界観を決定し、かと思えば破壊するような。
体感時間がいい意味で早かった。おかわり欲しくなるかっこよさとオシャレさ。
癖になる曲調も相まって、最高だった。
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11.花十カクメイ前日譚
花譜×罪十罰
扇鳩花譜と、少女革命計画の罪十罰の三人、氷夏至・美古途・夕凪機のコラボ。
活動歴差6年近い2組だ。
花譜は一貫して大御所先輩感出さないので、ビジュアル的にも対等に見えて、それがすごく良いと思った。
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いや、新人が新人してない。
少女革命計画はデビューから間もないのに、ここまで堂々とできてしまうのかと再度くらった。
アーティスト名はフルネーム呼び捨て主義だが、げし子はげし子で良いかなもう。げし子がハマりすぎてる。
話題になったげし子の笑顔、バーチャルの表情設定とはいえ、可愛さと楽しんでいるさまがすごく印象的だった。
そのうえで動きの余裕感がギャップすら感じさせてきた。
3人ともキャラが立っていながら、当たり前にハイレベルなことをしている。
花譜は大人になるにつれ、かわいさをストレートに表現しだすという、一見逆な変化なのが面白い。
アイドル的な振り付けと歌声が、ニュー花譜のウェポンの一つとして年々強くなってきている。
そして曲。この日最後の新曲にして、一番印象に残った。
なんだあのBメロは。ナガイさんのベースが大暴れ→不意討ちおしゃれポップずるい。
視覚も聴覚も喜ぶような一曲だった。
<第三部> THE PARTY
12.V.W.P DISCOTHEQUE
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代々木との差分はソロダンスパート以外ほぼないが、会場でこれを体験することに意味がある。
ELEVENPLAYの4名が15分近く踊りっぱなし、視覚と聴覚の激流の時間。
この時間を挟むから、この先へまた没入できるのだと思う。
13.機械の声
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幸祜パートも狐子が担当。大活躍だ。
神椿のワールドだなぁと、初見よりもよく見えることでより思った。
何度でも節目で観たくなる。VALISは今回いなかったが、目が足りないのはご愛嬌。
<第四部> 覚醒1
この後は…と緊張感が全体を包むような感覚。
とりどりの光が、「現象II(再)」の真髄を待ちわびていた。
14.描き続けた君へ 15.百年
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とどまることなく強くなっていく彼女の歌。大サビでさらに一段階ギアが上がるような、短縮でもとても贅沢な体験。
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代々木でも感じた、理芽の低音の安定感はより上がった気がした。
感情の込め方、曲に寄り添う歌い方、ニューロマンス3で感じた魅力に溢れていた。
16.ゲンフウケイ 狐子がこの曲を歌うことへの私見
Q:花譜のピンチヒッターとして、可不が「そして花になる」だったり「マイディア」を歌ったら?
A:いやそれは、違くないか?
これが筆者の感想になる。
狐子が幸祜のダイレクトな心情を書いた曲「ゲンフウケイ」を歌っていいのだろうか?と考えてしまった。
もちろん、諸々の事情があるのは承知している。
映像、演奏、ライブ設計の段階的に、セトリの変更は容易ではないだろう。
メドレー式なので前後曲との繋ぎも組みなおしは流石に不可能。
これは、やむなしの狐子歌唱だと納得している。
そう、やむなしであって欲しいのだ。これからも同じ手法でこういう特別な曲を同位体に歌ってもらうのは、できることなら避けたい。という共通認識があってほしい。という、厄介観測者の私見だ。
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間奏のフェイクなども再現度が高い。改めて、急ピッチで多くの楽曲の歌唱データを作った方に感謝。
17.身空歌 18.邂逅
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春猿火のラップを沢山聞くことができた、シャーマニズム3。V.W.Pでは歌唱メインだが、いつかラップメインの5人曲も聴いてみたい。
この曲と「中間地点」でたかやんさんと別れたシャーマニズム2からの、新春猿火の躍進は目まぐるしいものだ。
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また軍鶏(想)を観れて嬉しい。感情で音程を飛び出す歌い方をこの曲では感じられる。
一歩間違えると崩れる、綱渡りのような迫力と洗練の歌声。
代々木では「不可解」と「怪歌」の狭間のライブに、今一度「邂逅」を届かせてくれた。
今回は、「怪歌」と「怪歌(再)」の狭間と言えるかもしれない。
19.花束 魔女特殊歌唱用形態 八咫烏(解)
SINKA LIVE シリーズの回顧の終点。
筆者のお気に入り曲「花束」
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代々木ではこの前にムービーで八咫烏にチェンジしたが、今回はライブ限定のイントロの演奏中に八咫烏(解)にチェンジした。神フィルの弦楽奏がとても盛り上げてくれた。
黒と紫に金の模様。高級感とスタイリッシュな印象。どこか既視感があると思ってアーカイブで気づいた。色違いレックウザだ!!
この曲は代々木で一番印象に残った新曲だった。
全楽器見せ場があり、個人パートからサビでの三声のハモリ。
「花ー束ーーーーー」の爽快感、曲調の変化。
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そして最後の花譜のソロ。
終盤でこんなにレベルの高い曲を完璧にこなすのが、凄い。
<第五部> 覚醒2
MC2
恒例化してきた新衣装見せびらかし「かわいいー!!」タイム。
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そして、シンギュラリティライブ3から生まれた乾杯。
筆者は水にした。このとき、「明日の乾杯はZONEにするか」と思った。
なお、DAY2で乾杯は行われなかった模様。
そして、次の曲へ、狐子がセンターにいる。
ちなみに曲当てクイズはちゃんと「同盟ー!」と答えたうちの一人だ。
20.同盟
「ヴァーチャルウィッチフェノメノン!!」
音が高いが、数回裏返ってでも悔いの残らないように叫ばせてもらった。「フェノメノタイム!!」も今回は完璧に対応。
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春猿火が幸祜の代わりに声出し番長を担っていた。これがまた熱かった。
「幸祜さんに届くように皆さんの声聞かせてくださーい!!」
「揺らせ幕張!!」
「そんなんで幸祜さんに届くと思ってんのー!?」
サビのペンラクルクルも会場全体が各々のカラーで一体化していた。
まさにライブ体験だった。
KAMITSUBAKI FESの「同盟」の時、幸祜はおそらく全快ではない中出演していた。
実は筆者は、幸祜がCIELのように活動休止になる予感があったので「これが「同盟」とのしばしの別れになるかも…」と考えてしまっていた。
が、狐子のおかげで完全ではないにしてもこの体験がまたできた。感謝。
次は、幸祜とみんなで。
21.天命
V.W.P 2nd Album「覚醒」から。ライブ初歌唱その①。
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理芽センターだったのか。
ライブの大迫力演奏で放たれる「天命」は、はっきり言ってアルバムとは別物だ。
既出の曲のライブ初歌唱は、改めて初めましてしたような感覚になる。
うまく言えなくもないし、お互い様でもないだろうけども。
22.欲望
ライブ初歌唱その②。
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春猿火センターだったのか。
筆者の予想では今回これをやるとはなかったので、予想外の一曲。
実は共感しやすいテーマなのだろうが、V.W.Pが歌うとどこか物語の曲に思えてくる。
各々ががなり、強いサビで開放するのが最高だ。
23.遊戯
ライブ初歌唱その③。代々木決戦の「現象II」ED曲。
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花譜センターだったのか。
5人が一体となってこの曲のキャラに変貌したかのような、ギャップを感じさせてくれる。それは狐子すらも。
センターが最後ソロで締める曲はいくつかあるが、この曲も花譜が最後キメてくれた。
曲ごとにパワーバランスに偏りがあるのが、個性があって個人的に好みだ。
24.切札 バンドメンバー紹介
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とめどなく続く音楽は、神フィルのクールな弦楽奏へと変化。
これは聞き覚えがあるので、すぐ曲が分かった。なら、「祭霊」は無しか…?
まさに、終盤を飾る切り札となった。
声の乱高下が激しく、アンバランスながら湧き上がるようなヰ世界情緒の歌いだし。
この二時間ですっかり受け入れられた狐子の歌声。
V.W.Pとバンドと神フィルの総力を、少しでも多く記憶に残したい。
ライブの終盤の思い出インプットメンタルに今回もなった。
間奏でバンドメンバー紹介。
代々木の記事でも書いたメンバーだが、弦楽器の4名は神フィルの登場により今回は見うけられず。またいつか一緒になるときもあるだろうか。期待している。
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感謝、応援、色々込めて。例によって全員名前を叫ばせてもらった。
全員カッコよすぎた。
MC3
いよいよ終わりが近いという。
というか、代々木の感覚なら、残されているのは…となると後一曲か。
今後の展望について魔女たちが語らう。
アニメ、舞台劇、ゲームなど…マルチに活動が拡大する2025年。
主軸が歌であり続ける上で、もちろん見届ける所存だ。
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V.W.Pの5人がそれぞれ幸祜(隊長/クイーン/番長)について語る。
助っ人狐子への感謝もあり、「でもやっぱり幸祜がいないと!」という内容に変わりなかったが、各々の言葉で語ってくれた。
個人活動から仲間ができた「不可解弐Q2」
それから4年半あまりで、幾度も大きな舞台を乗り越えた仲間への言葉。
今回の5人の言葉は、我々とひとりの大事な人への言葉だった。
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理芽の明るさ、面白キャラ化はどこまで行くのだろう。
そして、この「現象II(再)」の最後の曲へ。
最後。となれば、やはりあの曲か…?
25.魔女(真)
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最後にして、撮影許可パート、そして魔女(真)。
代々木では、大トリを持ち帰らせて貰えることの喜びと、最後に意識が集中できないことへの嘆きを抱いた。
今回は、心構えしつつ、「また魔女(真)のライブMV増やすかな?」とおもったので、曲か撮影のタイミングが変わると思っていたが。
まさかの変化なし、あえてだろうか。
ここは「宣戦」とかレアだし、欲しかったと思わなくもない。
とはいえ、オーケストラ参加により格段に強化された演奏と、V.W.Pの最強の歌声は最後にふさわしかったと思う。
代々木では泣き過ぎな後の4人(ミスGIRLS DON'T CRY花譜は審議)の歌唱。
今回はまだ余裕がある状態での、視野が広がったような歌唱。
これを各々の写真アルバムや、X(旧Twitter)、ライブMVで比較できるということだ。
春猿火のラスサビ前のラップは迫真だった。あんなにまで叫んでも、安定している。いつもあまりこうは言わないが、MVPだった。
ここまで歌い倒してもなお、底を見せない彼女たちの実力たるや。
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ラストMC ED
OPで出た宝石の華の前に5人。
それぞれ名乗り、最後の挨拶。
手を繋ぎ、カーテンコールのように深いおじぎ。
もちろん狐子も、このライブを戦いきった戦友として。
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そうして大歓声の中魔女は消え、最後の朗読パート。
内容を細かく比較できていないが、代々木と変わっていはいないように思った。
この読後感も醍醐味になっている。
EDでは「真偽」(マギと読ませる)が流れた。
「覚醒」未収録のため、新曲だ。
なんというか、ゲーム主題歌らしい一般性がある感じで、それが良いと思った。
シリアスかつ爽快な世界観、好みだ。
終演 各種メディア展開について
KAMITSUBAKI INFORMATIONは大台の10まであった。
観測者たち、元気にリアクションしていた。
カードゲーム、ゲーム、アニメ、コミケ…etc.
筆者としては…
期待はしつつ、主軸は変わらず歌手として応援をするつもりだ。
人生最大の推しが出演しているとはいえ、あくまでも一般客と同等の目線で楽しませて貰う、という感じ。
荘厳で精巧なCGという神椿の大きな強みが「御伽噺(染)」では発揮されていた。ああ、神椿してるわと思った。
そこからゲーム/アニメキャラとして絵になったV.W.Pに、どのくらい同一性を感じるか。
いや、そもそも同一性があった方が良いのか?
森先化歩たちを、花譜たちとどこまで切り分けたほうが楽しめるのか。
まだ掴めない。なので、とにかく観測してみるしかない。
そしてライトアップ。「怪歌(再)」予告映像は無かった。
代々木決戦では「怪歌」OPと一緒の映像だったので、今回はカットしたのだろうか。
閉演後は銀テ探しつつ、周りにはないので諦め、早々に退場。
改めて銀テ配っていた名も知らぬ観測者さん、ありがとう。
あの数秒が、幕張戦線唯一の観測者との交流だったかもしれない。
幕張は近場なので、そそくさと帰宅。
翌日は1日中なので、代々木決戦の反省を踏まえ、早くに就寝した。
おわりに
幕張とはいえ都内ではない場所ということも考慮されたのか、4時間超えだった「現象II」から大胆にカットされた本ライブ。
(再)の上、3時間でも(それでも3時間)大満足の体験でした。
改めて、感動をくださったV.W.P、バンドメンバー、神フィル、スタッフ、運営の方々に感謝します。
そして、自己満足の塊のような記事にお目通ししてくださった方も、ありがとうございました。
長くなりましたが、これはまだ半分ということで。
まだ続きがありますので。
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「怪歌(再)」レポも書くつもりですので、良ければそちらも。
それでは、次の観測地点でお会いしましょう。
ありがとうございました。
X Name&Fan Name:AshZ6839
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