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【コロシアム】バトルやまホウオウの乱数調整

※今回成功した乱数調整につきましては、現在公開されていないツールを使用しております。ツールの入手方法及び製作者の個人情報等の質問は一切受け付けておりませんことご留意ください。

はじめに

「この記事はPokémon Past Generation Advent Calender 2023の227日目の記事です。」

こんにちは。教育学部のレッドと申します。日本の第三世代対戦環境にもJAA2006といった新たな風が吹き、現在多くのプレイヤーが構築を模索しております。第三世代対戦環境で構築を用意する上でネックとなる個体の入手についてですが、RSmethod4固定乱数を除いて最も入手の難しいであろうホウオウの乱数調整に成功しました!

ようき 30-30-30-30-30-31 めざ飛70
おくびょう 31-31-31-31-31-31

ツールの製作者であるかけら様をはじめ、乱数調整をする上でアドバイスをいただいた方々に感謝の意を込め、この記事を投稿いたします。

バトルやまホウオウについて

バトルやまホウオウとは、『ポケモンコロシアム』に登場する48匹のダークポケモンを捕獲、リライブを完了させた状態で「コロシアムバトル」のバトル山100人抜きをコロシアムの手持ちポケモンで登頂に成功するとクリア報酬として貰うことのできるホウオウの事です。
2024年7月現在、日本での正規の入手方法は、ファイアレッド・リーフグリーン、エメラルドでの配布アイテム「しんぴのチケット」を使用する事で訪れることのできるへそのいわ個体、もしくはこのバトル山登頂報酬個体のみとなっております。前者については当時もらっていなければ手に入らず、仮に中古カセットガチャをしようにもバグ技等の不正チケット入手の疑いが晴れないため、現状正規で入手するにはバトル山を登る他ありません。

事前調査(ダークツボツボの乱数調整)

バトルやまホウオウを乱数調整するにあたり、事前にツボツボを乱数調整することでオフセットの特定、待機フレームのズレをある程度修正できます。ぶっつけ本番でホウオウに行くと100人抜き再走やストーリー再走につながりやすいためやっておくべきでしょう。

ストーリーの終盤ボトムコロシアムまでストーリーを進め、ツボツボの持ち主ゾルダンと戦える周回まで進めます(4周目ボルグを倒したらセーブ)。

ゾルダン戦前のガルザ戦で3匹中2匹を倒し(ヤミカラスとジーランス)手持ちのサマヨールの様子を見ることで現在シードを特定します(瞬きは3F)。

先頭の2匹をサマヨール+瞬きのないポケモンにしてクチートを倒し、クチートの瀕死モーションを確認して不定消費タブ内「カメラ」に動きを入れます。その後サマヨールの瞬きを観測し現在シードを特定します。現在シード周辺で目標個体を定めておき、その個体までの消費数を瞬き検索タブ内「目標の消費数」に入れ、BlinkTimerを起動します。タイマーが0になった瞬間に戦闘を終了させ、ガルザのカメラの動きを確認します。ゾルダン戦でツボツボを捕獲し、ステータスから目標の消費数との差(オフセット)を特定します。

戦闘終了画面でサマヨールの瞬きを観測し待機。
オフセットを特定した際の画像。数回確認したが私は13〜15程度でした。

オフセットの特定に成功したらツボツボに再挑戦します。戦闘終了画面で現在シードを特定したらBlinkTimerを起動し終了時オフセットに特定した数値を入力しタイマーを作動させます。
この時特定したオフセットや目標個体とのズレはホウオウで使用するのでメモしておきましょう。

クチートの瀕死モーションが静止2、ガルザとの戦闘終了時カメラの動きが左右であれば目標個体になる。
成功したツボツボ。星型色性格無補正S0個体。

バトル山100人抜き用パーティ

コロシアムのポケモンを登録する画面。

ツボツボ調査が終了したら本命のバトル山登山です。まずはコロシアムバトル内バトル山100人抜き用の手持ちを設定します。手持ちの登録に一度シナリオモードでGBAと通信交換しておく必要があります。

ラティオス・ファイヤー・サマヨールは固定、残りの3匹は適当です。オーレコロシアムほど敵は強くないのでファイヤー、サマヨールを除きAS、CS特化で大丈夫です。ダブルバトルにしても報酬でホウオウを貰えるようですが、乱数調整をする上で瞬きによる消費のブレがないようにシングルバトル推奨です(ダブルバトルだとサマヨール+瞬きのないポケモンで戦いを終わらせる必要がある)。

100人目のムゲンサイ。3匹目にカイオーガを繰り出す。

ラティオス@こころのしずく ひかえめCS
ドラゴンクロー
サイコキネシス
じしん
でんじは

こころのしずくを持たせられるので、ムゲンサイはもちろん、道中も等倍範囲の広いドラゴンクロー連打で勝ち続けられます。じしんはボスゴドラ&レアコイル対策。

ファイヤー@たべのこし おくびょうHS(HP4n+1)
かえんほうしゃ
にほんばれ
みがわり
まもる

バトル山にダークポケモンを持ち込めないため、一般ポケモンで乱数を大量に消費できるポケモンとして手持ちにおります(余裕を持って3750/sで計算)。サマヨールで確実に戦闘に勝てるよう、ムゲンサイのカイオーガのppを枯らすためプレッシャー+みがまも連打をします。

サマヨール@ラムのみ しんちょうHD
のろい
ナイトヘッド
じしん
まもる

瞬き観測用のポケモンです。ファイヤーでカイオーガの技(ハイドロポンプ&れいとうビーム)を枯らした後に交代して繰り出すポケモンのため基本は被弾しません。確実に次ターンに倒せるよう、定数ダメージ技のナイトヘッド、カイオーガのきあいのハチマキを貫通して倒すことの可能なのろいは確定、残り2つは適当です。

残り3匹は適当に

サンダー@じしゃく ひかえめCS
10まんボルト
でんげきは
めざめるパワー(こおり)
ドリルくちばし

メタグロス@のろいのおふだ ようきAS
コメットパンチ
じしん
シャドーボール
だいばくはつ

ゲンガー@もくたん むじゃきCS
サイコキネシス
ほのおのパンチ
れいとうパンチ
だいばくはつ

としました。

バトルやまホウオウの乱数調整

99人抜きを達成し、ムゲンサイの手前で中断したところからです。

99人撃破後。ムゲンサイに話しかけると戦闘が開始する。ここで中断しておく。
再開時はここから。誤ってバトル山100人抜きを選択すると1人目からやり直しになる。

使用したツール

CoTool v1.13 ホウオウに対応したツール。
CoTool v1.02 とにかくバトルでのシード特定用。
xdcheck        目標個体検索用。
xdseed          目標個体までの消費数特定用。
ツールを貸していただきありがとうございます。

私は目視で瞬きを観測しているのでこの4つを使用しております。画面をPCに映す手段があればシード特定の簡略化もできるそうです。各自調べてください。

シード厳選〜連続戦闘乱数手前

通常のコロシアム乱数(連続戦闘乱数)と大差ないのでざっくりと。異なる点は、瀕死モーションとカメラの動きからある程度個体を判別できるところです。経験値の取得ができないため進化後瞬き乱数は使用できません。

とにかくバトルで現在シードを特定する
(目標個体が周囲にいなかったらリセット)
(目標個体が周囲にいた場合、それが乱数調整で出現する個体か確認しておく)

一点狙いだとシード厳選にかなり時間を要する。
今回は45分程度の待機で済んだ。


コロシアムバトルで大量消費(残り300万程度まで)をする

GBAvsGBAでファイヤー4匹を並べることで、14812.7/sの大量消費が可能。


手持ちのサマヨールから現在シードを特定後、ムゲンサイに話しかける(選出はラティオス、ファイヤー、サマヨール)

ムゲンサイと戦う前に確認。シードの特定がうまくできなかった場合は再度中断すればよい。
残消費数は280万程度。


2匹倒し、最後のカイオーガ(HP160固定)をのろい(ナイトヘッド)で倒せるターンまで進める

手持ちのサマヨールから現在シードを特定(消費不足なら手持ちのファイヤーの様子を見て残り7〜10万程度まで消費)する

あと一撃で倒せる直前のターンまでに200万程度の消費がされた。
待機時間が長すぎるので手持ちのファイヤーで調整。
残消費数は80285。

連続戦闘乱数〜ホウオウ入手

カイオーガを倒し、瀕死モーションを確認する
(理想個体が出現しない瀕死モーションのパターンを引いた場合100人抜き再走)


戦闘終了画面でサマヨールの瞬きを観測して現在シードを特定する(カイオーガを倒す前に特定した現在シードから3万程度消費)

この画面で瞬きによる消費が安定するまで2分程度待機したのちサマヨールの瞬きから現在シードを特定。
瞬きを観測できる時間を十分に確保してあるので落ち着いて。15分ほど猶予がある。


現在シードから目標の消費数を割り出してBlinkTimerを起動、終了時オフセットにツボツボで調査した数を入力しタイマーを作動させる

ツボツボ調査時のオフセットがここで役立つ。
目標の消費数には自分のボタンの押下する癖を考慮して、実際に待機する時間+4F時の消費数を入力してみた。


カウントが0になった瞬間に戦闘を終了させ、ムゲンサイのカメラの動きを確認する(理想個体と同じ動きでなければ100人抜き再走)

目標個体より2F後ろに似た挙動のカメラの動きがあり若干の不安要素。


ホウオウ受け取り(強制セーブが入るため理想個体でなかった場合ストーリー再走)

ようきホウオウも成功

瀕死モーションについて

カイオーガの図体が大きくモーションの差が分かりにくいですが参考までに。

ツボツボ調査用にクチートも。
静止1と2の見分け方にあまり自信はございません。ポケモンにのみ焦点を当てているかトレーナーと映っているか…?だと思っています。

おわりに

読んでいただきありがとうございました。バトルやまホウオウの難易度につきましてはライコウに毛が生えた程度(1F単位の目押し)ではありますが、ストーリーの完全攻略と試行の度に100人抜きが必要であり、もし誤った固体を入手してしまうとストーリー再走をしなければなりません。実際、筆者は理想個体2匹の捕獲にバトル山を11回登頂、ストーリーを2回再走しています。これまでに自分が達成した乱数調整で最も苦労しましたが、感動もひとしおです。
限定リボン等もなく、色回避ブロックルーチンもかかっているので、第三世代対戦で欲しい方は頑張りましょう!

100人抜きは3時間30分くらいかかりました…
YouTube観ながら根気良くやってくださいね。

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