余計なこと考えて不安になりがちな人は◯◯◯に行くといい
今日は、前回のつづき?です。
みんなは不安とともに生きている。不安というのは「人類の生存戦略」だから。
とは言え、いつもいつも心配ばかりしてると、とても人生はつらいものになってしまいますね。あの人に嫌われたんじゃないかとか、ここで自分一人で幾ら考えてても答えの出ないことを、人はぐるぐる考えがち。
多少のことは気にせずに、スルーできる神経を身に着けたい。
そんな人におすすめなのが、何をかくそう「サウナ」なのです!
この数年、これだけ「サウナブーム」とか言われてたのに、それでもやっぱり「サウナのどこがいいんだか分からない」という日本人のほうが、圧倒的に多い気がします。
確かに、サウナは功罪あり、血圧に問題のある人にはかえって毒になるし、最近では、男性の生殖機能によろしくない影響を及ぼすという話も出回っております。だからやっぱり「毎日サウナ通い」というのはおすすめいたしません。(いや、本当のこと言うと、私も一時期毎日通ってたことがありました。コロナの前後で、今思うと何かのストレスだった気がします)
ただ、仕事で根を詰めたとか、何かもうグルグル考え続けて疲れちゃったとか、大嫌いなやつがいて、気がつくとそいつのことばかり考えてメンタル色相濁らせてるとか。
ストレス高まると犯罪係数上がっちゃう
そういう人は、ぜひ一度、お近くのサウナに足をお運びください。あ、その前に下調べはしておいてね。サウナ関係の検索サイトなんかもありますので。
水風呂があるところがいいですね。できれば評判がいいところがいいと思います。
私のおすすめは、昔ながらの銭湯サウナです。近年は、昔からある銭湯がリノベーションして、施設もきれいで使いやすくしてサウナをつけたりしてるので。ただ、アメニティがどうなってるかは調べておいてください。場合によってはタオルやシャンプー、石けんは自分で用意しておく必要があります。
銭湯は、自分で飲み物を用意する必要もあります。スポーツドリンクでも麦茶でも、ペットボトルを持ってってください。
スーパー銭湯や日帰り温泉は、ボディソープやシャンプー、コンディショナーが備えつけてあるし、タオルのレンタルなどもあります。給水器もありますし、最初は手ぶらで行ける、そういうところがいいかも知れません。
さて、サウナの前には体と髪を洗ってきれいにしてください。時間があれば、サウナ前には浴槽に浸かるといいですね。サウナ用語で「下茹で」というやつです。
広くて深くて大きくて清潔なお風呂に、手足を伸ばして浸かりましょう。これだけでもう、気持ちよくてのびのびして「あー、来てよかった!」という気分になると思います。
それで気分がよくなったら、別にそのまんま上がって帰ってもいいです。所期の目的は「いらんこと考えて疲れたのを癒やしたい」なので。
それでもまだクヨクヨしてしまっている人は、意を決してサウナの扉を開けてください。
暑い…というより熱いですね。ウワッ!となると思います。なんだこれ、なんだこれ!熱い!信じられない!オーマイガッ!
耐えられなかったらすぐ出ちゃってください。外はさわやかですよね。命拾いしましたね。
我慢できる人は、中に入って座ってください。「注意書き」が書いてあると思うので、それは守ろう。中ではしゃべるなとか、席取りするなとか、タオルを絞るなとか書いてありますね。守らないと、常連さんに叱られますからね。
それにしても熱いですね。みんなじっと座ってると思います。テレビがある場合は、そちらに見入って気を散らすのもひとつの手段です。がまんできなくなったらすぐ外に出てください。無理はしないこと。
外は涼しくて快適ですね。
そして、できたらこのあと、水風呂にチャレンジしてください。その前に汗は流しましょう。…冷たくて水をかぶれない?そういう人は、ぬるめのシャワーを浴びるといいです。
「温冷交代浴」とかいいますが、理論的には手足に水のシャワーをかけるだけでも同じだそうです。血圧高めの人はこっちのほうがいいかも。
水風呂が無理な人は、手足だけ水のシャワーをかけるか、足だけ水風呂に浸かるかでも充分。
さて、ここまで、熱い!もう無理!冷たい!ヤバい!ともう大騒ぎだったと思います。
慣れてくるとこのあと「水風呂つめたい!気持ちいい!」「外気浴最高!気持ちいい!」のターンがきます。
とにかくここまで「熱い」「冷たい」「気持ちいい」この3つの「感覚の世界」を、大騒ぎしながらやっていると、「あれ?あれだけ頭の中いっぱいだった大嫌いなあいつのこと、いつのまにか忘れてた…」ってなると思います。
サウナブームに火をつけたマンガ
タナカカツキ先生はこれを「感覚の世界」と呼んでいます。ドラマ「サ道」では、このエピソードはもっと印象的に描かれてました。
主人公のナカちゃんさんがやって来たサウナに、二人組のサラリーマンがいて、とにかく最初から最後まで「課長の悪口」言ってるわけです。せっかくサウナに現実逃避に来たというのに、「あの課長は…」「とにかく課長はどうたらこうたら…」と悪口聞かされて、ナカちゃんさんもいい加減煮えてきます。
もうやめてくれ!と叫ぼうとしたその瞬間、「オートロウリュ」が始まって、サウナ内にはもうもうたる熱気が満ちあふれます。ナカちゃんさんも、さっきまで喋りまくってた二人組も、あまりの熱さに言葉を失います。
そう、「思考が感覚に遮断された」のです。
いらんこと考えてクヨクヨしがちな人、大嫌いなあいつのことをつい考えすぎてしまう人、悪いこと言わないので一度サウナに行ってみてください。帰りには「あー、なんかスッキリしたな…」ってなってると思います。
それでも問題はやっぱり解決しなかったら、どうしたらいいかって?
さあ、どうしたらいいかなあ。病気と賭け事、勝負事以外なら、信頼できる誠実な占い師にでも相談してみてはいかがでしょうか?