[ファーストアプローチに悩むあなたへ]お客様と圧倒的に仲良くなれるポイント3選
①第一印象に全神経を集中させる
前回の投稿でお話しさせていただきましたが、人が相手に抱く第一印象は最初の3秒で決まってしまいます。
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私はお客様との会話を成立させるために、いつもまず初めに意識している37(サンナナ)の法則というものがあります。それはつまり、3秒で会話の7割が決まるという法則です。
お客様にとっては、一番最初にあなたに話しかけられた瞬間が、最もあなたに注目するタイミングです。お客様はあなたの声色、姿勢、表情、身だしなみ、匂いなど、ありとあらゆる要素から無意識に、あなたという人間がどういう人なのかを、ナタと出会った最初のわずか3秒で勝手に想像してしまいます。もしここで、お客様から少しでもマイナスな印象が持たれると、その後のコミュニケーションはかなり厳しい戦いになります。特にただ商品を眺めるためだけにぶらっと立ち寄ったようなお客様なら、店舗に滞在する時間は長くても30秒程度でしょう。このごく短い時間で、お客様からマイナスな印象を持たれていい時間なんて1秒も必要ありません。
ですのでここでは、とにかく丁寧さを心がけるべきです。特別、好印象を持たれる必要はありませんが、「悪い人ではないな」と思わせて下さい。まずはマイナスな印象を持たれないようにするのが得策です。いきなり、何か機転の効いた一言や、奇を衒った声かけをする必要はないと思います。
よく、万人に好かれることはできないと言われますが、3秒であれば万人に好かれるのも不可能ではないというのが私の考え方です。
では具体的にどうやって話しかけるのが良いのでしょうか。
②目線を揃えよう
私の場合身長が178 cmあるので、そのままの体勢で話しかけにいくと、半分以上のお客様に対して見下ろす目線で話すことになります。これは特に女性のお客様に対しては高圧的な印象を与えてしまいやすいです。
人の表情は見る位置によって大きく印象が変わります。例えば、千円札に描かれている肖像画を下から見てみて下さい。千円札がなかったら、他のお札でも大丈夫です。真顔なはずなのに少し不機嫌に見えませんか。今度は反対に上から見てみて下さい。なんだか口角が上がって笑っているように見えませんか。いわゆる角度詐欺と原理は同じで、見る位置によって表情は変化しているように見えるのです。相手に思いもよらないマイナスな印象を持たれないようにするために、目線を相手と同じ高さ、もしくは若干相手よりも下げた状態で話しかけてみて下さい。それだけでも表情から受け取られる印象がガラッと変わりますし、そこまで気遣って姿勢を落としたあなたの行動に、意外と多くのお客様が気づいてくれます。これだけでも、コミュニケーションがスムーズにいく確率が想像以上に上がります。
③パーソナルスペースに入り込まないで
人には誰しもパーソナルスペースというものが存在します。パーソナルスペースとは、他人に侵入されると不快に感じる空間のことです。一般的に120~360cmが社会的距離と呼ばれており、この距離感がいわゆる初対面の相手とストレスなく、適切にコミュニケーションが取れる距離とされています。大体2〜3歩くらいの距離感は空けておこうということです。必ずしもこの限りではないとは思いますが、少なくともパーソナルスペースを守って話しかければ、相手が感じるストレスを最小限に抑えることができます。先ほどもお伝えしましたが、まずは好かれる努力よりも、嫌われない努力をすることが重要です。