0コスカウンターについて
0コスト3000は必要ない枠ではないですか?
って思うことがありませんか?
筆者自身が常々感じていることです。
早川と申します。よろしくお願いします。
そもそも、3000カウンターとは、簡単に言えば0コストで手札を1枚捨てることにより3000カウンターとなるものです。
近頃の優勝報告を見ると、例えばペローナの【勝者だけが正義だ!】、赤紫ルフィの【反行儀キックコース】、カタクリ、エネルの【お前が消えろ】が主な使用例となります。
果たして採用は必須でしょうか。
今回の論題はこの0コスト3000カウンターに焦点を当てます。
まず、「カウンターレスを捨てる」という用途が大前提なので、カウンターレスの少ないデッキにはまず向きません。
3000カウンターで1000カウンターを捨てながら発動した場合、2枚のカウンターの内訳は1000.2000となるわけですから、それなら2000カウンターを入れれば良いわけです。
したがって、カウンターレスを捨てて発動するという前提のもと、カウンターレスが1000カウンターとして働くという効果になります。
そしてこの効果はおでんがオートで持っていますね。
エクストラブースター発売後、おでんの分布は大してありません。今ではほぼいないマイナーリーダーという印象だと思います。しかし効果は強いな。。って思ったのが第一印象です。
3000カウンターの効果はまさにこのちょっと強い分と言えます。
ただしその分採用枚数に入るため、必要なカードを抜くまでして採用するカードではありませんし、そもそも使用場面も限られています。
次に、カウンターレスは一般的に何枚入っているかを考えてみます。
現状の主なリーダーでは、カウンターレスは
サカズキ 24枚前後
モリア 18枚前後
ペローナ 16枚前後
カタクリ 20枚前後
エネル 22枚前後
となっています。
こうしてみるとサカズキが顕著に多いですが、サカズキは大噴火や氷河時代、ヒナ、ルッチなど、低コストかつほぼ使用するカードであり、さらにはリーダー効果で手札交換もするため、捨てるべきカウンターレスは実際はほぼないと思います。
それに対してエネルは、7リンリン、8カタクリ、9ヤマトと1ターンで1枚までしか消費できない、消費しないカードが多いです。
このようなデッキにおいては事故を避けるという意味も含め3000カウンターが妥当であると言えます。
ここで押さえておかなければならないことがあります。それがカウンター3000イベント自体がカウンターレスであるということです。
例えばモリアに3000カウンターを4枚入れるとします。するとカウンターレスが多くても3000カウンターがあって助かった、、
ってなっていたらそれはアウトです。
なぜなら、3000カウンターを入れたことでモリアのカウンターレスおおよそ20枚のうち、4枚、つまり5分の1が3000カウンターだからです。
要するに、3000カウンターのせいで3000カウンターが必要になっているというまさに負の骨頂といえます。
したがって効率よく3000カウンターを発動するには、私の経験上、どれだけ多くてもカウンターレス合計枚数:3000カウンター=8:1ほどにすべきです。それ以上の採用はデッキが回りません。
加えて、入れるべき3000カウンターは想定される攻撃値や保ちたい手札の枚数にも依存します。
例えば、一般的に赤緑ローは、小型ブロッカーの多いデッキですので、想定される攻撃値は戦えるキャラクターでドンを割り振った、5000.6000などの小さな攻撃が序盤繰り返されます。また、ゲーム終盤においてはラディカルビームに備えた9000ラインでの攻撃が主であり、7000での攻撃はさほどありません。
赤緑ローのデッキタイプにおいて、3000カウンターは9000ラインの大きな攻撃くらいしか使用しない一方でそれならラディカルビームを優先して使用するためあまり必要性がありません。
さらには、ローは手数が命ですので、2枚手札を切って守りたい攻撃は終盤くらいでラディカルビームでいいな。。がより強まるわけです。
このように、手数が必要なデッキにおいても3000カウンターは入れる理由が少ないです。
簡潔には、
・3000カウンターが必要なデッキとそうでないデッキが存在する
・手札を多く要するデッキには向かない
ということです。
ここで少し視点を変えてみます。
ラディカルビームと比較してみましょう。
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