財産管理や身体のケアなどを代行する「任意後見制度」をわかりやすく解説!
任意後見制度を利用する際の手続きの流れや費用、成年後見制度との違いなどについてわかりやすく解説します。
任意後見制度とは成年後見制度の1つ
任意後見制度とは、成年後見制度の1つです。成年後見制度は、後見人をつけて認知や判断の機能に問題を抱える方の権利利益を守る制度です。後見人は、本人に代わって土地建物や現預貯金、有価証券などの財産を管理したり、介護サービスの利用先を決めたりすることで、本人の権利利益の確保を目的に行動します。
成年後見制度には、法定後見制度と任意後見制度の2種類があります。法定後見制度では、認知症などで1人での生活が難しくなった場合に、家庭裁判所が後見人を選びます。一方、任意後見制度では、元気なうちに契約によって自分自身が後見人を選ぶことができます。将来のことを考えて、任意後見制度を利用する準備をしておくと安心ですね。