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自分につながる

♯NVC

♯オンラインサロン

ケアする人が自分を大切にするオンラインサロンhttps://carecare-kai.com/では、今月から「NVC-人と人との関係に命を吹き込む方法」の抄読会を開催しています。

月曜日と木曜日の午後9時からの30分。ゆっくりじっくりと内容を深め、自分たちの肌感覚に落とし込めるよう、味わいながら読み進めています。

そんななかで、当初から、NVC特有のものの見方や考え方が根底にあることに気づいてきました。

NVCは、「単なるコミュニケーションスキルではない」ということです。

そこで、NVCジャパンのHPから、「NVCの鍵となる前提と意図」という一文を皆で読んでみることにしました。


まずは前提。

そのなかで、「自分自身とつながることが平和の一番の近道」という小見出しが目にとまりました。

「自分自身とつながる?」

「自分自身とつながるって何?」

「自分自身とつながっていないってどういう状態?」

メンバーの頭のなかには?マークがいくつも点灯。


「自分自身」というのは、自分の魂という意味だろうか?

「本当の自分と偽りの自分がいるっていうこと?」

う~ん。考えれば考えるほどに、わかったようで実はわからないNVCの世界。私たち一同は、首をかしげるばかりです。


そんなときにあるメンバーが、

「そういわれれば、今は病院という組織のなかで、ここ1年は特にコロナのこともあって、めっちゃ頑張っているけど、本当の自分はもっともっと天真爛漫。周りのことなんか気にしないで好きなことをしてご機嫌!そんな子供だっんだけどな・・。全くそんな子供時代から遠ざかってるわ・・」とつぶやきました。

あの人、この人、あのスタッフ、このスタッフ、こちらの上司、あちらの部下、日々、人と人をつなげ、調整の連続。能天気で天真爛漫な自分を封印しなければ日々が回らない。

そんな彼女の現状が自分自身とが重なり、参加したメンバーは深くうなずくばかり。


そういわれれば私自身も、4.5歳のころは、「バービー人形が欲しいの!」と言ってはデパートのおもちゃ売り場でひっくり返って駄々をこね、真っ赤な顔をして泣き叫ぶような子供でした。

「欲しいものは欲しい!」「誰が何といっても手に入れたい!」

我が強いというのでしょうか。母は、私を指して、「小さいころには本当に手を焼いた」としみじみ呟いたものでした。

フト、そんなこと思い返してちょっと苦笑い。


そして次の瞬間、「えっ!それって今も同じかも!!」そんなことが頭をよぎりました。

結局、30歳代の半ばから、組織に所属せずに生きてきた私。自分のタイミングで会社を立ち上げ、そして会社を閉じ、また再びオンラインサロンを始めた私。

幼いころの「あれが欲しい!」と地団太を踏んでいた、まさに私ならではの人生であり、これ以外の生き方はきっとできなかったなぁ・・・。

そう思うと、意識はしないものの、自分は何だかんだ行っても、「自分とつながって」生きてきたように思えました。

自分とつながらずには生きてこれなかったというか・・。


ふむふむなるほど・・。

そう考えてみると、メンバーそれぞれの生き方には、何ともその人らしい片鱗のようなものが見えてくるではありませんか。

コロナ禍にあって、大変な現場を取り仕切る彼女も、淡々と自分の役割を果たすあの人も、フトした瞬間に、天真爛漫な笑顔やしっかり者の片鱗が見えてきます。


「自分とつながる」というのは、自分のなかにある自分、変わることのない自分の核のようなものを意識するということも含まれるのでしょうか。

「大人の事情」でついつい見えなくなってしまうことも多いけれど、自分のなかにある、無垢で純粋な自分。心の奥底にある自己イメージを見失わずに、自分軸で生きる。

それが、自分の(内なる)平和への一番の近道ということなのかも知れません。


読み始めたばかりのNVC。

これからもじっくりと、私たちの生き方、人生観、世界観を深めていきたいと思います。





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