家族看護の社会的使命
こんにちは。
今回は、少し固いお話しです。
実は、昨年の4月から、起業を目指す方々のオンライン上のコミュニティーに参加しています。
「人間関係見える化シート」を、どうにかして必要としている方々に届けたい。そのノーハウを知りたくて、仲間に入れていただきました。
200人を超えるコミュニティーのなかで、医療者はごく少数。
看護師は、私を含め、2名だけ。
家族看護といっても、どなたもご存じの方はいらっしゃらず、まして、「渡辺式」を知る人はそのナースを除いては皆無という状況。
「えっ?家族看護???」
そんなみな様の反応ではありましたが、ご縁があって、家族看護について少々、お話する機会をいただきました。
そして、そのセッション後には、「もっと学びたい」「もっと知りたい」というお声の数々。
「家族についての悩みは、みんなが抱えているけれど、最も相談しにくいこと」
「病気になって、さてどうするかも大事だけれど、その手前でもっと家族看護の知識を一般の人に伝えるべきじゃないの」
「家族看護って、病院や施設の話しだけに押し込めておくのはあまりにもったいない」
「家族看護って、人が生きていく、そのもののハナシでしょう!」
「〇〇病の人の家族看護を大事だけど、フツーに生きている人にこそ、この時代、家族看護が大事じゃないの?」
まさにごもっとも!
大げさに言えば、ハンマーで頭を殴られたような衝撃でした。
北米から家族看護学が我が国に紹介されたのが四半世紀前。
この四半世紀、時代は大きく動き、そして今、誰もがコロナに感染するリスクを抱えています。
リモートワークにより、家族の関係性も大きく変わり、暮らしそのものが立ち行かなくなる危機に直面する方々も。
働き方、生き方、価値観が大きく変化する時代において、個人にとっての「家族」のもつ意味が、今、問い直されています。
「病院や施設のなかだけに、医療の枠組みのなかだけに家族看護を閉じ込めないで!」
そんな声が今も頭にこだましています。
「一人でやると、早く行ける
でも、皆でやると遠くへ行ける」
これも起業塾でしみじみと教えていただいたことです。
仲間とともに、より遠くへ、より広く、家族看護を伝えていきたいと思います。
より遠くへ届けるために、どうぞ、皆さまのお力をお貸しくださいませ。