不妊治療で行う検査って?通院前に知っておきたい検査・治療の基本ー前編ー
不妊治療を行う病院・クリニックに、どんなイメージを持っていますか?
「女性が通う病院」「お金がかかる」などのイメージをお持ちの方も多いかもしれません。
安心して不妊治療の病院に通い始めるためにも、
・どんな治療があって
・どんな検査をして
・どんな準備をして病院にかかると良いか?
が事前にわかるといいなと思いませんか?
そこで、先日8/27(木)に「病院行ったら何できる?」と題し、看護師の石橋さんに不妊治療のクリニックに通う前に知っておきたいポイントを教えていただきました!
当日お話した内容を前編と後編の2つにわけてお届け!今回は「不妊治療の検査について」お話したことを、一部ご紹介したいと思います。
不妊治療の病院に行く前に準備しておきたいこと
まず、病院に行くときに大切なのは「問診票を書く」ことです。問診票は、自分たちカップルのことを医師や看護師へ伝える大切な資料。石橋さんは、初診で問診票を「お二人からの大事なお手紙」と思って、読んでいるのだそう。
性生活や不妊期間、生活習慣や持病の有無、月経についてなど。不妊治療の病院で書く問診票にはさまざまな項目が設けられています。もちろん、女性だけではなく、男性も記入が必要。
また、問診票には自由記載欄がある場合も多いとのこと。
・注射が苦手
・痛みに弱いので不安
・仕事が忙しく、スケジュールが合わせられるか不安
など、不安に思っていることはなんでも記入してみると良いそうです。
このように、問診票は記入する項目が多く、時間がかかるため、多くの病院ではホームページから事前に問診票をダウンロードして記載できるようになっています。病院へ予約をしたときに、可能であれば問診票もカップルで一緒に準備しておくのがおすすめです!
不妊治療の検査には、どんなものがある?
病院に行くと、さまざまな検査を行うことができます。
検査はいつでもできる検査と、月経周期の流れに沿って行う検査の2つにわけられます。
例えば、月経中に行う血液検査は3日目ごろに行う検査は、卵巣機能をはかる検査。また、排卵前までの時期には卵管造影検査、排卵期にはフーナーテスト、排卵後は黄体ホルモンが不足していないか再び血液検査を行います。
これらの検査の中でも、石橋さんが検査に関して患者さんからいただく質問の中でも多いのが「卵管造影検査の痛み」について。
卵管造影検査というと「痛い」というイメージをお持ちの方も多いようですが、実は卵管に問題がなければ激しい痛みを伴うものではないのだそう。
卵管が細くなっていたり、癒着していたりすると痛みが生じるものの、特に問題がない場合は少し重みを感じる程度なのだとか。
そのため、実際は「激しく痛い!」という方のほうが少ないのだそうです。(痛みの感じ方に個人差はあります)
そのほか、不妊治療の病院では女性の検査だけではなく男性の検査も行うことができます。
男性の検査というと「泌尿器科」などを思い浮かべがちですが、不妊治療の病院でも受診が可能。
石橋さんは「不妊治療の病院は女性のためだけではなく、カップルのための病院。男性も安心して受診して、検査を進めてもらいたいです」と教えてくれました。
不妊治療は女性だけの治療ではない
子どもを授かることはカップルで考えること!
ただ、不妊治療の検査にはさまざまな種類があり、女性はどうしても通院頻度が高くなります。また、そのぶん身体への負担も大きくなりがち…。
だからこそ、男性も女性もまずは一緒に検査を受けてみる、治療の進め方を一緒に考える時間を作るなど、カップルで一緒に不妊治療に取り組んでいけるといいなと思いました!
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また、次回後編は「不妊治療のステップについて」お届けします!こちらもお楽しみに✨