あと22日 2/3達成
どーも!ブログの冒頭の一言ネタを考えるために日常生活にアンテナを張っているため、ときどき不審者みたいな行動をしているせいしろうです!
#普通のことを大袈裟にいう大喜利
今回は、2/3達成!というテーマでお話しします。
っというのも、私は本当に所属で声を上げまくってきました。
そしてそれは、退職間際になっても変わりませんでした。
むしろ、退職までのタイムリミットがプラスされましたので、その行動力とやりましょう力はブーストされたと思います。
そんな中で過去の記事でも触れておりますが、
退職間際で声を上げた件ってどうなったの?
の答え合わせをやっていきたいと思います。
そうです。
勘のいいそこの天才なら分かると思いますが、
その達成結果が2/3なんです。
要は、退職間際で声を上げた3つの事柄の
2つは見事達成しました。
拍手ー!
#パチパチパチパチ
昨日初めて日本に来た人向けに説明しますと、
消防士は公務員です。
なので、与えられた仕事以外で成果を上げても給料は1円も増えません。
むしろ、自分に与えられている仕事に自分で仕事をプラスしますし、それを提案することにより、それを判断するために集まった担当者やそれにGOを出すか決める上司の仕事も増やします。
なので、ちょっとネガティブな言い方をすると
公務員の世界では
声を上げる
=みんなの仕事を増やす
=みんなから煙たがられる
という構図が成り立ちます。
#うちの本部は前向きだよ!
#上司がめっちゃ引き上げてくれたよ!
なので、基本的には前例主義で
何の訓練でも去年していたものを今年やるし、
業務のやり方にしても過去にしていたやりかたをするので
あらゆる場面で同じことが言えます。
なんなら、火災戦術も救助方法なども、過去先輩が言った方法や考え方が受け継がれている傾向にあります。
これはもちろん良い事です。
先人達の知識を積み重ねていくのですから。
しかし、それだけではいけません。
時代と共に現場に求められているものは変わっていきます。
車は高性能になり、挟まれ事故などは減りました。
その分、電気自動車やハイブリット車などが増えて火災時の戦略もゴロッと変わりました。
また、建物火災については建物自体が高気密高断熱になり、外から大量に放水すれば良い時代は終わりを告げています。
しっかりと、燃焼実態にかけないと消えないからです。
そのためには、火災をしっかり評価する力、屋内進入をするときのエアーマネジメント、ドア開放技術、緊急時に自分や仲間を助けるスキル。
本当に目まぐるしく変化していってます。
要は、
『すごい先輩が5年前に言ってたから!』
という仕事のやり方が通用しなくなってるんです。
すごい先輩は常に変化していきますので、
『先輩!5年前にこういってましたよね!』
と後輩が聞いた時には
『あー。言ってたね。まぁあれから72回アップデートされてて今はあのやり方は禁忌事項だよ。』
と言ったことが起こり得るでしょう。
まぁそんなこんなで、
私が退職間際に声を上げた3つをまずは紹介します。
1 消防訓練の時に使えるプロジェクションマッピング的な映像の作成
2 子供用フルハーネスの導入
3 救助技術訓練への考え方の変更
です。
結論からいうと、1と2については達成しました。
この投稿の映像にあるように
先日の消防フェスタで実際に使用してなかやか臨場感のある体験をいていただけたみたいです。
どういうことかというと、
①燃えている映像を壁に映す
②スモークマシンで煙を充満させる
すると、まるでその部屋は火災現場のようになります。
この映像は実際に燃やしたモノを撮影しているので
当然実際の火災の時間軸で進んでいきます。
『火災ってこんなに早く進行していくんだぁ!』
ということをリアルに感じれます。
これは今後たくさんの消防訓練で使って欲しいですね!
次!
②子供用フルハーネスの導入
まずは大前提として、高所で作業するためには
『フルハーネス』の着用が義務です。
付けないと法律違反です。
もちろん、はしご車も例外ではなく、現場などでやむを得ない場合を除いて、フルハーネスを着用しなければなりません。
みなさんがよく見る車両展示などで
腰につけるタイプのモノを使っていたらアウトです。
しかし、車両展示やフェスの時に子供達を乗せないなんてかわいそうです。
また、現場で高所からはしご車等で救助する時にハーネスがないと危険です。
なので、声を上げました。
もちろん、お金がかかることなので一筋縄ではいきません。
さらに、分かる人には分かると思いますが、
フルハーネスの件についてはいろんな要素があるため、色んな角度からめちゃくちゃ紐解かなければ
『6.75mからやろ?』
とか
『5m以上やろーもん』
とか
『消防はよかやろ?』
とか
『東消がよかていーよったやん』
とか
『労働者だけやけん住民はよかろ?』
とか言い出します。
おそらくこのワードを聞いてグギッ!
っとなってる方もいるのではないでしょうか?
私も、もしかしたら勘違いしていることがあるかもしれませんが、この件に関しては完璧レベルに理解していると思います。
なので、説明にまじで時間がかかりました。
しかし、そこは我が本部。
こんなフルハーネス男の話を真剣に聞いてくれて、
現場のために子供用ハーネスを導入してくれました。
#良かった
っという事で二つ目のミッションもクリア!
最後です。
救助技術についてです。
これはまだ達成しておりません。
来年の6月に答え合わせです。
この問題はなかなかのベビーな問題ですが
切り込みますね。
#全国的な問題だよ
ということで
次回は
③の『救助技術訓練のあり方』についての
考えと私がやってきたことをお話しします。
あーすごいことになるぞ。
#みんなで変えていこう
#恐れるな
#他人の人生を生きるなら
#自分で考えて自分で変えてみろ
それではまた次回!
せしろまくびーでした!