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2024/09/27、妻に悪性腫瘍が見つかった
2、3年前から貧血が検診でたまにひっかかっていた。何度か受診して様子見の診断しかつかなかったが、このところ腹痛もあるのでカメラを入れてもらうようにした。近所で一番口コミが良いクリニックを妻が自分で探して胃カメラと直腸カメラの診察を受けた。保険適用で診察料は3万円だった。
診断後の夜、子供が寝てから妻が「実は」と切り出した。嫌な予感しかなかった。直腸カメラでクリニックでは処置できない腫瘍がみつかったということだった。
妻は平然としていて、冷静に診断内容を伝えてきた。妻は医療関係者なので冷静に振る舞わないといけないと思うところもあるのだろう。近所の総合病院の紹介状が出された。受診は再来週だ。
え、以外の言葉が見つからなかった。しかしできることを準備せねば。この後起こるかもしれない出来事に動揺したらしなければいけない手続きもできなくなるだろう。
まずは妻名義の保険を確認する。これは妻が能動的にやってくれたから助かった。そういうことができない人だったら、私が保険を調べることになっていた。人によりこのような行動は気を悪くするだろう。今は、伝えなければいけないことを伝えやすく、相談したいことは相談しやすい環境の維持が死守する必要があると思う。まずはがん保険とネット保険の医療保険を確認した。医療保険は辞めることを勧めていたが、続けていたようだ。カメラの時にポリープは取ってもらったらしく、これは日帰り手術に該当するようなので必要書類の問い合わせを入れた。
互いの両親、兄弟にはまだ知らせていない。遠方に住む義母が一番心配するだろう。今話したら明日にでもこちらに来るかもしれない。それはそれで良いのだが、もう少し様子を見る。近所の私の両親は90間近なので、今来られても面倒をみる対象が子供以外に増えるだけだ。こちらにも何も言わない。子供の世話が必要な時は割と近所の意外と面倒見が良い私の姉に相談しよう。
妻の職場にはまだ伝えてないが、私の職場の数名には伝えた。一応私は部長なので、急に休んだり、在宅に切り替えると影響が大きそうな2人にはチャットで事実を伝えた。このうちの1人の奥さんは私の妻の元同僚で同期なのですぐに伝わると思う。私は自分名義の住宅ローンにがん団信をつけているが、きっと影響はないんだろうと思う。
病気なんて誰にもあるリスクなんだが、想定外と思っていたのを改めて実感する。
まずは再来週の診察まで淡々と毎日を過ごすしかない。