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暇すぎるドイツの日曜日と慌ただしい日本の日曜日
日本に帰ってきてからというもの、土日が恐ろしくあっという間に過ぎていきます。
ドイツでは日曜日に店が閉まっていることや、安息日の日曜日はうるさくしてはいけないので、集合住宅に住む我が家は掃除機などの家事はできる限り控えていました。
なので日曜日が全く機能しません。結果、土曜日にぎゅ〜と日曜日の分までの予定をこなすので、土曜日は朝からめいいっぱい超忙しいのですが。。。
♪店も開いてねえ、美容院も開いてねえ、キヨスク(コンビニ的緊急日用品店)もそんなに数がねえ♪
(おら東京さ行くだ(吉幾三)の替え歌風に書きたかったのですが、全然合わねえ!W)
そしてゲーセンだってパチンコだってない。
ではそんなドイツで、人は日曜日一体何をしているのか?
敬虔なクリスチャンの方は朝は礼拝に行くそうなのですが、まあそんなにいるわけではなく…。
なので、基本的にだらだらしています。
本当にすることがないので、森や大きな公園を散歩をしたり、スポーツをしたり、その先でカフェにいってビールを飲んだりコーヒーを飲んだりアイスを食べたり(カフェやレストランはやっている)、(コロナの前は)家族で集まってサッカーを見たり、友人を呼んでホームパーティをしたり。
本当に刺激が少ないのでびっくりするほど素朴です。
休日を刺激的に過ごしたい人には耐えられないかも…。
ですので、ドイツに来たての頃はこの日曜日がすごく無駄な日のように思え、退屈で退屈で仕方がなく暗〜い気持ちになったものです。
が、慣れてしまうと「何もしないことが許されている」日曜日が非常に開放的に感じるようになり、この静かな日曜日が大好きになりました。スポーツでもアートでも自分が好きでやるのならいいのですが、目的が向上心や生産性を求めたりして無理に有意義にしようとするとそれがストレスになるわけなのだと感じたわけです。
そうしたこともひっくるめてダメな自分が「許されている」感じが結構気に入っていました。
なのでこれまた今度は日本に帰ってくると、この賑やかな日曜日に慣れることにひと苦労。ですが…慣れとは恐ろしいもので、便利な日本もだんだん素晴らしいなと感じるように。
土曜日に買い物に焦って行かなくても「明日があるさ」状態でのんびりできるし、ショッピングも楽しむことができます。美容院も開いてるし!
何この便利さ!?
が、デメリットも感じています。
まず日曜日も何かしら予定が埋まってしまう点。
特に子供がスポーツをしていると土日の両方が潰れてしまうので結構キツイ。たかだか半日なのですが、完全プライベートな1日を手に入れるのが難しく、なんとなく時間に追われてしまって、結局あまり心身が休まらないなと感じることがあります。
これは未だにちょっとストレスです。
2点目はやはり無駄遣いが増えてしまったことでしょうか…。
子供の日用品や服を買いに行くと、ついでにセールもやってて自分の靴や服も買ってしまったり、面倒くさいのでそのまま外食してしまったり…。気がつけば日曜日に結構なお金を使ってしまっていることが判明。
ドイツ時代は日曜日にお金を使ったとしてもカフェ代程度。1セントも使わない日も結構あったのが信じられません。
まあ、浪費を減らすには買い物回数を減らすことなのでしょうが、一度ショッピングセンターや繁華街に足を踏み入れてしまうと、日本の魅力的な商品たちに抗うことができず…。
本当に魅力的すぎなんですよ!!(涙)
あれ、なんか浮気男の言い訳みたいになってしまった。。。
というわけで、煩悩に打ち勝ちつつも、リラックスできる理想的な日曜日の過ごし方を模索中の我が家です。