[海外学振]イギリス転居の手続き
2023年4月から海外学振でエディンバラ大学に
派遣されている夫に帯同している妻です。
今回は当時はわからなかったけれど
やっておけば良かった・しなきゃいけなかった
事務手続き系の振り返りです。
今年の私の個人的テーマ↓
「海外に挑戦したい研究者&家族を応援したい」
の一環で事務手続きなどなど
思い出しては書いていこうと思います。
やっておいたほうが良いこと
マイナンバーが必要な手続き全般
WISEのアカウントは日本にいるうちに開設するのが
おすすめなのですが、登録時にマイナンバーカードが必要でした。
(今もし違ったらすみません)
後の項で書きますが、住民票抜くと
マイナンバーカードは使えなくなります。
カード自体は持ったままでもOKですが
(私は一応まだ持ってる)
機能として使えなくなります。
コンビニで証明書取るとか、地味に手続き系では便利なので
必要な手続きは先に済ませておくのがおすすめです。
住民票を抜く
住民票が日本国内にあると住民税がかかります。
私たちは2023年3月に転出したので、
2023年分の住民税がまだ徴収されてます。
(その年の1月1日に日本に住民票があるかどうかが判断基準)
2024年1月1日時点では住民票はもう抜いているので
2024年分の住民税はかかりません。
(2024年も一部2023年分の支払いがありますが…)
マストではないらしいのですが、区役所で手続きすると
ついでに在外選挙登録を案内されました。
国政選挙に投票するときの選挙区は
住民票を抜く前の自治体になるみたいです。
(本籍じゃなかった)
国民年金の任意加入に切り替える
これは私たち夫婦の反省点です。
やってませんでした。
住民票抜いた時には私は実はまだ日本企業に雇用されていました。
4月に渡航していますが、有休消化期間中ということで
給与も発生していたし、会社が天引きして納めてくれていたんです。
厚生年金から外れたら国民年金に替わりますが
海外転居者であることを年金事務所に連絡しないといけなかったみたいです。
今の30代はどうせ年金もらえないだろうし…
大学生の頃の分はそもそも追納してないし…
まぁどうせもらえないのが減っても別にいいか、
と思って放置してました。すみません。
スコットランドに来て、いろいろ夫とも話して
老後は日本でゆっくりしたいかもね、なんて方針が決まって
じゃあやっぱり年金を追納しようかと言うことに。
だがしかし、どうやら制度上ただの未納になっていたらしい。
国民年金に延滞金があるのもこの時調べて初めて知ったんですが
延滞金発生するギリギリで手続きしたので
入れ違いで実家に督促状来ました。怖い。
というかごめんなさい…
海外転居者は国民年金の任意継続加入というのができるらしく、
任意継続加入にします、と連絡していないと
普通にフリーランスの方みたいに自分で納めないといけないそうです。
それを勝手に未納にしてたので怒られて督促状が来ました。
実家の母にお願いして年金事務所に問い合わせてもらい
任意加入にしてもらいました。ちゃんと払います。
この際に実家に届く支払い用紙で納めてしまうと
任意じゃない方の制度に払い込まれてしまい、
これはこれで海外在住者はダメらしい。
払い込んだ分は一度返金されて、
任意加入に切り替えた期間の分の支払いが始まります。
未納だった期間は結局そのまま。
将来もらえる額が減ったそうです。
自業自得ですね…
納税管理人を選任する
これは私の勤め先の総務部の方から教えてもらいました。
私はまだ日本で給与が発生している期間があったりして、
実家の母を選任しておきました。
銀行の手続き
三菱UFJの手続きは
①ワンタイムパスワードカードへの切り替え
②住所を変更
がおすすめです。
三菱UFJでてんやわんやした時の記事はこちら↓
クレジットカードの手続き
自分が契約しているクレジットカードに連絡し、
住所変更が銀行同様に必要なことと、を確認しました。
私が持っているカードに関しては
海外転居者が実家の住所を登録しているケースもOKでした。
都内の住所(私が住んでた賃貸)のままではダメらしいので
確認しておいてよかったです。
書面郵送が必要なところもあったので、
早めに問い合わせるのがおすすめです。
iDeCoの管理
委託している証券会社によって違う可能性がありますが
私の場合は日本で雇用されなくなるので
新たに運用することが不可、とのことでした。
手続きして保管だけしてもらってます。
もともとまだしばらく引き出せない運用ですが
無くなっちゃうのは嫌なので問い合わせしてみてください。
たびレジ登録
暴動が起こる可能性があるから近づくな、などの
お知らせメールが届きます。
夫も職場の同僚とこういう世間話をしないらしい
(研究の話ばっかりだそうな)
ので情報収集は大事です。
マストじゃないけどおすすめなこと
国際免許の取得
期限は1年ですが、一応取得しました。
今の所、一度も運転してません。笑
身分証明書としてはあまり機能しません。
イギリスの場合は外国人は
BRPカードかパスポートが求められます。
卒業証明書の取得・名義変更
これは私の個人的な反省です。
エディンバラでバイトをしようかと思って、
面接で採用されたのですが、
学歴証明書を提出するように言われました。
結局ここで働くのはいろいろあってやめたんですが、
私の大学の卒業証明書が旧姓のままなのにここで気づきます。
選択的夫婦別姓はまだか。
大学ホームページを見ると
戸籍謄本を大学に提出する必要がある
(本籍は夫の実家にしてあって私の実家からは離れてる)
とか、郵送か窓口か、などなどいろいろ面倒そう…
海外で就職するかもしれない場合は
卒業証明書(+必要であれば英文翻訳)の用意をおすすめします!
賃貸の火災保険の解約
これも個人的な反省。
賃貸契約をしていた時の火災保険の満了前に退去したので
一部お金が返ってきました。
マイページにログインしようとするも
登録してる電話番号にかかってくる、という本人認証…
電話番号は保持してるけど、着信できない。
マイページにログインできないので電話番号も変更できない。
ログインできない場合の電話窓口の営業時間が
絶望的にイギリス時間と合わないんです。
夜更かし頑張って電話して5,000円くらい返ってきましたが
日本でやってくればよかった…
契約されている会社さんによって違うかと思いますが
電話で問い合わせないといけない系はぜひ日本にいるうちに。
日本の電話番号を維持するかの決断
私は2年後どうなるかわからず、
一応電話番号をキープすることにしました。
日本通信合理的プランのeSIMを使ってます。
日本のサービスの認証でSMSを受け取らないといけない時が
たびたびあるので月額290円払ってます。
夫は自分で楽天モバイルを契約したままです。
夫婦で別の契約だといざという時にリスクヘッジできます。
サブスク系の解約
Amazonプライムは日本のアカウントとイギリスアカウントは別です。
日本のプライムとイギリスのプライムだと
観られる映画のラインナップが違ったりしますが、
配達のメリットなどは無いので精査しましょう。
Amazon firestickのアプリ管理
Nord VPNを firestickに入れてTVerなどを観ています。
でもセットアップが大変だった(夫がやってくれました)ので
日本でアプリをダウンロードしてくるのがおすすめ、とのことです。
イギリスに来てから日本のアプリを入れようとすると
VPNをつないでからのダウンロードになったりするので
まずTVerなどのアプリを日本で通常の接続環境で
ダウンロードする方が断然楽です。
(私は今もどうやってるのかいまいちわかってません。)
医療保険の確認
独身時代から入ってる医療保険を継続しています。
一応保険会社に確認して、海外でも入院などしたら適用になる、とのこと。
海外旅行保険の長期用に加入することも考えたのですが、
めちゃくちゃ高いんですよ、これが。
2人で入ろうとすると年間50万円〜100万円かかります。
(ご自身の状況で試算をお願いします)
しかも2年間だともちろん倍額です。
海外学振のお給料、年間約750万円…
保険にどれくらいかけるよ…
というわけで私は自分の医療保険に入って万一に備えることに。
スコットランドは医療費無料(その弊害はいろいろあるけど)で
常用してるピルも今の所無料でもらってます。
万が一かなり重病になった場合は帰国して考えようかと思ってます。
まだアラサーな二人なので過剰な保険はいらないかも、という判断です。
企業の駐在ともワーホリとも少しずつ違うアカデミアの海外移住。
海外学振で渡航する方やサバティカルな方、フリーランスな方などなど
この体験談がどなたかの役に立ちますように。
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