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我が家の生ハムの原木 通称:ハム子

こんばんは。
ぐーちゃんの家に来てちょうど1ヶ月経ちました。
生ハムの原木です。

最初は姓名な感じで
生 ハム子 さん、と呼ばれていましたが
最近はもっぱら「ハム子」です。

ぐーちゃんは以前「ハム太郎」と名付けて
一人で夜な夜な酒のつまみに
生ハムの原木を削っていた上司に対して
命名センス無い、と言っていたくせに
それ以上にセンスが無い名前を付けられて
がっかりです。


私はASDAという日本で言うと西友的な
お手頃スーパーの出身です。
£35で、£5分のポイントがついちゃうので
日本円だと実質約5,400円。

一目惚れされちゃった

クリスマス用にぼんぼんと積まれていたところ
ぐーちゃんは初めて見た時から
気になってしかたなかったそうです。
多分運命の一目惚れってやつです。

ちなみに組み立てるスタンド付き。
本体は2.2kg。
合計重量2.5キロくらいの箱で
るんるんお持ち帰りされました。

開けたらこんな感じよ。


ぐーちゃんと旦那さんに早速開封され
極太ボルトでぐりぐり固定されましたが
この頃は肌艶が良かったです。

ラップはしてはいけない、と
同梱の指示書に書いてあったので
晒し布をかけられているんですが
乾燥は止まりません。
湿度高いはずなのになぜでしょう。

たまにオリーブオイルを
塗ったくられますが
それでもバッキバキに割れてしまって
豚肉だったのを忘れて
実は木の幹だったんじゃないか…
と思い始めてしまうくらい。


話を聞くに旦那さんは理系の研究者らしい。
でも私を袋から取り出して
もうこれ鈍器じゃん、
これで殴って全部食べたら
名探偵コナンもびっくりな完全犯罪かも、
なんて妻と笑ってたり
ちょっと夫婦揃ってアホっぽいです。


私は7ヶ月熟成されていますが
一応賞味期限は開封後1ヶ月で
2人で毎日70グラム以上食べないと
完走できない計算です。

かなりしょっぱいのでそんなに食べられないし
この夫婦ほぼ酒飲まないし
そもそも70グラムも削るのけっこうしんどい

なので1ヶ月経ってこれくらいの進捗。

減らない。
下手くそな断面。黒いところは本当に硬い。少し削るとピンクがかってくるよ。

全然減ってないやんけ。
かっぴかぴやんけ。
鰹節ちゃうねんで。


白菜とサラダにされたのはちょっといまいちだったし、
生野菜のサラダのトッピングにされるくらいしか
レパートリー開発もされず…
生春巻きに入れられたりもしたけど
プリプリのエビちゃんには勝てず…
やはりサラダのトッピングに戻る日々。


同梱の説明書に
「できるだけ薄く削った方が美味しい」
と書いてあって、それは本当にそう。
そして小さいナイフで削ってる写真が載ってたけど
ぐーちゃん的には大きいナイフで
削った方が薄ーく楽ーに切れることがわかってきたんだって。
あと上から下、だけじゃなくて
下から上、っていう方向に削ると
薄くなりやすいことも発見したみたい。

あと途中でボルトの位置を気軽に変えないのが
おすすめなんだとか。
差し直すとそこからバッキバキに割れて
取り返しがつかなくなったんだって。


生ハムとして、重さベースでもお買い得だけど
この夫婦は食料というより
私のことを「エンタメ」だと思ってるらしい。
8月のエディンバラFringeのショーを
2人で観に行くくらいのお金で
1ヶ月経った今でもまだまだ終わりが見えないくらい
楽しめてるってコスパ最強だよね。

自分で一目惚れしておいて
ぐーちゃんは浮腫みとか
旦那さんの塩分摂り過ぎを気にしてるから
人間ってよくわかんない。


今年のクリスマスもASDAに並ぶかもしれないから
見かけたらこれも経験かも?
みたいなよくわかんないノリでお迎えしてみてね!
ハム子でした〜〜

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