Calypsoというトリニダード・トバゴの音楽を知った
音楽学大学院生の週一アウトプット*15
先日、偶然他の音楽理論を調べていて、「カリプソのリズムがどうのこうの」みたいな記述を見かけ、「カリプソ…なんだっけ。なんか聞いたことあるけど…」となって調べてみた。
カリプソは、トリニダード・トバゴの民族音楽だった。以下、引用を少し。
トリニダード・トバゴは、カリブ海の小アンティル諸島南部に位置するトリニダード島とトバゴ島の2島と属領からなる共和制国家だそうで、イギリス連邦の加盟国の一つらしい。
そういう場所で、はっきりとしたビートに添えて演奏される音楽ということで、そのリズムも特徴があると言われるのは納得である。(実際に聞いてみれば尚更、そのビートとやらを感じられる。)
以下のサイトがわかりやすかったのでよく参照した。
ざっとみてみると、驚くほどたくさんの要素を含んでいることがわかる。非常に複合的で、トリニダード・トバゴといえばスティール・パン!といった薄っぺらい解釈をしてきた私はだんだんと恥ずかしくなってきた。特に、英語とクレオール語(フランス語)を融合した歌詞が歌われていたことと、その内容として初期にはグリオの民話が語られていたことにも驚いた。
カリプソ。私の頭の中に留めておきたい知財が今日一つ増えた。だいたいこういう風に知ると、最終的にYouTubeの演奏だけが記憶に残って、他の細かい情報は徐々に消えていくのが私の記憶力の残念な点だ。しかし、この音楽が他の音楽を聴いたときにふと浮かぶようなときが来るかもしれない。音楽理論のひらめきはそういう音楽的知財の独創的な繋がりによってできるのだと思いたい。
FALL
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