記事を有料にする理由
理由は単純。
本当に必要な人に読んでほしい。からだ。
noteを始める前は、プライベートのInstagramで毎日の記録をしていた。
非公開のものだったので、面識のある友人が中心だったが、段々と自宅でシュタイナー教育を取り入れたい。と思う方と顔の見えない形で繋がることが増えた。
同時に、無料で簡単に手に入る情報を求めている方が多くいることも知った。
そして、シュタイナー教育の真似事になってしまって、子どもが混乱している様子も目にした。
流し読みをして、文章に込めた想いは届かず、『私には無理だわ』とか、『シュタイナー教育ってストイックだわ』と、言って離れていった人もいる。
受け取ってもらえない辛さは悶々と積もっていった。
私は、息子が学校に行っている間や寝ている間中、授業の構成を練ったり、詩や物語の作成、フォルメンや水彩の練習や教育の勉強をしている。
それを自分たち以外の人が観たり聴いたりするようにするには、さらに万全な準備に時間もかかる。
金銭面で言っても、自宅でシュタイナー教育を行うということは、シュタイナー学校の学費よりもお金がかかる。
それは自分たちの選択なので良いのだが。
その上で、ぜひ伝えたい!と小さな会を催したとき、
『お金がかかるなら結構です。』と、言われたこともある。
私が、どんな子どもにも平等にシュタイナー教育の機会を!と願い準備してきたものは、お金を払ってまで受けとるものではなかったと言うこと事だろうかと悲しくなった。
お金はお金であってお金でない。と私は思っている。
お金は、気持ちや受け渡しを示す1つの物体だ。
大量生産を目的とした食べ物にお金を払いたいとは思わない。
丹誠込めて、汗水流し、愛を込めて育ててくれた野菜には、お金を払いたいと思う。
野菜に込められた『愛』を受け取ったので、その想いに私もお返しをしたいとおもうからだ。
人と人との関係性は受け渡しの連続だ。
一方的に渡すばかりでも受け取るばかりでは、この世界をより良く動かす『何か』は決して産まれない。
私は自分の息子を通して行っている日常の公開が、人智学やシュタイナー教育と伴に、一人でも多くの家庭へと波紋のように広がって、やがて世界がもっと素晴らしく変わっていく事を心から願っている。
だから、私は無料で流しっぱなしにはしない。
どうか、ご自身の『意志』でお読みください。
*マガジンについて
マガジンはおおよそ1日50円×平日5日間で設定しています。
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*無料記事について
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