恐怖リアクション
先日話題の映画を観に行ったのだが、隣席に私の嫌いなタイプの女がいた。恐怖のリアクションが大げさな人だ。リアクションというには早過ぎる程の先走りアクション。
おおかたの例に漏れずその淑女も、残虐シーンが始まるやいなや「無声でキャー」のポーズをキメてきた。肩をすくませ連れ合い(女性)にくっついてみたり、手で顔をおおったりするやーつ。ヤメて怖いわのやーつ。完全に歳上お姉様のこれ見よがしの姿態に興醒めしつつ、その時の俺はいやむしろ意趣返しとばかりに、本編の画づらがグロくなる程にコーラとポップコーンを口へ運びまくった。あたし全然ヘーキですけどっつって。何の意地の張り合いか。いや、だって一番の見せ場クライマックスですよ。監督の演出を目玉ひん剥き拝む場面であって、決して隣の観客を慰む時間ではない。気を散らせないで頂きたい。
私は言いたい。どうせ純粋ぶるならラブシーンの時にも大仰に恥ずかしがれよと。そこそこの色っぽシーンもあったけどそういう時はお行儀良く静まっとるんよあんた、それこそ目玉ひん剥いて(知らないけど)。そんな矛盾も含めて、何となくMっぽい女がやりがちな悪癖なのではと推察。怖がる自分を表さずにいられない顕示欲求。
と、note、まずは嫌いなタイプについて書いていきたいなと思う。箸、じゃない、筆が止まらないから。余談だが「嫌いな女」について語り合うバラエティたまにやるやつ、あれ好き!
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