ダークサイド?
「ホームページ見たんだけど、オタクの0番アイアン、どこで作ってるの?」
「はい、0番アイアンだけでなく弊社のオリジナルアイアンは全てBoseIronFactoryで作っておりますが・・・」
「そう言う事じゃないんだよ。どこに作らせてんの?A社?B社?」
「はぁ、どなたかもわからないのに、仕入先やOEM先の事にはお答えしかねますが、どちら様でしょうか?」
「じゃあいい。」ガチャン。
こういう電話結構ありますƪ(˘⌣˘)ʃ
ゴルフ業界に限ったことではありませんが、知識やノウハウ、情報等の形の無いものに関してはタダだと思う人は多いです。
よくイラストレーターの方が、「ちょっと書いてもらうだけなんだからタダで良いでしょ?」と言われたりするのを見ますが、ゴルフ業界にも同じようなことを考える人は結構多いです。
例えばアイアンやウェッジなどはたかだか300gの鉄の塊から作られています。先の0番アイアンに至っては、200gちょっとの鉄の塊です。
アイアンやウェッジに使う鉄の原価なんて高くなったとは言ってもトン当たり120,000円程度ですから、300g使うとしても36円。
36円の原価のものを20,000円とか30,000円、高いものだと128,000円で売っている訳ですから、そりゃあ「金の亡者」だと思っても不思議はありません(笑)
BoseIronFactoryで作っているエゾシカ角を柄にしたナイフのエゾシカの角は、牧草地にタダで転がっているものもありますから、それを8,000円とか12,000円とかで販売している私は原価率から言ったら更に金の亡者かもしれませんね(爆笑)
ただそこにはイラストレーターの人たちと同様、ノウハウもアイデアも手間も苦労も、もちろん必要なその他の原価も一切含まれていません。
先の電話はおそらく同業者によるものだと思われますが、同じ仕事をしている人でさえこうした状況です。
そりゃあ同業者でなければ金の亡者と言われても仕方ないのかもしれません。
もちろん同業者でも相手のことをリスペクトしている人もたくさん居ますし、そうした人たちがほとんどと言えます。
分からないことを分かっている人に聞くことは恥ずかしいことではありませんし、私も聞くことはあります。
自分が分からないことを他人に聞くのですから、相手の人をリスペクトして教えて頂くという気持ちになるはずです。
そうした気持ちがあれば、最初に自分の名前を名乗ることはもちろんでしょうし、年下であれ年上であれ、敬語や尊敬語を使う事は当たりまえです。
そうした当たり前のことすら出来ない同業者は、早晩潰れるのだろうなと思えば、あまり怒りに震えることも無いですね(^^
(以前は結構こうしたことで怒っていましたが・・・)
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