ゴルフのことも書いてみよう
BoseIronFactoryの最大のヒット作と言えるのが、写真のHAYABUSAウェッジ。
チャックリ・ザックリしない、そしてウェッジに求められる抜けという面では未だに大きなアドヴァンテージがあるロングセラー製品です。
現状販売しているヴァージョンとしては、HAYABUSA LimitedForgedという1本128,000円(税込み)の高いヴァージョンと、1本32,400円(税込み、近々33,000円になります)からのNewHAYABUSAウェッジの2ヴァージョンです。
どちらも基本性能としては大きく変わるところは無いのですが、LimitedForgedのほうは写真のウェッジとしては世界初の特殊なミーリング(表面加工)を施し、卓越したスピン性能を誇るウェッジとなるほか、私自身が最終的な研磨と仕上げを施し、メッキの種類も選べるという完全なるオーダーメイドとなっています。
ロフト・ライも0.5度単位で曲げてから研磨を行いますので、ロフト・ライ調整による調整痕も残らないウェッジです。
シャフトは入手可能なスチールシャフトであればどのシャフトを選んで頂いても構いませんし(カーボンシャフトの場合は差額が生じます)、グリップも入手可能なものであればどのグリップを選んでいただいても構いません。
もちろんクラブMOIマッチング®料金も込みとなっていますので、カーボンシャフトで無ければどのような仕様であっても128,000円でご購入頂けます。
New HAYABUSAウェッジのほうは、メッキは通常のサテンメッキ、フェースのスコアラインは専用のプレス型によるプレス、ロフトも48、50、52、54、56、58度と決まっているヴァージョンとなり、ロフト表示になっているため、ロフト・ライ調整は基本的に行っておりませんが、調整痕がついても良いのであれば別料金にて曲げることは可能です。
MOIマッチング®料金は入っておりませんので、MOIマッチング®をご希望の場合には新規MOI®組み上げ工賃として1本に付き5500円の工賃が発生します。
NewHAYABUSAウェッジというだけあって、このモデルは後継モデルとなります。以前は割とよく見かけるフェースミーリングを施し、もう少しお高くて2本セットで74,000円というHAYABUSAノーマルヴァージョンがあったのですが、1人でも多くの方にHAYABUSAウェッジにご興味を持って頂いてその良さを感じていただければということで、ノーマルバージョンは製造休止といたしました。
最近にBoseIronFactoryのことをお知りになった方は、やはりHAYABUSA Ironのあのバックフェースにご興味を持たれてという方が多いと思いますが、HAYABUSAウェッジのバックフェースは特に変わったところもないように見えると思います。
HAYABUSAウェッジの開発過程でも実はバックフェースに窪みを持たせ左右のミスヒットに強いクラブにするという考えはありました。
実際にいくつかのテストでバックフェースに窪みを持たせフィールドテストをしてみたのですが、左右のミスヒットよりも意図的に左右に打点を散らしたり、斜めに使って球筋をコントロールすることもあるウェッジですので、バックフェースの窪みはそうした使い方にはそぐわない部分もあることが分かりました。
ただ、初心者向けという点では窪みももちろん有効ですので、今後HAYABUSAウェッジの発展型として、HAYABUSA Iron同様の窪みを持たせるウェッジも考えにはあります。
(どんなに早くても来年にはなるでしょうが)
ただ、窪みも持たせるとなると鍛造型を新たに作ることが必要となります。BoseIronFactoryは社員1人の極小メーカーですので大メーカーのように何万本も売れることはありませんし、売れるものとも考えていませんので、鍛造型を作って販売するとなると、1本4万円位にはなります。
果たして初心者がその値段で購入するか・・・ということを考えると???が残りますので、どうなるかはまだ分かりませんね。
このようにアイアン、ウェッジ、そしてパターも作っているBoseIronFactoryなのですが、ドライバーやフェアウェイウッドに関してはまだ作っていません。
BoseIronFactoryのゴルフブログやFacebookをご覧の一部の方には既にお話をしておりますが、BoseIronFactoryでは今、ドライバーの製造に向けて少しづつではありますが動き始めた所です。
HAYABUSAシリーズと言う、ゴルフクラブの業界でそれなりに評価はされるクラブを作ってきたBoseIronFactoryですので、普通のドライバーとは一味違ったものにしていくつもりです。
これでようやく総合的なクラブメーカーとしてBoseIronFactoryも歩んでいく一歩目になるかと、今から楽しみです。
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