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テントあれこれ(2)

キャンプ場経営者のファルコンまつばらが実際に使っているキャンプ道具をレビュー!!
第二回目はテントの続きです!!

さて、「テントあれこれ」の第一回目はいかがでしたか?
とは言っても、1回目でご紹介したヨーレイカもPhad X3もかなり前に廃盤になっていて入手は難しいです。
ですので、今回は今も普通に入手出来て、秀逸なソロキャン向けテントのご紹介と致しましょう・・・。


3.Husky Fighter(2019年~現在)

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2019年にキャンプ場をオープンするくらいに買ったのがこちらのHusky Fighter3-4です。
Huskyと言うと多くの方はご存じないかと思いますが、1997年にチェコのプラハで設立され、ヨーロッパではそれなりに有名なメーカーのようで、軍で使っていたりNGOなどが使っているということです。

Huskyのテントの一番の特徴は軍でも使用されているというだけの事はあり、ミルスペックと言えるスペックの高さです。
フライで7,000mm、フロアに至っては10,000mmもの耐水圧ということで、「え?いくら何でもそこまではいらないんじゃ・・・」と感じてしまうくらいのスペック。

例えば、耐水圧10,000mmであれば、生地の上に1cm四方の柱を立て、柱の中に水を入れて10,000mm(10m)までの高さに入れた水の水圧に耐えられるということになりますから、7mとか10mとか普通に考えたら要らんスペックです。
こちらのHusky Fighterの実勢価格は34,800円~39,800円という感じが多いのですが、3万円台中盤から後半で、この耐水圧というのはなかなか見ないお値ごろ感がありますね。

使い勝手に関して。
設営のしやすさ:インナーテントは吊り下げ式です。
(1)袋から出して広げる
(2)ポールを3本組み立てる
(3)ポールをスリーブに通して、差し込み金具に入れる
(4)前2箇所、後ろ1箇所をペグ打ちする
(5)気が向いたら他の部分もペグ打ちする

という前回ご紹介したコールマンPhad X3とほぼ変わらないかんたん設営です。
こちらも慣れると5分はかからないかと。

スペックと設営しやすさだけでない部分のHuskyの良さですが、例えばベンチレーションの開閉が中からも外からも出来たり、スカートの巻き上げが出来たりと倍くらいする有名メーカー製テントが出来ることはほぼ問題なく出来るように作ってあります。
作り自体もかなりしっかりしていて、天幕やフロアの布の厚みも十分あります。布が厚い分重くなるのは仕方のないことで、重量は4.5kgとそこそこあります。
ただ、収納サイズとしては非常にコンパクトで、56 × 19 cmとかなり細くなります。
Huskyよりも小さいコールマンのツーリングドームSTが約直径23×54cmですから、ツーリングドームよりも若干コンパクトで100gだけHuskyが重いという形ですね。

また、耐水圧だけでなくて風にも非常に強いテントです。
2~3回目に張った翌朝は17~18mの暴風になったのですが、ペグ打ちをキチンとするだけで全く暴風にも動じないんです。
ウチのキャンプ場でのテント泊だったので、暴風が収まるまで張りっぱなしにしちゃいましたが、風が収まるまでの7~8時間、全く問題なく立っていたので、暴風テストは十分かとwww

Husky Fighterのマイナスポイントです。
前室は広いけれど、高さがないので煮炊きはやりにくい。
後室は狭くて使い勝手はあまり良くない。
Phad X3に慣れていると入り口が狭く感じる。
インナーテントの高さがもう少し欲しい。

という感じでしょうか。
最後にHusky Fighterのスペックをコピペしておきます。

サイズ:使用時 (W × L × H ) 205 × 390 × 120 cm  収納時:56 × 19 cm 重さ:収納時4.5kg 収容人数:3-4人(大人の場合は3人まで)

材質:フライシート/210Tポリエステルタフタ・PUコーティング耐水圧7000mm 撥水加工・UVカット加工、インナーウォール/190Tナイロン、ボトム/190Tポリエステルリップストップ・PUコーティング耐水圧10,000mm(ヨーロッパ規格EN ISO 5912)

セット内容:フライシート、インナーシート、本体フレーム長(×4)、ジュラルミンペグ×、キャリーバッグ、リペアーキット、1年保証付き

商品情報
UVカット 99%


次回は現在使っているテントで一番最近になって買ったFIELDOORフォークテント 280をご紹介します。

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