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せっかく自粛なので、アイアンについてこだわりをT島さんを真似てうだうだ書いてみた

日本全体に緊急事態宣言が出されましたが、そもそも人との接触がほぼ無いので、これ以上は人との接触を減らせないファルコンです。

直接の接触こそはまだありませんけれども、春になって毎日タンチョウが工房のすぐ横までやってくるので、工房の外に出るとタンチョウがすぐ目の前(2~3m位)にいてお互いにビックリすることが増えてきました。

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まったくこやつらは特別天然記念物のくせしやがって、遠慮とか恩返しとか何も考えていません。
近くに居ることを接触というのであれば、こやつらとの接触のほうがあると言っていいでしょうね・・・。←それはそれで寂しい。

そうそう、ユニバーサルゴルフさんのおかげで持っていた連載がゼロになってしまったファルコンですが、いつでもいくらでも連載出来るネタもありますので、書く仕事のオファーもお待ちしております。

もちろんゴルフクラブの仕事のオファーもお待ちしております。こんなご時世でゴルフ工房に行きにくかったり、工房が営業自粛していたりという形もあるかとは思いますが、BoseIronFactoryのMOIマッチングでは99.5%の方がお会いしたことの無い方ばかり。
メールと実際のゴルフクラブの送付で完膚無きまでガッツリ調整や組み上げがが出来ますので、濃厚接触はおろか一切接触せずに出来ますのでご安心ください。

さて、アイアンのこだわりです。

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HAYABUSA Ironや零式など、普通のゴルフ工房ではほぼ無いラインアップのBoseIronFactoryです。
こだわりにこだわり抜いて作られたモノばかりなのですが、BoseIronFactoryのアイアンに共通していることがいくつかありますので上げていきましょう。

1.MOIマッチング専用設計であること
MOIマッチング専門店なので当たり前といえば当たり前なのですが、単品で販売している零式等を含め、全てのアイアン・ウェッジはMOIマッチング専用設計となっています。
単品で販売しているのにMOIマッチング専用設計?との疑問もあるとは思いますが、例えば零式の場合でも、MOIマッチング専用設計で無く通常のスイングバランスの設計にすると、99%の方が全く打てないクラブになります。
0番アイアンでも99%の方がちゃんと打てるクラブにするためにはMOIマッチングで培ったノウハウが必要になります。
そもそもほとんどの人が打てないクラブなんて作りたくないですしね・・・。

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2.グースはほぼ無し。
2番めのこだわりはグースネックで無いことです。グースネックをMOI的に考えていくと、実は捕まりを良くするためにグースにしているにも関わらずそれほど捕まりを良くする効果は無いのではとも思えるんです。
まぁ、私の好みもあるのですが、基本ストレートネックのアイアン・ウェッジを製造しています。

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3.見た目は難しそうでも実は優しいこと。
BoseIronFactoryのお客様は上手い方も多いのですが、私みたいに上手くない人もいらっしゃいます。
上手い方でも上手くない方でもBoseIronFactoryのクラブで良くなった!!と感じていただきたいということもあって難しく見えても実は優しいクラブを作っています。

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この写真はアスリートが大好きな某社のアイアンですが、HAYABUSA Ironのトップラインの薄さには到底及びません。
ですが、実際に打ってみるとHAYABUSA Ironのほうがミスに寛容=優しい場合も多いです。
ファルコン自身が上手くは無いのですが、顔等へのこだわりが強いので見た目が難しくとも実際は優しいクラブというのが好きということもありますね。

4.ソール形状にこだわる。
ソール形状にもこだわりがあります。アイアンのソール形状はウェッジよりは重要では無いという見方もありますが、ファルコン的には全ての製造クラブでソール形状は最も大切なものだと考えています。
グリップが唯一の身体との接点であるというのはよく言われる事ですが、ソールは芝や地面と接する唯一の接点です。
そして、ソールはヌケの良さ、フライヤーのしにくさ、チャックリやザックリのしにくさ、ダフった時にどのような挙動となるのかといった点で非常に重要です。
そしてもちろんそれらは優しさにも繋がります。どういったソール形状が良いのかということはそのクラブの使われ方にもよるのですが、基本リーディングエッジを丸めるという事は優しさ、使いやすさに繋がる部分ですので、全てのクラブで行っています。

5.出来る限の長い番手のラインアップにこだわる。
0番アイアンだけで5種類のヘッドのラインアップを誇るBoseIronFactoryですが、その5種類全てが0番からPWまで揃うというこだわりです。
BoseIronFactoryのラインアップの中で唯一0番が揃わないのが、JCM-02という中空マッスルのモデルだけ。
このJCM-02は鍛造型が0番や1番に対応していないので、2番アイアンからのラインアップとなっていますが、逆に言うと1SKUだけ2番からでほかは全て0番から揃えられるというマニアックと言うか変態な設定です(2番からあるというだけでも十分変態ですが)。
全てMOIマッチング専用設計ですから、0番アイアンでも打ててしまうということもありますが、BoseIronFactoryがIron(アイアン)のFactory(工場)である以上は出来得る限り番手の選択肢は多いほうが良いと考えているので。
製造効率の点からアイアンメーカーで「5番からしか作りません」とかもありますけど、私みたいにロングアイアンのラインアップが無いから仕方なく他のアイアンを選ぶという人もいるので、せめてBoseIronFactoryみたいな小回りの効くところはロングアイアンのラインアップも充実させていたいと考えています。


細かい部分のこだわりに関して言うと、まだまだ書ききれないくらいありますし、それらは全て性能のためということでもあるのですが、今日のところはこのへんで終了にしたいと思います(^^

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