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テントあれこれ(3)

キャンプ場経営者でもあるファルコンまつばらがご紹介するキャンプ道具のお話。
第3回目もファルコンが今実際に使っているテントのお話。

実は今回ご紹介するテントを買う前に某社のワンポールテントを購入したのですが、初めて張ろうとした時に壊れちゃって返品させてもらいました。
そのテントのレビューをするのはいいところが書けないので、そのレビューはせず、気に入っていて今も使っているテントのレビューをしますねwww

ということで今回ご紹介するのはFIELDOORのフォークテント 280です。

FIELDOOR フォークテント 280(2020~現在)

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このテント、私が見つけてきたテントでは無く、実はOkushumbetsuCampFieldのご利用者でバイクや自転車のライターさんでもある方が使っているのを見て、欲しくなってしまったものです(^^
その時の模様がBikeJINの11月号に書かれていますので、是非ご覧いただければと思います。
ファルコンもにゃんこもGTS1000Aという超変態バイクも出ていますので(^^

さて、オレンジのハスクのトラクターが目立ちますが、決してハスクの宣伝写真ではなくて、茶色いのがFIELDOORのフォークテント 280です。
一見して「何だよ、ごく普通のワンポールテントじゃん」という見た目ですが、実はこれワンポールテントではなくて、Aフレームとか二又ポールとか呼ばれるポールのテントです。
こちらがメーカーさんから頂いてきた構造図(以下注釈無いものはメーカーさんからお借りした画像です)。

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見た目はワンポールですが、二又になったポールがテントを支えています。
このためワンポールテントで邪魔だった中央のポールのデッドスペースが無くなって、テントの全面を有効スペースとして使えるテントです。

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二又ポールの前半分が前室、後ろ半分がインナーテントになっていますので、広い前室は高さもあってとっても使い勝手がいいです。

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(このヒゲメガネの人はファルコンじゃなくてメーカーの写真の人です。ファルコンはヒゲメガネですが、更にハゲですから。)

最大高さは175cmですから、平均的な日本人でしたら中で立つ事も可能です(ファルコンは無理ですけどね)。

設営に関してですが、これまたかなり簡単です。
(1)インナーテントを広げる。
(2)後方2箇所をペグダウンする。
(3)フライシートを被せてペグに引っ掛ける。
(4)フレームを組み立てる。
(5)フレームを持ってフライの中に潜り込みフレームを立てる。
(6)フレームの末端2箇所を差し込み金具に挿入する。
(7)インナーテントを吊るす。引っ掛ける。
(8)フライシートの前方及び側方のペグダウンをする。
※前後入り口の片方をペグダウンするとよりきれいなフォルムになります。

という感じです。
ワンポールテントと設営のやり方はほぼほぼ変わりませんが、ワンポールテントよりも圧倒的に居住スペースは広く快適で、ぶつかったりすることもありませんです。
インナーテントなしでもOKですから、コットを入れての幕としての使用ももちろんOKで、コットだけなら3つは余裕で入りますし、細めのコットなら4つ無理くり打ち込む事も可能かとwww

インナーテントは割と普通の作りで、可もなく不可もなくといった所ですが、後方にも出入り口を設けているためか、若干後方のインナーテントがたるんでしまう傾向がありますね。
不具合という程度のものではありませんが、後方の出入り口を使うことはそれほどない人のために後方の出入り口を無くし、インナーがたるまないようにしたバージョンもあったら良いなぁと思ってみたりしています。

そしてこの形のテント(ワンポールを含む三角テント)の中でも珍しい装備がスカートです。
スカートがあると雨や朝露もテントの中に入ってきにくいですし、風や虫、冷気などもかなり防げます。
価格的にもアマゾンで11,000円、楽天などでは8,800円から9,500円程度で買えると言う超コストパフォーマンスのテントですから、スカート付きなのは本当にありがたいです。

FIELDOOR フォークテント280のマイナスポイントですが、上記のインナーテントの後方部分のたるみがちょっと気になる事、そしてワンポールも二又ポールも強度上どうしてもそうなってしまうところではあるのですが、ポールが鉄なので重いという事でしょうか。
あと1万円高くなったら強度持たせたアルミポールになるかもしれませんが、1万円弱高い同型のフォークテントで幕の素材をTCに変更したバージョンもあるので、アルミポールは贅沢なのかもしれませんね。
あとは自立しない(ペグダウン必須)という点をどう捉えるかでしょうか。
風に対してはこの形のテントの中ではかなり強いほうだと思いますが、やはりHuskyやPhad X3に比べると・・・ですね。

総じて安かろう悪かろうでは無く、安くても非常に使い勝手の良いテントで見た目もカッケェーテントであることは間違いないので、キャンプ初心者であまり高いテントを揃えられないという方にもお勧め出来る良いテントです。

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ということで、最後にスペックをコピペしておきますね(^^

カラー
ライトグレー
ボルドー
ダークブラウン
ライトベージュ
サイズ
本体サイズ : (約)280cm×280cm×175cm
インナーサイズ : (約)260cm×130cm×160cm
収納時 : (約)16cm×16cm×70cm
重量(約)4.5kg
材質 フライシート : 68D ポリエステル
インナーテント: 68Dポリエステル
グラウンド : 210D ポリエステル
ポール : スチール
耐水圧 1,500mm以上


ちなみに・・・、現時点で3つのテントを持っているファルコンですが、どのように使い分けているかと言うと。

Husky Fighter:海沿い若しくは湖沿いのキャンプ場で風が強そうな場合や天気予報で風雨が強いことが予想される場合。
寒そうな場合、雪中キャンプ(でも予想最低気温がマイナス15度位まで)等

FIELDOOR フォークテント280:主に夏のまったりキャンプツーリング。

コールマン Phad X3:HuskyとFIELDOORの中間位が予想される時。

という感じでしょうか。
まぁ、簡単に言うと気分次第ってところもありますけどね(^^


次回はファルコンが持っているシュラフについて書きたいと思いますが、テント三部作を一気に書きましたので、ちょっと時間を開けて(仕事がもろもろ片付いたら)書きたいと思います(^^
それまで、暫くお待ち下さいね(^^

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