いちばんわかりやすいハヤブサと鷹狩り
ハヤブサってどんな鳥?鷹狩りって何?36のよくある疑問に答えます。
具体的な調教方法は拙著『ハヤブサ・ハリスホークを楽しむ本〜飼育・調教
・鷹狩り〜』をご覧ください。
実録調教記『ハヤブサ使い』もあります。
Q1.鷹狩りってなに?
調教した猛禽類(ワシ、タカ、ハヤブサなどの肉食鳥)を使って鳥獣を狩るスポーツです。およそ4000年前、中央アジアではじまり、17世紀のヨーロッパで最盛期を迎えたとされています。銃が登場する以前に肉を確保する手段として、また、王侯貴族や将軍の娯楽として楽しまれてきました。
写真:アラブスタイルの鷹匠と2歳のおそらくセイカーハヤブサ
Q2. ハヤブサのほかにどんな猛禽が鷹狩りに使われているの?
日本では伝統的にオオタカが用いられてきましたが、近年では米国由来のハリスホークも使われています。
写真:オオタカ (Goshawk) 木々の合間を縫うように飛べることから、山がちな日本の狩場で珍重されてきました。キジ、カモ、ウサギなどを狩ります。神経質なので初心者向けの猛禽ではありません。優れたスピードとパワーを持っています。
写真:ハリスホーク(モモアカノスリ、Harris's hawk) 北米~南米に生息する鷹です。猛禽類にはめずらしく集団で狩りをする習性があります。非常に賢いため、取り扱いを間違えると問題児になります。オオタカに比べてゆったり飛びます。
写真:イヌワシ(Golden eagle) カザフスタンで伝統的に用いられてきた大きな猛禽です。現地では遊牧民がウサギ、キツネなどを狩って毛皮を売って生計を立てています。ワシ類は力が強く危険なため、日本では狩りに用いることが禁じられています。
Q3. どんな獲物が獲れるの?
キジ、カモ、コジュケイなどを狩ります。時にはノウサギが獲れることも。
写真:キジは飛べるって知ってましたか?
写真:マガモ(オス)繁殖期以外は地味な枯草色の羽をしています。
Q4. 獲れた獲物はどうするの?
調理して人間が食べるか、鷹や猟犬に食べさせます。おいしいですよ!
Q5. 獲った獲物は鷹が持って帰ってきてくれるの?
いいえ。鷹に全部食べられないうちに、急いで走っていって、あらかじめ用意した餌の肉と交換します。その際、上手にすり替えないと鷹は獲物を盗まれたと考えるので注意が必要です。詳しい様子は『ハヤブサ使い』第五話で解説しています。
Q6. 鷹狩りの魅力って?
自分が調教した鷹が見せるダイナミックな飛行です!詳しい狩りの様子は第十一話で解説しています。自然と一体になるあの感覚は言葉では表せません。 さらに世界中の鷹匠と友達になれます!どんな写真、動画も肉眼で見る素晴らしさには到底かなわないので、どうやったら鷹狩の魅力が伝わるか頭を悩ませています。
youtubeでfalconryと検索すると、世界各国の鷹狩の様子が見られます。
Q7. ハヤブサによる鷹狩りが盛んな国は?
サウジアラビア、イギリス、アメリカです。特にサウジアラビアでは王族がハヤブサに夢中で、レースや狩りが盛んに行われています。
参考 サウジアラビアの王子が飛行機でハヤブサの座席80席を購入
Q8. ハヤブサで狩りしてる人=鷹匠なの?
わたしの知る限りでは、現在日本には2つの流派(吉田流と諏訪流)があり、認定試験に合格した人が鷹匠を正式に名乗れるようです。
わたしはどちらの団体にも所属していません。
欧米では鷹狩りをする人を総称してファルコナー(Falconer)と呼びます。
Q9. ハヤブサって希少な鳥じゃないの?
DDT(農薬)の使用により1960年代には絶滅も危ぶまれましたが、アメリカの鷹匠たちによる繁殖、野生復帰運動により現在は個体数を回復しています。
参考 The Peregrine Fund
が、生息地の環境破壊に加え、いまだに一部の国では害獣として撃ち殺されてしまうこともあり、楽観視はできません。
大自然は過酷なため、その年生まれた野生の猛禽のたった三分の一が春を迎えられます。三羽のうち二羽は飢えなどで死んでしまうのです。アメリカでは鷹匠たちがこうした若いハヤブサを捕らえ、冬の間鷹狩に使用し、繁殖年齢に達する頃に自然に返すことによって個体数の回復に寄与しました。なお、日本では野鳥の捕獲は禁じられています。
Q10. 野生のハヤブサって日本にいるの?
います。チョウゲンボウは人里近くでよく見られます。ペレグリンにもたまに遭遇します。
Q11. ハヤブサとタカとフクロウの違いは?
大まかな違いを表にまとめました。
(※フクロウの虹彩の色と活動時間の関係は俗説のようです)
Q12. どんな種類のハヤブサが鷹狩りに使われているの?
大きく分けて、草原性と岩場に住むハヤブサがいます。
写真:ペレグリンハヤブサ (Falco peregrinus)
世界に広く分布しているハヤブサです。いろいろな亜種があります。日本で見かけるのはFalco peregrinus japonensisです。海の近くの崖や森に巣を作ります。獲物を捕らえる際に見せる急降下で有名です。主にハトやカモなどを食べています。体重330g~1500g、体長34cm~58cmほどです。
写真:セイカーハヤブサ (Falco cherrug)
モンゴル~シベリアあたりの砂漠でよく見られるハヤブサです。ジリスなどを食べています。体重650~1400g、体長42.5~60.5cmほどです。ペレグリンに見られる目の下の黒いひげ(模様)はあまり目立ちません。
写真:シロハヤブサ (ジアファルコン(Gyr falcon)、Falco rusticolus)
世界最大のハヤブサです。カナダ、アラスカ、北極の寒い地方に住んでいます。海鳥や鳥、ウサギなどを食べています。体重805~2100g、体長48~65cmと大型です。知能の高さ、猟欲の強さで知られています。生息地によって真っ白に近いものから、灰色、黒っぽい個体など羽毛の色が異なります。
写真:コチョウゲンボウ(マーリン(Merlin)、 Falco columbarius)
小型のハヤブサです。北半球の平原で広く見られ、いくつかの亜種があります。ネズミや虫、小鳥などを食べています。体重165g~230g、体長25cm~33cmほどです。中世ヨーロッパでは貴婦人のための鷹とされていました。ホバリング(空中で羽ばたきながら静止すること)が特徴的です。
写真:アメリカチョウゲンボウ(アメリカンケストレル(American kestrel)、 Falco sparverius)
小さな小さなハヤブサです。南北アメリカ大陸で見られます。虫、ネズミ、小鳥などを食べています。体重80g~165g、体長22cm~31cm。ほかの大きな猛禽に食べられてしまうこともよくあります。
このほかにも様々な種類のハヤブサが使われています。
Q13. ハイブリッドファルコンって何?
異なる種類のハヤブサを人工授精させて作出した種類のことです。ジア×セイカー(ジアセイカー)、ジア×ペレグリン(ジアペレ)などが有名です。
それぞれの種類の利点(スピード、パワーなど)を合わせもった個体を作るのが目的です。ジア(シロハヤブサ)は北極圏に近い地域に住んでいるため病原菌に弱く、他の種類と掛け合わせることで病気に強いハイブリッドを作ります。
Q14. インプリントやCBって何?
孵卵器で孵化し、人の手で育てられた猛禽をインプリントと呼びます。雛が最初に見た動くものを親と認識する、いわゆる「すり込み」により、インプリント個体は人間を親と思いこみます。インプリント個体は馴れやすいと言われていますが、接し方を間違えると攻撃的になったり叫んだりする可能性もあります。対してペアレントレアード(親鳥によって育てられた個体)は本来の鷹の性質を保っています。商業的なメリットがあるため、現在購入できる猛禽はインプリント個体が多いですが、ペアレントレアード個体も入手できるようになってきているようです。
CBとはcaptive breedingの略で、飼育下で繁殖した猛禽を指します。リング(足輪)が装着されている個体がほとんどです。対してWC(wild caught)とは捕獲した野生個体のことですが、日本やイギリスなどでは野生の猛禽の捕獲は禁止されています。違法捕獲と思われる怪しい個体が流通していても買わないようにしましょう。
Q15. どんな性格?
神経質で合理的です。ずる賢いとも言われます。信頼関係がない頃は鷹匠と言えど人間を怖がって逃げ出すか、追いつめられると攻撃します。(第3話参照)犬のようには懐きません。
Q16. どんなエサを与えるの?
卵を産まなくなったウズラ(はいじゅん)の肉、オスのヒヨコ(初生雛)などを与えます。冷凍したものをペットショップから購入し、解凍して与えます。(第二話参照)
ちなみに、人間が食べる肉は血抜きがされているので、猛禽類のエサには適しません。(必要な栄養がありません)
Q17. どんな匂い?
本体は甘い漢方薬のような、養命酒みたいなにおいがします。
フンは少々生臭いですが、毎日掃除をしていれば気にならないレベルです。
Q18. 鳴き声はうるさいの?
何かに驚いたときはかなり大きな警戒音を発します。
インプリント個体は接し方を間違えるとエサ欲しさに始終鳴くようになるので、近所迷惑にならないよう注意が必要です。
Q19. どんな設備で飼えるの?
ファルコンブロックと呼ばれる鉄や石でできた止まり木に足を革ひもで繋いで飼います。詳しくは第三話で解説しています。猛禽類は足の骨が丈夫なため、正しくつなげば骨折しません。むしろ羽がほかの鳥に比べて痛みやすく、狭い鳥かごに入れると羽がボロボロになります。トヤ(後述)の際に放し飼いできる1畳~2畳程度の鷹小屋があるとなお良いです。
Q20. 寿命はどのくらい?
野生のペレグリンは13~20年、飼育下で25年生きたそうです。
小型のチョウゲンボウの寿命はそれより短く、野生の平均寿命は12年だそうです。
Q21. 値段はどのくらい?
ショップとその年の売れ行きにもよりますが、2016年の一例は
ペレグリン オス35万
セイカー オス 38万
コチョウゲンボウ 18万
アメリカチョウゲンボウ 18万
でした。
Q22. 性別はわかるの?
一般的に猛禽類はメスがオスより大きな体と足をしています。
確実に性別を知りたい場合は、血液や羽毛によるDNA鑑定をします。
写真:パーリン(ペレグリン×マーリン)のオス(左)とメス
Q23.ハヤブサが頭にかぶっている小さい帽子のようなものは何?
フード(Hood)と呼ばれている革製の目隠しです。ハヤブサが嫌う物を見て興奮しないよう、用います。訓練の様子は第四話で解説しています。ハヤブサ以外の猛禽にもフードをかぶせる鷹匠もいます。
Q24. トヤって何?
鳥類が1年に一度羽根を生え変わらせる期間のことです。換羽とも呼びます。
猛禽類は春先〜夏の終わりにかけて左右交互に一枚づつ羽根が抜けます。
新しい羽根が伸びてきている間は大事をとって運動させません。羽根が伸びきる前にぶつけてしまうと、折れたり曲がったりしてしまい、その後一年間の飛行に支障が出るからです。
写真:抜けた翼の羽
ハヤブサやオオタカは3年かけて大人の羽根に生え変わります。
若鳥は全体的にこげ茶色ですが、3年目(2回トヤを終えた後)以降はそれぞれの種類の大人の羽根の色になります。一般的に若いハヤブサの足と目とくちばしの周りの皮膚は青みがかった灰色をしていますが、大人になると黄色くなります。
写真: ハヤブサの若鳥
写真: 大人の羽根のペレグリンハヤブサ
Q25.鷹(ハヤブサ)を飼ったら狩りをさせなければいけないの?
鷹・ハヤブサを飼ってもフライトさせるかは個人の自由です。狩りをせずハヤブサでルアーリング(第八話を参照)のみ楽しんでいる人もいますが、わたしの経験では、フライトを重ねると狩りをする本能に目覚めてしまう(第九話を参照)ので、狩りをせざるを得なくなると思います。欧米では鷹をペットとして飼育することはほとんどありません。狩り(使役)目的で飼われています。
Q26. 狩りをしてよい期間と場所は?
狩猟法に準じます。毎年11月15日日の出〜翌年2月15日日没までです。
鷹は法定猟具ではないので特にライセンス等はいらないですが、法律とマナーを守った狩りをしましょう。
Q27. 狩りや訓練の途中でいなくなったりしないの?
いなくなります。なので必ず専用の発信機(テレメトリー)を足や尾羽などに装着してから飛ばします。いなくなる理由は強風、獲物を探しに、何かに驚いた、などですが、人間に育てられた猛禽類は自力で狩りを成功させられず、餓死するか野生の猛禽に襲われて死んでしまいます。発信機なしでのフライトは避けるべきです。
写真:右足に発信機を着けたペレグリンハヤブサ
Q28. ハヤブサで鷹狩りをしてみたいのだけど、必要なものは?
以下のものすべてが必要です。金銭、時間のやりくりができない状態で鷹を迎えることはオススメできません。
広い土地
・訓練用と狩場、どちらも数百m×数百mが最低限必要です。狩猟可能な地域かつ獲物がいる狩場を複数見つけておく必要があります。
自動車
・自宅から訓練場所または狩場への移動手段。ガソリン代もかかります。
時間
・初期訓練で毎日最低1時間程度、猟期の間は狩りをする時間(狩場までの距離にもよりますが半日~1日、多ければ多いほど望ましい)が必要です。日の出前に起きて、出勤前にハヤブサをルアーで運動させてから出社しているサラリーマンの方もいます。ただし、通勤前に飛ばしてハヤブサが戻ってこないと遅刻します。(第九話参照)秋~冬は夜明けが遅いことも難点です。
指導者
・足を運べる距離に住んでいる経験者を必ず見つけてください。『ハヤブサ使い』は指導者なしでハヤブサの調教を始めた記録ですが、数えられないほどの困難がありました。幸い、指導と幸運に恵まれてわたしのハヤブサは無事でしたが、調教を失敗するとハヤブサの怪我や死亡の恐れもあります。英語で書かれた調教マニュアルを参考に調教を進めましたが、書物だけでは伝えきれないニュアンス、対処できないトラブルがあり、経験者の指導なしには成功はなかったと思います。
お金
・ハヤブサの購入代金、日々の餌代(1つ170円ほどの冷凍ウズラを日に1~3羽ほど×10年以上)、道具の購入代金、ガソリン代、けがや病気の際の病院代などがかかります。
アシスタント
・不測の事態(第三話参照)でハヤブサを拘束しなければならなくなったときなどに人手があると大変助かります。わたしがアシスタントを導入するに至った事件は第六話で解説しています。
Q29.オスとメスどちらが鷹狩りに適しているの?
どちらも鷹狩りに適しています。狩りの能力差は性別より個体差(成育歴)によるところが大きいです。オスはスピードがありますが、メスはパワーがあります。大きな獲物を狙う人は体の大きなメスの鷹を選択する傾向にあります。
Q30. ハヤブサより大きな獲物を狩ることはできる?
不可能ではありませんが、危険が伴います。カモやキジ狙いなら、ペレグリンかそれ以上の大きさのハヤブサが適していると思います。チョウゲンボウで小さい鳥を狩る人もいます。
Q31. 獲物はどれくらいの確率でゲットできるの?
人間とハヤブサが協力しても獲れないことのほうが多いです。
野生のハヤブサの狩りの成功率は1~2割と言われています。
自然界は巧みに設計されており、食べられる動物の逃げ足のほうが早くできているからです。
Q32. ハヤブサの調教って難しい?その理由は?
そうですね、わたしの半生で2番目に難しかったです。
難しい理由は主に以下の3つです。
1. 猛禽類の調教に罰は禁物
猛禽類は単独で生きるので、群れで生きる動物のような階級が存在しません。犬の調教のようにボスに従わせるという考え方は当てはまらず、権威と言う概念がないので罰も理解しません。もし猛禽を叩いたりなどしたら、鷹匠のことを一生嫌いになります。
2. 猛禽のコンディションを見誤ると、死なせてしまう可能性がある
猛禽に狩りをさせるには、ほどほどに空腹である必要があります。餌と運動量をコントロールすることで体重を調整しますが、加減がすぎると命にかかわります。かと言って満腹の猛禽を放せば、お気に入りの木の上に止まって降りてこなくなるか、気の向く方角へ飛び去ってしまいます。(第六話参照)狩りにちょうどよい体重は個体や季節によって異なるため、鷹匠は感覚を身につけなければなりません。ほんの数グラム体重が変化しただけで、ハヤブサの行動が大きく異なるからです。
3. 猛禽の習性に合わせた調教方法が必要
家畜化されていない猛禽類は、本能でプログラムされた以外の行動を教えることはできないとされています。罰で行動を強制することもできません。つまり、鷹匠は猛禽が考えるかのように考え、猛禽が自らその行動(グローブに乗る、飛ぶなど)を取るよう、条件を整える必要があります。猛禽の習性、ボディーランゲージは哺乳類の家畜とは異なる点が多く、伝聞による知識だけでは対処できない事態が起こります。うっかり悪癖をつけてしまったら、矯正にとても時間がかかります。矯正しきれないこともあります。
…なぜ難しいかをかんたんに説明できないほど複雑なようです。
Q33. ハヤブサを調教する方法でタカやフクロウも調教できるの?
代謝と習性が異なるため、そっくり同じ調教方法は当てはめられません。
Q34. 競技会があるって聞いたのだけど?
2つの競技会があります。
1. フライトフェスタ
3月の第一日曜日に千葉県野田市で開催
参考 AFPBB NEWSによる2017年フライトフェスタの模様
2. ハイパースカイトライアルズ
3月の第三日曜日に埼玉県吉見町で開催
Q35. ルアーパスコンテストって何?
ハヤブサがルアー(疑似餌)を攻撃する回数を競います。ルアーパスの様子は第八話で詳しく解説しています。
youtubeでルアーパスと検索するといろいろな動画が見られます。
Q36. スカイトライアルって何?
ハヤブサが獲物を襲う技術を採点する競技です。
マウンティング(ハヤブサが上空へ昇る様子)、ポジション(上昇したあとの待機位置)、 ピッチ(最高高度)、ストゥープ(獲物目がけての急降下の角度、回数)、パースート(ストゥープの後獲物を追いかける様子)の観点から評価されます。
アメリカのユタ州で行われるスカイトライアルが有名です。
参考 Utah Sky Trials
ここまで読んでいただき有難うございました。
より詳しく知りたい方向けの本を販売しています。
『ハヤブサ・ハリスホークを楽しむ本〜飼育・調教・鷹狩り〜』
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