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2022NFAリーグ2部 最終節 Diablossa高田FCvs一条高校フトゥーロ 観戦記 ~少数メンバーで県内強豪校の育成チームを内容で圧倒するまでに成長を魅せた高田U18の選手達~

2022年シーズンのNFAリーグも全日程終わりましたね…
長かった様であっという間の18試合でした。そのうちリーグ戦現地観戦したのは13試合で観戦結果は、6勝6敗1分と半年前の開幕戦から比べてゲーム内容の良い時もあれば悪い時もあって、少数15人前後のメンバーでありながらも切磋琢磨して、チーム一丸で成長できたシーズンだったと思います。

◼️2022NFAリーグ2部結果

【戦績表】

U18NFAリーグ2部戦績表

優勝した天理高校以外は毎試合接戦を繰り広げて、昨季の県1部で大敗し続けて2部降格したシーズンより、今季はずっと成長できる環境の中で頑張れたシーズンでした!

【日程表】

U18NFAリーグ2部日程表

開幕戦は内容的に惨敗でしたが、第2節~第11節は7勝1敗2分と順調に勝点を積み上げて、来季の県1部復帰も手にかけていましたが、第12節以降は少数メンバーな上に故障者続出で、正直メンバー的に苦しんだチーム事情となりました。

【最終順位】

先に結果を言えば5位に終わり来季も県2部リーグで1シーズンお世話になる事になりました。
ただ来季の県2部リーグのチーム編成が、なかなか楽しみなチーム編成なので県1部に昇格出来ませんでしたが、ポジティブに捉えて残ったメンバーと来季からの新メンバーで闘ってほしいです!

◼️一条高校フトゥーロ戦

スタートメンバーは下記の布陣で両チーム共に1ー4ー4ー2のオーソドックスなシステムでした。
基本中の基本で攻守のバランスの取れたシステムなので、来季県1部リーグへの昇格に望みを繋ぐ勝利を目指しました。

Diablossa高田FCユース:赤/緑

【前半戦】

最終節の会場となった天理高校のグランドは縦方向が短いので、ゴールキックで相手陣内深くまで蹴り込める事もあり、ロングボールを上手く使って一条高校フトゥーロ陣内に深く押し込める展開に持ち込み、序盤から育成に定評のある一条高校の2ndチームを圧倒してゲームを進めます。

序盤からDiablossa高田FCユースのロングボールからの押し下げて戻す&底循環からの左⇔右展開で深さと幅のピッチを大きく使い、前半16分には右サイド密集のボールサイドへ一条DF陣を寄せてから、一気に左に展開して広げてゴール前でフリーを作り、受けたキャプテンの高田⑧がゴールネットにシュートを突き刺し、見事なまでの崩しで先制点を奪いました!

過去に戻れるなら今季のリーグ開幕戦の高田ユースの拙い攻撃を見ていたボクに、このチームが半年後にこんな素晴らしいゴールを魅せてくれるよ!と言いたいです。
でもきっと過去のボクは『信じられない…』と言ったでしょうね…

手前味噌と言えばそれまでですが、Diablossa高田FCユースには、それぐらい短時間で成長できる指導と出場機会を与えられるという事で、選手達にとってはメリットがめちゃくちゃありました。

対戦相手の一条高校フトゥーロのサッカーは、前線からのハイプレスでボール奪ってショートカウンターという…高校サッカーならではの戦術スタイルは、良く言えばブレずに徹底したスピードを緩めない攻撃で、悪く言えば一本調子の単調な攻撃サッカーで、高田ユースに対して押し通して来ました。

この一条のハイプレスに対して、高田ユースはCB②と⑤が開いてボール循環し両SBを高い位置に置いてロングフィードを通す事で、ハイプレスを無力化して一条の前線部隊に無駄走りさせてスタミナを奪う狙いがありました。

そして高田ユースに圧倒された前半戦で堪り兼ねた一条ベンチから出た声かけは『このまま耐えて0対1のスコアのままで良いからハーフタイムまで我慢しろ!』というものでした。
このベンチの声からしてもこの日の高田ユースの仕上がりは、最終戦にするには惜しいぐらい素晴らしいものでした!

このまま前半を終えれたら文字通り完璧なゲームプラン通りやったのですが、一条陣内でポゼッション優位であるが上に緩慢なプレーでボールロストした所を、さすが一条は見逃さずロングカウンターを受けてしまい、プレスバックの遅れから堪らず高田ユースDFが手をかけて倒してしまい、とてつもなく勿体ないPKを与えてしまいました。

前半42分このPKを一条に難なく決められて結局1対1の同点でハーフタイムを迎える事になり、このあたりは高田ユースの詰めの甘さが出た反省点になります。

【後半戦】

勝たないと昇格の可能性が低くなる高田ユースは、後半スタートから動いてSH⑦⇒⑪に交代させて、再度攻撃のスイッチを入れる為にチームを立て直して来ました!

そして、いきなりこの交代策が功を奏します!
後半始まって直ぐの47分に右サイド展開からボール受けた高田⑪が、カットインして一条ゴール前にドリブルで仕掛けてスルーパスを通すと、そのパスを高田⑳が一条DF裏を抜け出しシュートをきっちり決めて再び勝ち越しました!

この一連の流れからの崩しもアッパレで、ようやく追いついた一条を直ぐに突き放す強者のサッカーを彷彿させるものでした!
その後も高田ユースはゲーム内容で一条フトゥーロを圧倒していきます。

高田ユースは57分に右SH⑭⇒22へ交代カードを切り、更に攻撃的に出て60分にカウンターから高田⑥がフリーになるもシュートは惜しくも一条GK真っ正面に終わったり、65分には高田IH⑰が一条ゴール前にドリブルで切り込み高田⑪へパスを繋げて、受けた高田⑪はゴールライン深く押し下げてから折り返して、このパスを高田⑤はフリーでシュートしましたが、これは残念ながら枠外でした。
しかし、これもゴール期待値の高かったシーンになりました。

追加点はならずともどれもこれも素晴らしい連動した攻撃によるパス回しで、このメンバーでの高田ユース最終戦とするには惜しいぐらいパフォーマンスでした。

守備でも高田CB⑤はライン統率してハイラインでの守備対応でプレスバックも上手く行き、一条フトゥーロの苦し紛れの高田DF裏へのロングボールも、高田GK21が素早い出足で難なくカバーして、安定した攻守により勝利の瞬間へと時計の針が進むかとこの時点でボクは疑っていませんでした。

しかし終盤に向かうに連れて日没でピッチが薄暗くなり始めて、早く照明設備を点灯してくれ!と思っていたところを、ようやく点灯してくれたものの、その明るさは公式戦を闘うには非常に暗くて、観戦してる側からもボールがどこにあるかも見えない状態でした。

反対側で練習中のラグビーグランドとソフトボールグランドの照明設備は煌々と明るく照らしているのに、公式戦真っ只中のサッカーグランドは薄暗かったので私は思わず愕然としてしまいました。

そのため恐らくこれまで素早い出足でDF裏をカバーしていた高田GKも、この薄暗さにロングボール処理に出遅れたのでしょう…
84分に一条の選手に交わされボールを流し込まれ同点を許します。

ここからは勢いに乗った一条フトゥーロが前掛かりになり、冷静さを失い慌てた高田は付け込まれ、三度勝ち越しを狙いビルドアップを焦るあまりボールロストしては、瞬く間に86分、88分と続けて2失点してしまい、一条フトゥーロに痛い勝ち越し点を奪われます。

それでも高田ユースは諦めず一条陣内へ攻撃を仕掛けましたが最後までゴールを奪えず試合終了…
この最終戦に負けてDiablossa高田FCユースの来季県1部昇格の可能性はこんな悔しい形で消滅しました…

【最終スコア】


◼️あとがき

本当に悔しい負け方で個人的にもこれは納得できる筈もなく、モヤモヤした気持ちをnoteに残したのがこちらです。

同点にされて平常心を失ったのは高田ユースの選手達の未熟さなのかもしれませんが、そもそも照明さえちゃんと明るさを保ててれば…となる訳なんですよ!

この悔しさは来季の県リーグで晴らすしかありません。
来年に高校進学する受験生の皆さんと、現在高校の部活で出場機会に恵まれず、指導者に干されている選手の皆さんにお願いです。
是非、Diablossa高田FCユースに入って少数精鋭のメンバー一員として県内の強豪校を倒しませんか?

まず来年は県2部リーグの所属10チーム中3位以内に入って、再来年には県1部リーグに復帰して更なる強豪校を倒してやりましょうよ!

高校3年間を部活の一員として全国大会出場というステイタスにあまり興味がなく、単純にいちサッカー選手として成長したい!という選手達にはDiablossa高田FCユースは持ってこいの街クラブです。
ボクも年間20試合ぐらいの公式戦には応援に行くのでDiablossa高田FCユースのメンバーとして一緒に頑張ってみませんか!

【Diablossa高田ユース連絡先】

Diablossa高田U18の1週間スケジュール

最後はまた愚痴っぽくなりましたが、ここまで読んで頂いてありがとうございました!
また来年どこかの会場で観戦できる日常を取り戻せる事を祈りながら新シーズンを待ちます。

それでは、また会場でお会いした際は宜しくお願いします!

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