英語での転機①:スーパーSIM
母が英語に執着があったため、小1から田舎で初めてできたとある英語教室に通っていました。
子供心に、ちっとも効率は良くないし、勉強にもなってないと思っていました。やったのは英語の歌とフラッシュカードだけ。ABCは読めたけど、ちっとも発音もよくならず、コツも教わらないままbicycleが言えなくて、「違う」と言われてもどこが違うのかわからないし教えないので治らず、延々とバイシクルって言わされました。英会話教室なので、書く練習も読む練習もなし。中3まで通いました。よく通ったなあ。でも、他言語に対するアレルギーはなかったから、色々良い点もあったのだろう、と今では思います。
中学生の頃の私は、英語をパズルを解く感覚で解き、テストで困ることはありませんでした。フツーにそこそこの高校へ合格。しかし高校からはそうはいきません。
定期テストはなんとか点はとれたものの、実力テストでは、長文が全く読めない。幸運にも自分は理系だったので、そこまで英語は必要なく、騙し騙しでやっていました。(塾も通っていませんでした。)
高校3年になって、行きたい大学にはもう少し英語をなんとかしなくてはならなくなり、たまたま雑誌で見たスーパーSIMの通信講座を母に頼んで申し込みました。
スーパーSIM、ひと月ほどですぐに長文が読める様になりました。効果が明らかだったので、同じ理系クラスの友人にも紹介したら、彼女もすぐにマスターしてできる様になりました。ネットで調べたら今でもちゃんとあるんですね。
私が受けたスーパーSIMはどんな教材かというと、カセットテープ(!時代ですね) に意味の塊ごとに英語・日本語が交互に吹き込まれており、スラッシュで区切られた英文と日本文の書いてあるテキストを見ながら聴くというもの。聞くだけです。これにより前から英文を理解できる様になり、他には特に勉強もしていないのですが、普通に偏差値が65くらいになったと思います。
この方法は、勉強、というか辛さが一切ない、という点で私にはありがたかった(同じ雑誌には辛くなさそうな睡眠学習やアルファー波を出すマシンも出てましたが、それは親に購入を反対されました)。 和訳しなさい、構造分析しなさい、正しい単語を選びなさい等、試験みたいなことは一切ないのです。全く勉強的な頭を使わない。私は勉強したくなかったら、テープを聞いていました。勉強する気がおきなくても、テキストを開き、聞いていれば長文を読む能力が身につく。素晴らしいですね。私の英語力を根本的に変えてくれた教材です。
どうすれば読めて、どうしてできないのか、この時何となく把握できた気がします。
私の英語の勉強はこの後もまだまだ続きます。最後まで読んでくださってありがとうございました。