鍵は英語力
2021年度の受験結果がほぼ出ました。
合格した生徒さんはもちろん、思うようにいかなかった生徒さんも、塞翁が馬、何が本当にあなたにとって良いことなのか、それは誰にもまだわからないのです。だから前を向いて進んでいこう!君らの人生はまだ始まったばかりだから。
さて、今年の入試も鍵は「英語力」でした。なぜ日本人なのに英語が鍵になるのか納得いかない部分もありますが、そこは言ってもしょうがないこと。新年度の受験生に必ず薦めることを書いておきます。
ラジオ講座
どの講座でもいいです。NHKのラジオ講座を聴いてください。できれば毎日。無理でも最低週1でまとめて一週間分を。超一流の講師があなたの英語力を引き上げてくれます。ラジオ講座を聴き続けて英語力が上がらなかった人にまだ会ったことがありません。それくらいよくできています。おすすめは「ラジオ英会話」ですが、自分の好きな講座を一つ聞いたらいいと思います。
コロナのために開設されたサイトで、テキストを買わなくてもサイトにスクリプトがあり、以前よりも長期間ストリーミングで学習できます。
ラジオ講座を聞くことは、英語脳を作ること、リスニング力を上げること、会話表現に親しむことを目的にしています。ストーリーもドラマのように楽しめるのでおすすめ。
英作文
アウトプット(ライティングやスピーキング)は、通常インプット(リスニングやリーディング)の10分の1程度しかできません。逆に言えば、アウトプットを鍛えれば、インプットも効率よく強化できるという事です。英作文の力は、英文解釈の力にもなってくれるでしょう。
そうはいっても自分で英作文を添削することは、なかなか難しいと思います。ですが、独学である程度まで英作文力をつけることは可能です。今のうちに、英作文テキストでコツコツと学習しておきましょう。おすすめは、
このテキストは、かなり初歩の初歩から始まりますが、文法用語をマスターしていないと難しいです。学校の文法書の最初の方は少なくとも読んで、文法語句を確認しておきましょう。
和文英訳練習と共に、文法のおさらいをしたい中級者以上の生徒さんには、こちらがおすすめ。
安くて薄いのに内容は非常に濃い。全ての英語学習者におすすめです。
長文対策
英語が苦手なら長文対策は気合が必要です。残念ながら、私がおすすめしてきたレベル別長文問題集4の音読だけでは、共通テストで英語の得点が足りずにあなたの足を引っ張る可能性があります。
大量の長文を短時間で読むという近年の傾向が変わることはないでしょう。難関大学では文理問わず長文速読から逃れることはできません。早い時期にある程度の長文読解力を付けたら、秋くらいからは早大レベルの、さらに難解な長文に挑戦して欲しいですね。
ここで大切なのは、マスターする必要はないということです。慣れるだけでいい。なんとか最後まで時間内に読めて解ける、ということ。それが大事です。すると共通テストの英語がとても簡単に感じるでしょう。週に1回はそのような英語を読んでほしい。必ず和訳を読んで自分の理解度を確認しましょう。
今年悔しい思いをした人や新三年生、もちろん一、二年生も、今から始めよう。余裕を持って着実に力をつけていこう。
最後まで読んでくださりありがとうございました。