英語が好きか嫌いか
こんにちは。4月第1回目の授業も終わりました。新しい生徒さんと一緒にまた今年も頑張っていきます。
さて、今日は英語が苦手な生徒さんは本当は英語を好きなのか嫌いなのかについて考えてみたいと思います。
まず苦手な生徒さんは英語が嫌いだろうという前提で考えます。嫌いになる前はどうだったかというと、パターン① 好き→難しい→嫌い。パターン② 興味なし→難しい→嫌い。パターン③ 嫌い→難しい→嫌い。ずっと幼い頃から嫌いという③のパターンになるのはなかなか特殊だと思うので、多くの生徒さんが①か②ではないでしょうか。正しい方法で勉強すれば短期間で伸びるのは、だいたい①の生徒さんで、今年度もすでに効果が出ています。効果が出ていない生徒さんと比べて根本的に違うところは、「自分は小さい頃は英語が好きで、楽しんでいた」という経験や記憶です。
しかしながら、②の生徒さんは難しい。英語に対する本人の認識がガラッと変わらない限り、すぐには効果は出ません。授業がわかるようになったとか、語彙力が増えているとか、小さな変化は起こっているので、それに気づいてモチベーションを上げることができれば、成績は上がります。ですが思うように伸びない時もあるので、そのときに頑張れないこともあります。
要は、本人が本当は自分のことをできると思っているか、できないと思っているか。その違いが非常に大きいように思います。私たち教育関係者は、子供の自己肯定感を壊さないように大切に育てていかないと、特に小学生以下の小さな子供たちに関わる人たちは、親でも先生でも、責任は重大です。つい、「できてない」とダイレクトに言ってしまいがちです。一度否定的な感情が結びついてしまうと、なかなか肯定的には変えられません。
今までの生徒さんを振り返っても、パターン② あるいはもしかしたらパターン③かもしれないようなケースで英語力の向上に一番有効だったのは、「励ましの言葉」かもしれません。よく言われていることで、わかってはいるけれど、実際に自分自身の経験として身に付かなくてはなかなか得心がいかないものですね。
次回からもひたすら褒めて励まします。
読んでいただきありがとうございました。