トヨタ社長の発言は素人でもわかる『典型的な業界の終わりパターン』
唐突だか、皆さん「トヨタ」と言う会社はご存知だろうか?
知らない人はいないと思う。
では、この「トヨタ」は何の会社か知っているだろうか?
これもみんな知っているだろう。
「自動車メーカー」だ。
では、最近なにかと話題になっている「Tesla(テスラ)」と言う会社はご存知だろうか?
よく知らない方も一度は耳(目)にしたことはあると思う。
知っている方で「Tesla(テスラ)」は何の会社かご存知だろうか?
自動車、又はEVの会社と答える方が多いと思う。
正解だが、それはテスラの一部に過ぎない。
テスラのWikipediaを見ると最初に
「アメリカの電気自動車メーカー」
と書いてあるが、
二次電池式電気自動車と電気自動車関連商品、ソーラーパネルや蓄電池等を開発・製造・販売している自動車会社である
と書いてある通り、ただの自動車会社ではないく、エネルギー企業でもあるのだ。
また自動運転システムの「オートパイロット」や「世界最先端の自動車工場」なども手がけている。
会社は違うがテスラと同じCEOのスペースXは宇宙開発をしているので、横のつながりでこの宇宙開発の技術はテスラにも生かされていることは間違いないであろう。
この様に日本語しか読めない素人のぼくでも簡単にこれだけの情報は手に入る。
それなのに先日こんな記事を読んだ。
トヨタのトップがこの様な発言をまだしているので本当に驚きだ。
この記事を読んでこれは『典型的な業界の終わりパターン』の気がしてならない。
iPhoneが登場する前の携帯市場を覚えているだろうか?
日本の有名メーカーが今ある技術を集結させて、作ったモバイル端末。
当時はあの小さな端末の中で各メーカーの技術が詰まっていて、従来の携帯電話機能にプラスして音楽が聴けたりTVが観れたり、防水だったりとぼくも凄いと思っていた。
モバイルSuicaが搭載された時はかなり嬉しくて、喜んで使っていた記憶がある。
そんなモバイル端末はiPhoneが登場して以降すっかり下火になり、“ガラケー”と揶揄され、今ではその存在すら消えつつある。
日本国内ではたまに使っている人を見かけるが、近年では他の国でみかけたことは一度もない。
日本の自動車メーカーは上記のモバイル端末と同じ道を辿ろうとしている。
BEVへの舵切りが遅い上、燃料電池のサンクコストバイアスから未だに逃れられていない。
更に自動運転もまだまだなところを見ると、ぼくの様な素人の外部目線でも既に絶望的に感じられる。
日本の自動車メーカーの終わりはかなり近いのではないかと予想している。
トヨタと言う“バカでかい船”が沈むのにはそれなりに時間がかかるが、テスラがここまで大きくなった今その時間もかなり短縮されただろう。
乗船中の方は、一刻も早く海に飛び込んででも下船することをおすすめする。