着ぐるみは顔が見えないから怖いのか?
いやまぁ、具体的な調査とかアンケートとか、何か理屈がある話ではなくて、ふわっとした考察なので、その程度のものだと思って読んでくれるとありがたい。
結論から言えば、『怖がられる』率とか『可愛い』と言ってもらえる率は、着ぐるみのタイプによって異なる。
これはまぁ皮膚感覚の問題なので何とも言えないが、マスコット着ぐるみ>ケモノ着ぐるみ>美少女着ぐるみぐらいの割合で違いがあると思っている。
これってまぁ、人間のボディにどれだけ近いか……と言う意味で、不気味の谷現象に近いのかも知れない。
不気味の谷現象かどうかは脇に置くとしても、着ぐるみのタイプによってこういうのは異なるし、もっと言えば、着ぐるみの中身が寄与する部分もかなり違うと思う。
ぶっちゃけて言うと、マスコット着ぐるみの中身が男でもそれほど奇妙がられないが、美少女きぐるみの中身の性別が一致していないのは、世間的には『怖いこと』と思われても仕方ない。
と言うか、根本的なことを言えば、オタクと世間では、男の娘とか女装と言うものに対する親和性はかなり差がある。
勿論、オタクにも色んな界隈があるので一概には言えないが……
そういう意味で、"世間"と言う世界平均を考えると、顔が見えないことによる怖さって、多分、そいつの中身が男であることの怖さを、マイルドに表現しているだけなのではないか?
と言う結論になってしまうのだ。
いやまぁ、美少女着ぐるみ楽しい趣味だとは思うのだけど、なんかこう、性的な嗜好に近しい趣味ではあるので、その点が警戒されがちと言うのは確かである。
少なくとも、明治からこっちの男性の目指すべきメンタリティって、もっとマッチョな考え方であり、『可愛くありたい、可愛い姿でいたい』と言う思いが、世間的に肯定されるようになったのは、割と近年のことである。
そういう意味で言えば、『女装とかキモい』と言う言葉が言えなくなった手前、別の言い方が模索されたと言う考え方だって出来る。
勿論、こんなことは調査しようもないことだけど、『顔を隠している事が悪いんだ』と言う間違った推論で何かを改善しようとすれば、絶対によくない方向へと進むのだと思うのだ。
多分、それは去年あたりのプリキュアなりすましの一件にも繋がるのかなと。
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